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☆語る夕べ特別編☆ユーザー企業におけるSalesforce活用の実態に迫る

今回は、2024年05月02日に開催したSJAGのイベント「★特別企画★ユーザー企業におけるSalesforce活用の実態に迫る」についてのレポートを書いていきます✨
イベント中には話せなかった質問への回答や、イベントの裏話などをまとめていきます!参加いただいた方も参加できなかった方も楽しんで貰えれば嬉しいです🤗


「語る夕べ」初の特別編

今回のイベントは、今年の1月に誕生したばかりなのにも関わらず、既に大人気コンテンツへと成長した「Salesforce管理者のキャリアについて語る夕べ」初の特別編でした✨
各社の活用事例については、コミュニティイベントやオフィシャルイベントで様々発表されています。しかし発表される事例は、管理者orユーザーどちらかの目線のみで語られることが多いのが現実です。そうではなく、企業としての活用の実態を管理者・ユーザー両方の目線で赤裸々に語りあったらどうなるのか?という実験的なテーマで開催したのが今回のイベントです!
そして…色々な条件が重なった結果、ボク(rykey)の所属する企業(某投資用不動産販売会社)に白羽の矢が立ったのです💦

登壇者の超簡単な紹介と関係性

今回のイベントは、管理者とユーザー両方から登壇者を選出する必要がありました!そこで、ユーザー部門の1つであり社内での活用出会いが1番高いインサイドセールス(IS)部から新進気鋭の若手社員2名に登壇していただくことになりました。2名とも入社3年目、今年からリードナーチャリングチームとしてリードの掘り起こしをメインで担当している優秀な若手社員です。

ホントに優秀なんですよね…。優秀すぎて嫌になっちゃう(妬み)w
それに対して管理者として登壇するのはボク(rykey)ひとり。心細い…。そして正直あんまり絡んだことのない若手社員2人…。イベントが決まった時点からビビり散らかしていました💦
先ほども説明した通りIS部は社内において1番Salesforceを活用していて、Salesforceの理解度が高い組織です(かつ優秀な人が多い✨)。なので…ここ最近は放ったらかしにしていたんです。あまり深く関わってこなかったんです。なので、『そこまで関係構築出来てない!だから何を言われるか分かんない!怖い!でもイベント的にはその方が面白いよね!』と謎に一人で悶々としながらイベントに臨んでいました…。


質問への回答(いっぱいありがとう💛)

①成果を出すために分岐点となったことはありますか?

ボクがSalesforce管理者として入社したことです!
というのは少し誇大表現で、社内にSalesforce管理者という存在が生まれたことだと思います。ボクの入社前と入社後を比較すると、明らかにボクの入社後に活用度が何十倍にも上がっているので、間違いないと思います。もちろんボク(Salesforce管理者)が一人で何かをしたということではなく、Salesforce管理者という存在がいることで、要望の具現化や課題解決の効率化が進み、結果としてSalesforceを活用して成果を出すことが出来るのだと思います。

②導入時の戸惑いや苦労、導入後の定着活用について

入社時点で導入から4~5年経過していたので、横展開で新規導入した部署についての話をさせていただきます。「事例の共有」「導入目的の確認」「導入後の活用像のヒアリング」を何度も行うことを心がけました。それが苦労したことです。でも、ここを頑張ったおかげで導入後の定着活用はとてもスムーズに進んだかなと感じています。また、導入部署のリーダー格のメンバー(なるべく若い人)と密にコミュニケーションを取ったことは定着化にとても寄与しました。

③リソース不足(人員・予算)をどう対応したか

入社から4年は1人でSalesforce管理者をやっていました。現在は3名体制ですが、1名が育休中、1名が入社直後で半分トレーニング中の状況です。なので、万年リソース不足ですwただ、基本的にはスケジュールの立て方とユーザーとの調整でどうにでもなると思っています。対社内だからかもしれませんが、心理的余裕を組み込んだスケジュールを提案しても理解していただけています。

④Salesforce導入効果の測定や経営層への活用状況の報告はどのようにされていますか?

ゴメンナサイ、特に何もしていないです。Salesforceを活用して現場の業務効率を上げることで認めて貰ってる感じだと思います。

④ユーザーが改善要望をSalesforce管理者に共有してくれるようにする仕組みづくり

自分から定期的に各部署のユーザーに要望や相談の話を聞きに行くようにしています。具体的には「活用支援MTG」というのを月に1~2回、各部署ごとに行っています。大事なのはユーザーと良好な関係を構築することだと思います!関係性が出来上がれば自然とユーザー側から要望や相談を伝えてくれるようになります。頑張ってください!

