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僕たち家族が川崎フロンターレを好きになった理由

現在、リーグ戦では12試合を終えて3勝4分5敗で15位と苦戦が続く川崎フロンターレ(2024年5月8日時点)。
悲願の初優勝を目指して挑んだアジアチャンピオンズリーグ(ACL)もベスト16で敗退してしまった。

そんなシーズンにも関わらず、僕たち家族はACLを含めたホーム開催試合を全て現地で観戦している。
これはフロンターレを好きになって初めてのことで、初めて観戦をした時にはまったく想像ができなかった。
1月には旅行も兼ねて沖縄キャンプにまで行ったほどで、今では一家に欠かせない共通の趣味となっている(子供達にとってはどうかは分からないが笑)。

今回は、そんな僕たち家族がなぜこれほどまでにフロンターレを好きになったのか、そのきっかけや経緯を記したいと思う。

まずは簡単に自己紹介から。
夫(30歳)である僕と妻(33歳)、長女(2歳半)、次女(5ヶ月)の4人家族。
夫婦共働きの、よくいるごく普通の家族だと思う。
妻へ、勝手に年齢を晒してしまいごめんなさい笑

僕たち家族が初めてフロンターレの試合を現地で観戦したのは、2022年8月7日の横浜F・マリノス戦。いわゆるビッグ神奈川ダービーだ(色々と意見はあるようだが笑)。
フロサポの皆さんには最も印象に残っている試合のひとつでもあるだろう。

観戦のきっかけは当時の僕の仕事だった。ある仕事でクラブの方と接点ができ、そのご縁でフロンターレのことが気になり観戦することになったのだ(実は営業活動の一環でもあった笑)。
当日は、後半ロスタイムにジェジエウ選手のヘディングゴールで勝ち越しに成功、そのまま勝利。正に等々力劇場と言える劇的な試合だった。

試合のハイライトはこちら。


しかし、実は後半終了前にスタジアムを後にしてしまっており、劇的な瞬間を観ることはできなかった。
子連れだったこともあり、シャトルバスが混み合う前に帰ろうということで後半終了前にスタジアムを出てしまっていたのだ。
ちょうどスタジアムを出たその時、場内で湧き起こる大歓声が聞こえ、帰りの道中で試合結果を確認した時の後悔は今でも忘れられない。
この試合以降フロンターレが気になり始め、結局2022シーズンは計3試合を現地で観戦した。
いわゆる3回の壁は突破したので、Jリーグが定義する「ファン」にはなっていた。

Jリーグのマーケティング関連について気になる方はこちら。


僕は元々リヴァプールが好きで海外サッカーをよく観ていたこともあり、サッカー観戦が趣味になる素養はあったのだろう。
しかし、理由はそれだけではないようにも思う。
実はフロンターレの試合を初めて現地で観戦する前、GWに実家へ帰省した際には豊田スタジアムへ、また当時は横浜市に住んでいたため日産スタジアムでも観戦しているのだ(こちらも営業活動の一環で笑)。
どちらもフロンターレが対戦相手ではなかったし、その後アウェイ遠征を除いて観戦には訪れていない。

では、そんな僕がなぜグラサポでもマリサポでもなく、フロサポになったのか?
それはフロンターレのサッカーはもちろん、選手とファン・サポーターの距離感、地域への密着度など様々な要因があった気がする。
この辺りの深掘りまで書くと壮大な作品?ができあがってしまいそうなので、機会があれば別の記事で記したい。
この場で挙げるとすると、現地で観戦した際の体験なのかなと思う。
もちろんGWに行った豊田スタジアムは約37,000人の入場者数(声出し応援なし)で雰囲気はすごかったし、日産スタジアムは声出し応援が一部解禁された試合で、平日開催ながら迫力のあるサポート、スタジアムの演出には目を見張るものがあった。
しかし、初めて訪れた等々力陸上競技場はどちらにも勝る魅力があったのだろう。
当日の試合展開はもちろん、声出し応援こそまだ解禁されていなかったものの、現地の雰囲気にすっかり魅了されていた。
これは現地を訪れないと分からないもので、改めてファン層の拡大には現地へ誘導することの重要性を実感した。
ただ、ジェジエウ選手の劇的なゴールが見られなかった悔しさもあり、次こそは!と意地になって観に行っていた感は否めない。笑

