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学校の休み時間は校庭へ強制連行?

「わたし、休み時間に毎回外で遊ぶの嫌なんだよね。教室で本を読みたいときだってある。図書室に行きたいときだってある。でも、お天気がいい20分休みと昼休みは、絶対に校庭に遊びに行かないと先生が怒るんだよ。だから雨が降るとちょっと嬉しい」


小5の娘が「ねぇ、ママぁ…あのね」と私に伝えてきた最近の思い。

これを聞いた私の頭には「?」しか浮かばなかった。


なぜか。


絶対に校庭で遊ばなきゃいけない理由は?

本を読みたい意思を否定されてまで校庭に出なきゃいけない理由は?

毎日図書室に行ってはいけない理由は?


軽く怒りを覚えた。


娘は友達と遊ぶのが苦手で校庭に行きたくないわけではない。

友達と遊びたい気分の時もあるし、ひとりで過ごしたい時もある。

わりと周りに流されず自分の世界を持っている子である。


「本を読んでいるのが好き」という娘が、学校の休み時間を先生に強制されて、行きたいくない校庭に行くのはいかがなものか。


娘が言うには「お日様に浴びないとビタミンDがつくられないって先生が言うんだよね」と。


登下校でマスク焼けしてしまうほどに、お日様に当たっている。


「私から先生に伝えてあげようか?」と言うと

「先生こわいし、そこまでしなくて大丈夫」と言う娘。


「教室に残れるのは、体調の悪い子と、前日の宿題をやってきてなかった子だけなんだよ」


「じゃあ、体育は大好きで休みたくないだろうから、体育のない日は『ちょっと足が痛いです』とか『給食を食べすぎてちょっとお腹が痛いです』とか言って教室にいればいいんじゃない?」


「それ嘘つくってことになっちゃう」


「うーん。。。嘘は方便。。。とりあえず思っていることを口に出さないとママみたいに鬱々したりしちゃうから、なんでも話してね。そして、助けてほしい時はちゃんと助けるからね」


「うん。わかった( ´∀` )」


嘘つくことを教える親もどうしたものかと自分で思うけど(笑)


子供の意思を尊重されない休み時間はどうかと思う。

担任によってなのか、学校の方針なのか。


ここで私が「娘は教室で読書をしていたい時もあるんです。強制的に校庭で遊ばせるのはやめさせてもらっていいですか」と言えば、いわゆる【モンペ】モンスターペアレントの烙印を押されるのだろうか。

伝え方にもよるのだろうけど。


息子に過去の記憶を聞くと「校庭で遊ぶ子もいたし、俺は廊下で友達とおしゃべりしてたかな。別に外に行かなくても何も言われなかったけどね」と言っていた。


じゃ、やはり担任によりみたいね。


今回娘の心の内を聞いて、不登校になるきっかけなんてそこらへんに転がっているのかもしれないと思った。

娘は自分の思いを私に吐き出して、伝えることができたけど、これが自分の心の内にしまい込んでしまう子だったらいつか心が壊れてしまうんじゃないだろうか。


そして、子供の話を聴く親の態度も重要だと思う。


自分の思いを吐き出してくれている子に対して、絶対に否定はしてはいけない。

「そうだったんだ」
「つらかったね」
「じゃどうしていったらいいかな」

傾聴し、一緒に考える。


「子供なんだから先生の言う通り外で遊びなさい」

なんて言ったりしたら、子供の心は救われない。


「ちゃんと話を聴いてもらえなかった」

っていう思いしか残らず、段々と話をしなくなってくるかもしれない。


子供が成長してきた時に、子供が親に話を色々するかしないかは、それまで親が子供の話にきちんと耳を傾けてきていたのかどうかが重要になってくるような気がしている。


話を聴いてくれない人に、話をしようなんて思わないからね。



学校が、子供の個性を潰すような場所になってほしくない。


今日は雨だから、ゆっくり読書ができるね。愛しの娘ちゃん。




最後まで読んでくれてありがとう。


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