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「HSP」×「愛着障害」=?

友人のAちゃんが旦那さんから「Aちゃんって愛着障害なんじゃない?」と言われた、という話をAちゃんのSNSで知ったのは1年前くらい。

その時にAちゃんが紹介していた書籍がこれ。


マンガもあるらしいが、売り切れていたので私はこれを読んでみることにしました。


私が「愛着障害」と「HSP」を知ったのは同じ時期くらいで、両方の情報が入ってくると同時に、似たような側面もあるような気がしてならないのでちょっと調べてみることにしました。


そして、「愛着障害」が「発達障害」として診断されているケースも多いらしいんです。


愛着スタイル診断テストをすると、私は「回避型愛着スタイル」に分類されました。本で診断テストをすることができますよ。


そして私はHSP気質でもあります。



「愛着障害」と「HSP」


「安定した愛着」これは人間が幸福に生きていく上で、最も大切なものとされています。

安定した愛着スタイルを持つことができた人は、対人関係においても、仕事においても、高い適応力を示す。人とうまくやっていくだけでなく、深い信頼関係を築き、それを長年にわたって維持していくことで、大きな人生の果実を手に入れやすい。どんな相手に対してもきちんと自分を主張し、同時に不要な衝突や孤立を避けることができる。困った時には助けを求め、自分の身を上手に守ることで、ストレスからうつになることも少ない。人に受け入れられ、人を受け入れることで、成功のチャンスをつかみ、それを発展させていきやすい。


まず、愛着スタイルが安定していないと上記のことがうまくできないということになりますよね。


HSPに当てはめてみることもできます。

対人関係においては、他人の機嫌に左右されてしまうし、仕事においては、色々な仕事が重なってしまうと焦ってしまう。

どんな相手に対してもきちんと自分を主張できない。主張したい意見はあるけれど、相手のニーズに応えなければと思うあまりとっさに言葉が出ず言えなくなっていることが多い。

困った時にも助けを出すことができない。例えば近くに同僚がいたとしても、同僚も自分の仕事があるから、とか、相手の時間を取ってはいけない、と考えてしまうと「手伝って」が言えず自分で何とかしようとしてしまう。

HSP気質を自分で理解しうまくコントロールできないと、私のように鬱になる人も少なくないと思います。

人に受け入れられ、人を受け入れることも、長い時間人といると疲れてしまうことが多いです。決して人嫌いなわけではなく、心を許せる相手と深く話すのは好きです。
私も無意識に相手に合わせて気を遣っていることが多く、大勢の食事会の後や、慣れないママ友の集まりの後などは帰宅後倒れこむほど疲弊しています。


「愛着障害」と「HSP気質」はなにか繋がりがあるんじゃないかと気になっちゃうんです。完全に持論ですが。


昨今、「発達障害」ということが盛んに言われ、それが子供だけでなく、大人にも少なくないことが知られるようになっているが、この発達の問題の背景には、実は、かなりの割合で愛着の問題が関係しているのである。実際、愛着障害が、発達障害として診断されているケースも多い。


例えば、離婚や家庭の崩壊、虐待やネグレクトも愛着障害が背景にあると言われています。


ひとりひとり、育ってきた環境は違います。愛着がその後の発達や人格形成の土台になると考えたら、いかに幼少期に親との触れ合いが大事になってくるかがわかります。


私の両親は決して毒親というわけではありませんが、一緒に寝ていたのは3歳くらいまでだと思います。
夜眠れなくて親の寝室に行っても、「こっちにおいで」と言われた記憶がありません。
そうなるとおとなしく自分のベッドに戻るしかないんですよね。
寂しい記憶として残っています。


私は今でも小5の娘と一緒に寝ます。時には腕枕をしてあげて。
お互いに体温を感じるのはとてつもない安心感があります。

娘の記憶に温かいものが残り、心穏やかに成長してほしいと思っています。


なぜ、人に気ばかりつかってしまうのか。なぜ自分をさらけ出すことに憶病になってしまうのか。なぜ、人と交わることを心から楽しめないのか。なぜ、本心を抑えてでも相手に合わせてしまうのか。なぜ、いつも醒めていて何事にも本気になれないのか。なぜ、拒否されたり傷つくことに敏感になってしまうのか。なぜ、損だとわかっていて意地を張ってしまうのか。


