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現代版・東海道中膝栗毛【13日目②】《完》
今日は、江戸の日本橋から弥次郎兵衛と喜多八が歩いてきたルートを振り返るための、分かりやすい地図を掲載した。
のべ454キロの道のりを、13日かけて伊勢神宮まで歩いたことになる。1日平均35キロの歩き旅を13日も続けるには、相当足腰が強くないと無理だろう。また、それなりの忍耐力も必要である。
今の時代を生きる私たちは、鉄道や自動車の恩恵を受けて、すっかり足腰が昔の人より弱くなった。また、忍耐力もそんなにないだろう。
昔の人には、本当に頭が上がらない。
さて、ここまできたら、伊勢神宮の参拝を終えて、再び旅に出るわけであるが、2人は、もう東海道に戻ることはなかった。
その後、京都を訪れてから大阪に向かうことになっているのだが、作者の十返舎一九によると、大和路経由で京都、大阪と巡ることにしたようである。
本来は、大和路は奈良を通るので、そのまま大阪につながっていくものなのだが、わざわざ北へ進路変更して京都、大阪の順に回ったという。
そして、これは実話ではなく、物語の世界であるから、その後の旅程は、はしょっているのである。(十返舎一九自身が京都は不案内であり、完全にフィクションである。)
というわけで、私の連載もここで一区切りとしよう。3ヶ月のご愛読、ありがとうございました。
12月の土日は、今年の自分のnoteをゆっくり振り返り、たくさんの人に見ていただいた記事などを紹介いたします。
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