台湾留学中の失敗体験談

大家好! 日本は少しずつ涼しくなっていると聞きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?さて、第二回目となる今回は、台湾留学中の私の失敗談をお届けしたいと思います。私は現在マレーシアのクアラルンプールからベトナムのハノイに向かう飛行機でこの文章を書いており、幸い留学を終えてからも旅を続けることができていますが、台湾では、一時帰国を帰国を迫られる程度の大きなトラブルまで、さまざまな問題に直面しました。一つずつご紹介します。


①Simカードのトラブル

まずはSimカードに関するトラブルです。私は台湾に渡航前に、kkdayを通じて日本で事前にe simを購入していました。しかし、いざ台湾に到着しe simをアクティベートすると、これが全く使い物にならないのです。データ通信を利用できないのはもちろん、なぜかwifiに接続する事さえもできませんでした。原因は不明ですが、私が要項をきちんと読まず購入したために、携帯の機種が未対応だった可能性もあります(機種はiPhone 13)。e simは業者のカウンターに立ち寄る必要がなく、現地到着後すぐにアクティベートできるため大変便利ですが、リスクを伴うため正直お勧めしません。というのも、e simが使えなかったために代替のsimカードを購入しに「中華電信」という台湾の大手通信業者に出向いたところ、なんと学割があり、格安で購入する事ができたからです。私は購入時に国立台湾師範大学の学生証を提示したため割引を受けることができましたが、日本の大学の学生証を提示して割引を受けることができるかどうかは不明です。


②海外キャッシングに関するトラブル

私は日本国内でも普段決済時にデビットカードを使用しており、現金で支払うことはほとんどありません。台湾はまだまだ現金社会ではありますが、屋台等を除けばカードで決済できる場面が多いため、現金は数万円程度しか持参しませんでした。私は住信sbiネット銀行のデビットカードを所持しているのですが、海外のATMでもキャッシングが行えるため、足りなかったらその都度手数料がかからないATMで現地通貨を引き出そうと考えていたからです。しかし、手持ちの台湾元が少なくなり、ATMでキャッシングの手続きを取ったところ全く行えず、ATMを数カ所回りましたが全てのATMでリジェクトされました。原因が理解できず困惑していましたが、調べたところ、私の口座における海外キャッシングの限度額が0円に設定されていたからだと判明しました。それなら限度額を変更すればすぐ解決するよね?と思われた皆さん、大正解です。その通り、限度額を変更すれば簡単に解決することができる問題なのですが、限度額を認証する際にSMS認証が必要だったのです。住信sbiネット銀行は日本国内でのみサービスを提供していたため、海外のsimカードを利用している状態、つまり海外の電話番号で認証することができなかったのです。日本のsimカードに戻して試してみましたが、先述のe simを購入した際に日本のSIMカードをディスアクティベートしてしまったようで、日本の電話番号でも認証を行うことができませんでした。手持ちの現金が少なく現地通貨も引き出せない状態で途方に暮れ、銀行のカスタマーサービスに助けを求めましたが、当時私は身分証にパスポートしか所持しておらず、運転免許証及びマイナンバーカード、保険証しか身分証として利用できない旨を伝えられ、台湾に助けを求められる知人もいなかったため、日本に一時帰国するしかないかも、と本当に焦りました。しかし実家の父も、銀行に娘(私)が緊急事態にあり一時帰国の危機に迫られている旨を伝えてくれ、私自身ももう一度対応を懇願したところ、キャッシングの利用額の変更を特例で応じてくれました。今回は銀行側が融通を利かせてくれたため九死に一生を得ましたが、もし銀行側が応じてくれなかったらどうなっていたんだろう、と思うとゾッとします。この経験から得た教訓は、余裕を持って現金を用意することと、海外キャッシングを用いて現地通貨を引き出そうと考えている人は、渡航前にきちんと限度額や利用条件を確認しておくことです。もう一度言います、日本にいるうちに、お使いの銀行の公式ホームページを参照して確認しましょう。


③滞在先に関するトラブル

次は、滞在先に関する話です。三週間の台湾留学中、私は一週間ごとに安いホステルを点々としていました。大学の寮に入居することも考えましたが、かなり高額だったからです。一泊二千円程度の安いホステルをagodaで探し、日単位で予約していました。留学中、週末には羽を伸ばして台中た高雄などの地方都市を訪ねたいと思っており、週末の宿は直前に行き先を決めて確保していました。ある週末、非常に優柔不断な私は当日になっても行き先を決められず、滞在先のチェックアウト時間ギリギリまで部屋でのんびり次の滞在先を探していました。しかし、探していた格安ホステルはどこも売り切れで、新北市(台北の隣の市)の高額のホテルしか選択肢がなく、しょうがなくそこに移動する事となりましたが、立地が悪く古いホテルに今までの4倍の宿泊費を支払う事となり、なぜもっと早く滞在先を確保しておかなかったのかと本当に自分を責めました。私のような無計画で行動するタイプの自由人の皆さん、くれぐれも宿泊先の確保だけは死活問題なのでしっかりやりましょう。

さて、こんなところでしょうか。文章を書きながら自分のバカ加減に改めて呆れますが、皆さんが私の経験を反面教師にし、同じ失敗を避けることが出来れば本望です。

次回は、留学に限らず台湾に渡航する際に最低限知っておきたい中国語の単語やフレーズについての記事を書こうと思います!それではみなさん、have a great rest of your day♪

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