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「イップス(第3話)」犯人の頭がお花畑という設定は、ドラマもお花畑化させてしまうのでは?

やはり、篠原涼子が今ひとつおばさん探偵みたいで辛いな。まあ、実際おばさんなのだろうから、仕方ないのだが、和直作りした感じでも、主演女優としてのキレがないよね。あと、姿勢が悪い。役者として、これから、おばさん役に徹しようというならそれも良いが、何か中途半端。

そして、知的な雰囲気にしても、いつも通りに最終的な謎解きをしているのがバカリズムな訳で、彼の独特のリズムがあって、何とか間が持っている感じはある。そう、篠原は特にこのドラマに必要ないのだ。そして、問題のイップスも改善する状況はないしね・・。

そして、今回は七光りのバカ議員の塚本高史が、秘書の平田満を刺してしまった事件。このドラマは最初にその犯行現場が視聴者に開示されてるわけで、その真相を犯人の口からどう吐かせるのかというところが肝だと思うのだが、警察が来ると、密室の中の自殺ということになっていく。そう、いつの間にか、この密室で何が起こったかという話になっていくのだ。

結果的には、平田が塚本を庇うために自分で後から7回も自分を刺して死んだ形なのだが、そこまでして塚本を守りたい気持ちもよくわからないし、塚本にも視聴者の同情は集まらないだろうから、つまらない事件ということで終わってしまう話ですよね。このドラマ、とにかく事件の作り方、仕掛けの作り方が面白くない。完全にコナン君に負けている。何とかしてくれ!

で、この塚本のモデルって、小泉進次郎だよね。バカの言い回しが似せてあるのはわかる。まあ、最近は露出が少なくなったし、彼を出したら自民党にはいいことがないというのはわかってきたのでしょうね。あと、虫の標本がいっぱい飾ってあるのは、鳩山邦夫がモデル?なんか、この政治家像をもう少し面白く作れなかったのかね?それに呼応して、篠原が虫嫌いというのも、意味があったのかい?

そして、演じる塚本高史も、なんかブヨブヨしていて格好悪かったですよね。この役にピッタリというのは情けない感じでした。役者として生き残る気があるなら、もう一つ個性を作ってかないとね。デブはそれに特化したデブがいるのだからね・・。

ということで、3回目も終わって、事件の仕掛けの面白さが全くだめですよね。キャラ的にも、「イップス」というタイトルがうまく生きてきていない。周辺にいる、味方良介や矢本悠馬なども、もう一つキャラが上手く使われていない。あと、篠原のファションも今ひとつですよね。

さあ、4回目も見てみようとは思うが、そろそろ見切りつけたほうがいいかな?


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