一方の妻はというと、前述のようにサッカー観戦が趣味になる素養があった僕とは違い、2022年度の段階ではそこまで乗り気ではなかった。
いま思えば半ば無理やり連れて行っていたような気がする。
妻へ、再び当時はごめんなさい笑

その後、2023シーズンはACLや天皇杯決勝を含めて計6試合を現地で観戦している。
もっとも妻は里帰り出産のため実家へ帰省しており、家族で観に行ったのは4試合だ。
本当はもっと観に行きたかったが、やはりまだ妻があまり乗り気ではなかったため、DAZNで観戦する機会が多かった。

そんな僕たち家族に転機が訪れたのは、まだ記憶に新しい天皇杯の優勝だ。
僕は現地で観戦し、優勝の瞬間に立ち会うことができた。
試合展開はもちろん、選手たちのインタビューに涙した。
その体験を帰省中の妻に話した際、普段はまったく泣かない僕が泣いたことに妻は驚きこそしていたが、どこか冷めた様子でそこまで興味を示すことはなかった。
しかし、そんな状況がその後のスポーツニュースをきっかけに一変した。
天皇杯の優勝ということもあり、普段よりも多くのニュース番組で取り上げられていたのだろう。
実家でテレビを観ていた妻は、インタビューの映像を偶然目にしたそうだ。
脇坂選手や橘田選手が涙を流して喜ぶ様子に感動し、フロンターレについて急に興味を持ったと話していた。
無類のイケメン好き?である妻は瀬川選手が推しとなった。
また、妻は結婚前にBリーグのシーホース三河が好きで現地での観戦は何度かしたことがあったそうで、とっておきの推しを見つけた妻がフロサポになるまでそこまで時間はかからなかった。
その後、帰省中はYouTubeでフロンターレチャンネルを中心に色々な動画を見ていたようで、再会した時にはすっかり立派なフロサポになっていた。

今シーズンこそは現地観戦を増やしたかった僕はというと、何かしたかといえばフロンターレ展に連れて行ったぐらいだ。
年が明ける頃にはすでに僕が何もしなくても十分なぐらい、妻はフロンターレが好きになっていた。
何がきっかけになるかは分からないもので、天皇杯優勝は本当に嬉しいタイトルであるとともに、妻をフロサポにしてくれたタイトルとして感謝している。

こんな経緯があり、僕たち家族は「サポーター」になった。
いまでは一家に欠かせない共通の趣味であり、生きがいでもある。
もちろんまだ2歳半の長女はあまり理解していないはずだが、それでもふろん太やカブレラを見つけると大喜びしてくれるし、歌と同じ感覚なのかチャントも徐々に覚え始めている。
選手の顔はほとんど全員覚え、選手一覧を見せて名前を言うと「これだよー!」と指を差して教えてくれるほどだ。
次女は等々力に響き渡るチャントを子守唄に熟睡している。笑
子供たちがこの先本当の意味でフロサポになるかどうかは分からないが、2人とも自分の意思でフロンターレが好きになってくれたらそれは最高にハッピーなことだし、そうなることを願っている。
しかし何よりも、僕たち夫婦のように生きがいだと言えるものと出会えることを願っている。

最後に
この記事を読んでくださった皆様
最後まで読んでくださりありがとうございます。
良ければ🩷を押していただけると嬉しいです!

そして、大好きな川崎フロンターレ
苦しいシーズンですが、どんな時も応援しています!
もちろん勝利がいちばん嬉しいですが、生涯の趣味に出会えたことだけでも十分です。
Allez!!!川崎フロンターレ🐬

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