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さいこうの贅沢。

すいようびの午前11時。

眠気も抜けて、世間がお仕事モード全開な時間に

私は息子とお昼寝。

もっちもちのほっぺをシーツにつけて、

口先をとんがらせて、

ぐーぐーと気持ちよさそうに眠る。

隣に寝そべってその顔をながめる。

キッチンには朝の食器が山積みだし、

できればネットで調べ物をしようと思っていたけど、

今日はなーんにもしないで、

息子と同じ毛布にくるまる。

あれもこれも放置して。

30年、40年後の私は、

この時間をもう一度味わうためなら

きっといくらでもお金を出すだろう。

心に宿る少々の罪悪感なんかほっぽり投げて、

この時間を堪能するのだ。




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