⑤経営層にSalesforceでのビジネスプロセス改善/変革に関心を持ってもらう方法

経営層の業務(絶対に見るデータや承認フロー)をSalesforceに取り込むということは行いました。どうしてもExcelだったり、紙で確認したいという人は一定層いるので…。だったらせめてレポートやダッシュボードの画面を印刷してくれという方向に持っていきました。その後、レポートやダッシュボードに慣れてくれば、印刷する無駄に気づいてくれるようになるのでw
少しずつ、出来ることから取り組むのがポイントかと思います。

⑥社内でのSalesforce管理者や活用チャンピオンの育成方法

社内で勉強会を開催したのがユーザーがSaslesforceに興味を持ってくれたきっかけかなと思います。Road To Rangerという勉強会を開催して、基本的な使い方をメインでTrailheadのRANGERを目指すための勉強会を過去に開催していました。

⑦Salesforce管理者をしている上でのやりがい

・色々な人や部署と関わりながら業務改善に貢献できること
・どんどん新しいこと、知らないことが出てくること(業務も機能も)
・コミュニティで多様な人と繋がれること
この3つです!

⑧Salesforce管理者として大切にしていること

・自分から話を聞きに行くこと、そして相手を理解すること
・すべてを信じること&すべてを疑うこと(trust, but verify)
この2つです!Salesforce管理者としてというよりも、個人的に仕事をする上で大事にしていることです。

⑨Salesforce管理者をやっていて一番苦労したことは?

Salesforce管理者の役割や存在意義を理解して貰えないことや、ただの作業員として見られることが一番苦労した(今も悩み続けている)ことです。なので、相手のイメージを壊すために色々と仕掛けることが大事なのかなと思って日々頑張っています!

⑩(現場側の要望をそのまま実装するのがシステム的に困難、もしくはスマートな設計ではないと思った際に)どのような会話の工夫をされていますか?

個人的には相手の話を「聞く」「理解する」の2つを心がけています。コミュニケーションで一番大事なのは、相手の話を聞くこと、理解することだと思っています。課題を持っているのはユーザーですし、業務を理解しているのもユーザーです。アドミンとしてボクが出来るのは「選択肢を提示」することや「ゴールを調整」すること、あとは個人的に手を動かすのが好きなので「実装する」ことです。そのためには相手の話を聞くことで「業務背景を理解する」「本当の課題を掘り出す」「自分の解釈を確認する」のが必要だと思っています。

まとめ

今回のイベントは楽しかったでしょうか?ボクの現職のSalesforceの活用の実態はどうでしたか?参加していただいた方々の何かのヒントやキッカケになれていたのなら本望です💕
もちろん、社内で上手くいっているところを切り取ってお話しているので、全部が今回のイベントで話したように上手くいっているわけではありませんし、課題も山のようにあります。でも、Salesforce管理者という仕事はとても楽しいですし、大好きです!
やれること・やりたいこと・求められることがいっぱいある中で、少しでもAwesome Adminというやつに近づけるように頑張っていきますので、何卒これからもよろしくお願いします。

おまけ(Xのポスト拝借しました🙇)

これは本当にそう思う!(個人的には)全部固めて持ってこられるのは苦手なので、相談ベースで一緒に作り上げていくのが嬉しいです🥺(固めて持ってきてくれても、ちゃんと理解するために一回ぶち壊さなきゃいけないので…)もちろん、固めて持ってきてくれるのはありがたいことだと思う。し、その方がやりやすい人もいると思うので…合わせられる方が合わせればいいのかなと思ってます。

褒められた✨すごく嬉しい🤗図に乗ろう!
個人的に話すより聞く方が楽って思っているだけなんですが(w)、もしかしたら読解力とか?理解力とか?は高い方なのかもしれない…。
(子供の頃に褒められた記憶はあるし、国語の成績は良かった気がする🤔)

いつかのどこかの何かで、実現可能だからって何でも出来るようにしたらダメだよ!って習ったんですよね。当時は特に何も思ってなかったけど、Salesforce管理者をやるようになって覚えててよかったって思ってる✨
全体最適大事!!!

AI導入したいです!そのために色々頑張るぞ!

「Trust, but Verify」は、新卒入社した会社を退職する際に当時の上司から贈られた言葉で、それ以来ボクの座右の銘です。自分の性格や考え方にとても合う言葉なので、日々意識するようにしています!!!