人に気を使ったり、自分をさらけ出せなかったり、人といると疲れちゃったり、相手に合わせちゃったり。醒めてることはないかもしれないけど、いろんなことに敏感になるのはまちがいない。


これってHSPにも当てはまりますよね。

(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウンってなってる人多いと思います。


やっぱり愛着とHSPは関連がありそうだ。



「抱っこ」が大事

母が子を抱っこすることは、乳を与えることと同じくらい重要なのである。いくら栄養を与えても、抱っこが不足すれば、子供はうまく育たない。
抱っこをし、体を接触させることは、子供の安心の原点であり、愛着もそこから育っていく。抱っこをすることで、子供から母親に対する愛着が生まれるだけでなく、母親から子供に対する愛着も強化されていく。何らかの理由で、あまり抱っこをしなかった母親は、子供に対する愛着が不安定になりやすく、子供を見捨ててしまう危険が高くなることが知られている。


自己肯定感を上げるためにも、親子の触れ合いは大切なんです。


HSP気質の人も自己肯定感が低い方が多いです。
「そのままの自分で良いんだよ」と認めてもらえるだけで、自己肯定感はあがります。無理して今の自分を変える必要ないんです。
生まれ持った気質なんですから。


ありのままを受け入れてもらう。


子供が抱っこされている時も同じ感覚なんだと思います。


「そのままの君が好きだよ。」「愛してるよ」と抱っこの触れ合いから全てが伝わってきます。


「抱き癖がつく」なんていう人の事なんて無視して、どんどん抱っこしてあげましょう。


抱っこしてあげれるのなんてほんの数年しかないんですから。


私なんて中1の息子におんぶしてもらえるようになりましたよ。
( ´艸`)

抱っこはさせてくれないけど、いやいやギューはさせてくれます。
( ´艸`)


まとめてみる

こちらのサイトもわかりやすく説明されています。


今回は私が読んだ書籍から感じたものをまとめてみました。


HSPは最近メディアでも取り上げられるようになり、知ってる方も増えてきていると思います。


でも愛着障害についてはどうでしょう?まだそんなに知られていないんでしょうか?


HSPも中々理解されずツラい時もあります。
私も人から「最近HSPってよく取り上げられてるけど、病気みたいに大げさにやりすぎだよね。気にしすぎなんじゃない。」と言われたときに、絶対に自分がHSPだなんて口が裂けても言えない…と思いました。


でもたまたま書店で手に取った本で、HSPを知ることができて、今までの生きずらさや、考え方、感じ方はおかしなことではなかったんだと安堵できました。


愛着障害も友人のSNSが無ければ知らないまま過ごしていたと思います。


幼少期の親との関りで人格形成の土台が作られると知り、自分も親としてしっかり愛情を注げていたのだろうか、足りていたのだろうかと不安になることもあります。


子供が小さいころ「抱っこ」と言われたときに、「あとでね~」「自分で歩いてね~」なんてやり過ごしてたこともあったな。と反省。


人が生きていく上で必要なのはやはり相手を思いやる「愛」なんだと思います。


私自身まだまだうまくHSPを扱えていませんが、今後の人生を生きやすくするためにはもう少し自分を見つめ直さないといけないような気がします。


今は体調を見ながら、ゆっくりと。


幼少期にちょっと寂しい思いをしたことのあるHSPさんは、ぜひ愛着障害についても調べてみると新しい発見があるかもしれませんよ。



最後まで読んでくれてありがとう。


今回のサムネ画像↓

玉三郎のイラストを使わせていただきました。
ありがとうございます。抱っこの絵にひとめぼれ。
勝手に紹介失礼します。



引用:愛着障害 子供時代を引きずる人々 岡田尊司

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