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𝕊𝕋𝔸ℝ𝕋 𝔹𝕐 𝕄𝔼(服の話)連載1

洋服は好きだろうか。
洋服について語り切れないほどの想いがあるので書いて行く。

経歴というか何故服を好きになったか。
自分の人生の話しになって行くので少しつづ書く。

映画や漫画に影響され出した小学生の後半
スタンドバイミーは俺の青春の入り口で
この世界の全てだった。

小学校5年生。
何故か憧れた漫画のキャラクターが着ていた上着が最初の明確に着たい服。

当時、幽遊白書が流行っていた。 
ビックリマンシールやカードダスを買う事に心血を注いでいた何処にでも居る昭和生まれ、平成の時代の小学生だった俺は何故か冨樫義博の描く戸愚呂(弟)の着ていたジャケットがめちゃくちゃ刺さった。
小学生にはあまりにも馴染みの無い、言わば七五三の時か幼稚園の制服的な物でしか袖を通した事がない服に漠然と憧れていて、母にこういうのを着たいと言って困らせたエピソード。
これが服に一番最初に興味を持った話し。

その翌年、修学旅行に行く時初めて自分で自分のパンツを買いに行く。

もっさりブリーフで修学旅行の風呂タイムを最悪の思い出にしたくない。謎のプライドを発動した小6。来る思春期に向けてよくわらない感情になっていた。

ここから中学生に突入する。
段々と色々思い出してきた。

中学でテニス部に入りスニーカーを与えられるけど、理想と現実の差にやられる始末。

中学生の登校で履くのが登校靴という指定の白い靴とテニス部の白いテニスシューズ。

登校用のはこんなの
今見るとオシャレやんけ

この靴が嫌だった。納得いかんかった。
NIKEやら、adidasやら、PUMAやら、
もっとオシャレでカラフルなのを履きたい。

ちっとも親父に理解して貰えない俺の追い求める
理想的なオシャレに辿り着くまでこっからまだかかる。

初めて買ってもらったジーパンは苦い思い出。

モデルは不明だけどストレッチ素材のボブソンのジーンズ

レディースだった。

当時NHKで放送していた中学生日記というドラマがたまたま少し上くらいの同じ年代の子が古着のリーバイスを買いに行くシーンを見てリーバイス501を知り欲しくなった。与えられたのは身長も体重もない自分の体型に合った国産のレディースジーンズ。
酷だが当然そうなる。理想的なやつは高いし。

 わかってねーな
こういうかっこいいやつを履きたかった。
まあ、履きこなせなかっただうねど。

そんなこんなで納得のいかない着せ替え人形をやりつつも近所のヨーカドーはスポーツウェアやら
NIKEのスニーカー、NIKEのベンチコートやTシャツ、ロンT、スエットなどが並び割と充実していて
2階のファッションコーナーには今では考えられない独自の若者向けコーナーまであったりして90年代の豊かさ、良い服を若者へ着せようという感じがひしひしとつたわった。
ネック部分のデザインが凝った切り返しのカットソーやらNIKEのロゴマークがデカくプリントされたスエット等々沢山の種類を取り揃えていて非常にワクワクしたのを覚えている。


これだよこれ!!!めちゃくちゃかっこいい!!!
高過ぎて買えなかった 
同級生がゲーセンで着てて羨ましかった


こういう感じなんだけどロゴが白くて奥行きとか無いシンプルなやつが3000円くらい。服に3000円も使って良いのかとってビビりながら買ってめちゃくちゃ気に入り着まくってた。

ここから雑誌の通販コーナーへの話に突入したいのだが切りがいいのでまた次回に

しかし、人間の記憶ってすごいな。

to be continued

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