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窓の外

窓の外を、ぼんやり眺めるのはいいものだ。

建物ひとつにしても、外観や中にいる人のことに思いを巡らせるのも面白い。

少し高い階数の窓だと、下を歩く人や、通り過ぎる車を見るのも面白い。

窓は枠で区切られている。
その枠内で見えるものをただ見ているのがいいのだろう。
傍観者の視点になれる。

テレビを見ているのとも、スマホで動画を見ているのとも違うリアルタイムで目の前にある現実だけれど、距離がある。

窓を開けるだけで、また違う世界になる。
ベランダに出ると、別の世界だ。

明日はなんとなく、窓の外をぼんやり眺めるくらいで過ごしたい。