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「君が獣になる前に(第6話)」世の中こうなっちゃったから、ベッキーは高笑いするということ?

 ビスケットルームに警察の捜査が入る。しかし、毒ガスが見つからないという流れ。そして、そのガスを持って車で走ってるのがベッキーということらしい。

今回はベッキーの素性が明かされる。大臣の娘で、人を殺しても、ないことにされた過去をもつ。そして、彼女は法治国家の外に置かれるように、このミッションの周囲で銃を使いながら幾つもの悪事に手を染めていたらしい。ある意味、殺人ロボットになった大臣の娘というところ。そして、女たちは性接待の生贄としてそこに存在していたことも明かされる。しかし、ベッキーの濃い顔は、このイカれた世界に似合っている。考えれば、今の自民党周辺にも、性接待の場があって、そこが見つかったら、全てが終わる的なこともあるのかもしれない。三原○ゅん子とか今井○理子が議員をやってる意味は、そういうところの女性をまとめる係なのではないかと疑る部分もある。

まあ、それは置いといて、ベッキーの素性の話のあとは、玉城ティナの事務所のマネージャーの戸田奈緒が、玉城を売るために、彼女に性接待をさせていたということを吐露する。つまり、玉城はこのビスケットルームの看板だったのだ。彼女がそうなら、他は逆らえないという向きもあったのだろう。そう、玉城のポスターは前にあったように、街に神々しく飾られているのだから・・。確かに日本の芸能界の中で、枕営業的なことはあっただろう。そして、今もあるのかもしれない。そのくらいの度胸というかセールスをしないといい女優や歌手にはなれない時代もあったのかもしれない。だが、昨今は男たちの弱体化でそれも、2流、いや3流レベルの芸能事務所でやられる所業のような気もする。

それはともかく、その後で、北山宏光と玉城ティナの小さい時からの義兄妹的な付き合いの話が出てくる。彼らが本当の兄と妹のように心が重なっていたこと。だから、今の彼女のことを知って許せない北山は涙を流すだけしかできないつらさ。そんな北山の姿を見て、「自分の方が玉城のことが好きだ」と泣きさけぶ鳴海唯。

今回は、毒ガステロが行われる2日前。そこで、彼らが玉城のことを回想して怒りを新たにするシークエンスの回である。そして、この毒ガステロがただ何も考えずに行われたことでもないことがわかってくる。悲しみと怒りの中で、それでも美しさを隠せない感じの玉城が何故にそこに至るのかというのは大切なところだろう。

このドラマのタイトルは「君が獣になる前に」ということで、周囲にいる彼らが玉城を救うことができるのか?そして、それは日本の未来を救うことになるのか?というような壮大なものも見えてくる。性接待でなくても、国の金を勝手に自分たちのために使う輩が国を守ってる風な感じるでいる国。確かに、もはや、そんな国に愛想が尽きてテロを起こす輩がいてもおかしくはないのだ。本当に、このドラマがリアルに感じる今日この頃・・・。

こんなこと書いてると、目の前にベッキーが現れそうですよね。



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