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「約束 ~16年目の真実~(第4話)」話の筋はわかってきたが、真犯人がわからぬ気持ち悪さ

なかなか、私の予想だにしない方向に話が進んでいった。つまり面白いと言うことだ。そして、その予想しない方向におちいったと言うのは、主人公の中村アンも同じだろう。まさか、父親を殺人現場で見かけたという証言者が友人の佐津川愛美だったとは、そして、織田梨沙からも、父親が死んだ女子高生にまとわりついていたと言う情報も今になって得る。つまり、確実な証拠がないまでも、友人たちは、中村の父親が犯人だと疑っていたと言うことだ。これは、なかなか辛い話である。

そして、そんな話から、佐津川の父親の井上肇が、会社の存続のために、議員の山田キヌヲに裏金を渡していたと言う事実を発覚し、それをリークしようとした記者の向里裕香にも金を渡して口止めしようとして、揉めた中で突き落として殺してしまったと言うことがわかる。そんな事案が公にされる中で、佐津川の娘が誘拐される。そしてバイク便でビー玉が届く。つまり、そんな話とは別に16年前の殺人犯が警告のようなことをしてきたと言うことだ。ドラマはまだ4回目だから、ここからが本番ということでしょうね。

しかし、裏金を配るは、記者を殺しても黙ってるは、井上肇は実に臆病で迷惑な男なのだが、そんな男が監視カメラを町中につけようとしてたって、なんか、本末転倒というか、・・。その上、娘には、曖昧なものを明確に証言しろと強要し、それで、16年間、のうのうと生きていて、いまだにその議員とつるんでるとか、ひどい話である。世の中、そんなものだよねという感じがしますよね。そう、実際にこんな男はいそうだから、困ったものである。

で、捕まって、最後は留置場で首吊りとか、どれだけ迷惑なんだよ。でも、これ彼を死なせたのは警察の監視の甘さだよね。まあ、事件の真相をはっきりしないままに、捜査から手を引こうとする警察だものな。仕方ないかな。
で、岡部たかしが中村にこの事件は追うなと言いながら、その後に連続空き巣事件の捜査につけとか言っていましたが、どれだけ、危ない街なんだよとか思いませんでしたか、みなさん?

そして、話は振り出しにリセット。中村は、父親の冤罪がわかってきたものの、こういう立場は気持ち悪いですよね。そして、釈放された細田善彦とともに、今度は、細田のシナリオを読んだものを探すことになる。なかなか先が見えてきませんよね。そして、横山裕もこの流れで、中村に同情的というか、一緒に捜査をする感じになってきて、ドラマがここから本格化することは明確で、とにかく、どうなるか先を見ないではいられない展開になってきましたね。

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