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「ダブルチート 偽りの警官 Season1(第2話)」奨学金を肩代わりするという詐欺行為を描かれるような国になってしまった苦渋!

警官が詐欺師を行う話の2回目。今度のカモというか詐欺師は、奨学金を狙って詐欺行為を行う、塚本高史と水橋研二。IT会社の社長と就職エージェントが組んで、奨学金を肩代わりすると偽って弱い学生から金を巻き上げる詐欺師。

しかし、先週は「イップス」でお花畑の議員役だった塚本が、今週は詐欺師。それも、三流大学でイベントサークルをやっていてブイブイ言わせていたというクズ野郎役。毎週ドラマに出るのはいいが、こういう役ばかり回ってくるようになると、抜け出せない感じもしますがね・・。しかし、その前にこういう詐欺師まで出てくるような、「奨学金」はどうにかならないのか?

私も奨学金をもらっていたが、利子などつかなかったし、それなりに社会情勢も右肩上がりだったから、返すのに苦労などしなかった。ところが今は、奨学金とは名ばかりの学生ローンであり、社会に出たら、それを返せるほどの給与が出ないときている。これは、年金と同じで、国も絡んだ詐欺行為に他なりませんよね。そう考えたら、主人公の向井理が騙し返したくなる気持ちもわかりますよね・・。

そして、今回は雑誌の編集者になりすまし、塚本の大学の後輩だと嘘をつき、荒川良々を税務署職員に仕立てる。そして、「マルサがあなたを狙っている」という情報を塚本にリークするのだが、そこで、簡単に裏金があることを向井たちに教え、ドツボに落ちていくというもの。それとパラレルで共犯だった水橋と仲違いをさせその現場で揉めさせるという、結構危ない行為だが、犯人の頭の悪さを利用するという賭けという感じには見えた。詐欺師はこんなチンピラでは成立しないと言っているかのように。

結果、塚本が机に置いた5000万円をビルの下にいた荒川に投げ、塚本は捕まるという流れ。まあ、よくできてはいるが、向井の存在が気になる、警察の内田理央にはまだ勘付かれてはいないが彼女は怪しいと思いだしている。この辺りが、どんな感じで気づかれていくかがこのドラマのキモであり、向井が何故にこの行為を始めたかも大事なところなのでしょうな。

とはいえ、警察内部で、この辺りの詐欺行為がおかしいと言ってるのが、伊藤淳史、梶原善、橋本じゅんの三人って、小粒というか、なんか三人とも詐欺に遭いそうな感じですよね。そして、この間は、梶原は「Re:リベンジ」で病院の院長やってたけど、随分と高い地位の役を請け負うようになりましたよね。それだけ、老練な役者がいなくなったということでしょうが、なんかそこに寂しさも感じる。

そして、今回のお金も騙された人のところに皆帰っていくようで、それは良かったが、5000万円もの金、銀行で小切手に帰るのに疑われないのでしょうか?銀行の中にも味方がいる?


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