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ひとりでロックスターになる方法 ep.final

長々とお付き合いいただきましたnoteですが、そろそろ結論を書かせてもらいたいと思います。

ひとりでロックスターになる方法ですが、本当のところそんなものはありません。

そもそも私はロックスターにはなれませんでしたし、ロックでもポップでも無いただの変態アングラシンガーでした。

結局のところ私みたいなものから教えられるものは一つもありません。
唯一あるとすれば、"ピンク歌謡を極めてもその先には光はない"ということと"さっさと友達作って4つ打ちの踊れるバンドをやれ"くらいです。

それでもなんとか自分で光を起こして足元を照らしながら進んでこれたのは、きっと自分の音楽やスタンスが好きだったからだと今は思います。

ですから、これから何かを始めようと考えている君は、どうか自分の事を好きになってください。自分のことを信用してください。それがソロのアーティストであっても、バンドの一メンバーとしても。
そして自分を主人公にしてください。主人公はきっと人生を楽しいものにしてくれます。辛く悲しい事があっても主人公は乗り越えられます。自分ではどうにもできない事も主人公なら仲間が助けてくれます。

自分を好きになる力は光を生みます。
その光は足元を照らすだけでなく、時に人を惹きつける道しるべになることもあると思います。暗い世界にいるあなたこそ、ちいさな光を灯すことで同じ暗い世界にいる人々に希望を与える事ができると思います。

どうか腐らず、自分に自信を持って、自分を愛して進んでいってください。
あなたの一番のファンはあなた自身だということを忘れないで、常に面白いことを、ワクワクすることを発信し続けてください。

私はもう音楽活動から身を引いた隠居の身。これから先どうなるかなんて、自分でもわかっていません。
しばらくは息子のために人生を捧げるつもりですが、もし万が一私が何かを仕掛ける時はまたよろしくお願いしますね。とりあえず息子が20歳になった時の約束として、私の息子vs佐伯誠之助の息子vsクリトリック・リスの3マンは実現しますので、あと18年間ほど気長に待っててください。

ただの一般人のぼやきに最後までお付き合いいただいて本当にありがとうございました。私が活動休止をしてあっという間に1年が経過しましたが、この1年間で私並みに尖ったソロアーティストが一切生まれていない事実は自分の誇りです。これから先、日本の音楽シーンがもっと狂ったものになりますように。

じゃあまた。吉岡でした。

#エッセイ #音楽 #バンドマン #リバーシブル吉岡 #ひとりでロックスターになる方法



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