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ストレングスインタビュー「適応性」ほんと、柔軟性を誇りに思う。その①

こんにちは、くぎです。

2年前から始めたストレングスインタビュー、第9弾です。扱う資質は、適応性。人間関係の資質で、「今を大事に」「状況に合わせて柔軟に適応する」という資質です。

お話を伺ったのは、冨田香織さん、Gallup認定ストレングスコーチです。

冨田香織さんの、プロフィールはこちらから御覧ください。

冨田さんのTOP5は、個別化、最上志向、適応性、アレンジ、学習欲です。

小さいときから、適応性ってありましたか?

診断が付けば、多動症とかつくかもと思っている。気が散るんですよね。
昔から、落ち着きがないって言われていました。色んなものに目がいって気が散る。
ストレングスって、空気を吸うように現れる価値観とか行動だとしたら、昔から落ち着きがなくて多動性が強い、一つのことに集中することは得意ではない。
幼稚園くらいからそう言われていた。「落ち着きがない」と。

私もともと、日航機墜落事故の乗客のキャンセル待ちだったんですね。その時小3だったんです。父親が、タンカー船の船乗りで、10ヶ月に1回くらいしか家に帰ってこない、ただその間に主要な港に、時々停泊することがあって、そのときは、和歌山に停泊していて、母と父に会いに行くと、ホントは羽田から伊丹まで飛行機で言って、大阪から和歌山まで電車でいく予定だったんだけど、キャンセル待ちが叶わず10時間掛けて行ったんですよね。電車を乗り継いで。
キャンセル待ちがかなっていたら、私はこの世にいない確率がかなり高いから、そのときから、小3くらいのときから、「私っていう人間は、いなかった人間なのかもしれない」っていう刹那的な感じがあって、未来にもって思いを馳せるということに、いよいよ持って興味が持てない。

だから、未来志向って低いんですよね。

そういうのが、原点にあるかもしれない。「今日を精一杯活きる」的な「明日はないかもしれない」というのが。

なので、目標を決定することは、どちらかというと、苦手。

僕の前に道はない。僕の後ろに道は出来る。

”僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る”(高村光太郎)

っていう言葉が、小学校の卒業文集に書いてあって、小6のときにそのとおりだなって

目標を決めるっていうのは、あまり意味がないって小学校くらいから思っていて、今日の積み重ねでそれが1年立ったら、後ろを振り返ったときに、「あ〜、ここまで来たんだな」
そういうものが、人生だろうと思ってましたよね。

ピアノを4つから22までやっていたんですけど、常に先生が、合格だとか次のベージ次のページって1冊の本をやっていくんですけど、常に難しくなるから常に苦しいんですよね。
別にピアノってどこがゴールとかどこが目標とかあるようでない世界だから。
ただ、1年習っていて、この1年で10ページ、10曲前に進んだねってなった時は、10曲前の楽譜とか見ると超簡単じゃんって自分で気づく、だから成長ってそんなもんだろうし、日々も毎日毎日、一歩レベルの高いものに挑戦し続け、過去と比較したときに成長したかを感じるものであると思っていました。

目標を決定することは、どちらかというと、苦手

●目標を決定することは、どちらかというと、苦手ということですが、仕事とかでは、目標を立ててこられたのではないですか?

前職の2008年から2018年までプルデンシャル生命保険というところにいたんですけど、アメリカの会社ってめちゃくちゃ有りたい姿とかビジョンとか、目標とかを語らせるわけですよ。 「どうなりたいの?」みたいな、「別になりたいものありません」みたいな、「そんなこと言わないで」とか。

とにかくそういうのを書かせるんで、無理やりトレーニングさせられたというか。
例えばって話でよく言われるのは、走り高跳びで、走り高跳びの選手が棒がある状態で飛ばせると2メートル40センチとか飛べますと、じゃあ、バーを外して目標がない状態にして、バーが有ると思って思いっきりとんでみろって、飛んでもらったけれど、結局バーが有る状態よりも低い高さしか飛べない。
したがって、人間っていうのは、なにか見える目標、意識できる目標っていうのがだいじなんだよって話で。ここまでやりたいっていう目に見える、なんとか届くっていうそういう目標値を立てることがあなた自信の成長につながるという教育を徹底的にさせて、目標は立てるようになりましたね。訓練で無理くりやれるようになりましたね。

私って、そもそも目標志向って高くないんですよ。未来志向も低いので、目標を立てたり未来に対して思いを馳せたりっていうのは、あんまり興味がないっていうか、得意ではないんです。

ただ、適応性のベースメント(弱み使い)に陥らないようにするためっていう話で、今日一日することを、机の前にこういう紙に貼っています。紙を貼って、タイムスケジュールして、それ以外のプランは立てないようにっていう風に決めるわけですね。そうしないと、今基本家で仕事をしているので、コロコロ予定が変わるわけですよ。目についたものからやりたくなって、優先順位を柔軟に変えると、その場その場の流れに応じて。

その①はここまで。その②の続きます。


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