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冷静さを持ち合わせる内向型だからこそ

皆さん、こんにちは。

自身の内向的な性格に悩む方、外向型な性格の方と思わず、比べてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このnoteでも、内向型の特徴についてを書かせていただいておりますが、
外向型と内向型の違い、そして脳の構造の違いをまとめてみました。

内向型と外向型との違いを一部挙げてみますと・・・

例えば、歴史の中では絶えず疫病・戦争・災害・・・など人類の存続に影響を与える機会が多い中で、
外向型の人間だけでは、正直争いは絶えなかったのではと思います。
外向型は、自己主張が強く、相手を説得させようとするだけでなく、突発的に反応しがちです。
予測不可能な事態に突発的に反応していては事態が悪化したり、争いが泥沼化したりしかねません。
対して内向型は「冷静さ」を持ち合わせています。


この違いは、脳の構造によるのです。興奮の感情の処理方法が決定的に違うのです。

内向型の人は、人の脳に流れる血流量が、外向型の人よりも多いことが判明しています。血流量が多いということは、それだけ活発に働いているという事になります。
また、活発だけでなく、「思考」に携わる部分にも、外向型の人と比べ、多く流れており、記憶したり、問題を解決したり、計画を立てたりという、内的経験に関わる部位に流れているのです。
一方、外向型は、視野や聴覚、触覚など感覚情報を処理する脳の各部へと多く流れています。

この脳の構造から、人間が自分の外側に関心を向けるか、内側に向けるかが外向型・内向型で分かれているという事がわかるのです。
内的世界に関心を寄せる内向型は、自分が知らないような事態に遭遇しても、これまでの経験に思いを巡らせて問題を解決しようとするため、冷静でいられる可能性が高いと言えるのです。

不確実性がますます増してくる現代において、内向型の持つ冷静さって重要になってくるのです。

この冷静さというのは、脳内ホルモン・ドーパミンが大きく関係しています。

ドーパミンは、食欲や性欲などの満足感をもたらす刺激に脳がさらされるたび、脳内の分泌量が増加し、さらにもう一度体験したい、とドーパミンを欲します。

内向型・外向型を問わず、私たち人間はドーパミンを渇望しています。
ただ、内向型と外向型では、必要とするドーパミンの量が違うのです。

外向型は、刺激の許容量が大きいため刺激に鈍感であり、さらなる刺激を求めることに意識が向きます。
幸せを感じるためには、ドーパミンをより多く必要とします。
一方、内向型は、刺激の許容量が少ないため、刺激に敏感で、刺激を抑えようとします。ドーパミンが多すぎると疲れてしまうため、ドーパミンが増えるのを避けるようにあらかじめプログラムされています。

このような内向型と外向型の根本的な違いは、”刺激に対する感度”であり、それは、遺伝子の違いでもあります。
内向型の人がパーティーや大人数で飲み会で疲れやすく、混雑したイベントを避ける傾向にあるのは、刺激への許容度が外向型の人と根本的に違うからなのです。

内向型は、外部に新しさを求めるというよりも内省的なタイプが多く、突進する前に全体像を把握した上で集中できる特質を持っています。
刺激を抑える遺伝子を持つ内向型が冷静で気分にむらがなく、信頼がおけるのは、ある意味必然なのです。

突進する前のこの全体像を把握する、という特徴は、
慎重、石橋をたたく、と表現すると、やや仕事上だとマイナスっぽく聞こえちゃいますよね。

でも、予測不可能な事態にも、冷静に対応する姿、気分にむらなくいられる姿でいられるってことは、とても重要な役割と言えますよね。

あなたの冷静さは、社会が、時代が必要としているのです。
だからこそ、内向型を誇りにしていきましょう!

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