ゼロからのヴァイオリンマスター(28)
いよいよ30分の練習メニューの最後の5分である。
昨日は、親指と小指が大事だという話をした。
親指については臨機応変に動かすということであったが、小指はどうだろうか。
実は、練習で小指を意識的に使っているかどうかで上達に差が出るのである。
例えば、ラの音は、D線上で小指で弦を押さえて出すのか、指で押さえずにA線を弾いて出すのか、2通りの選択ができる。
当然、A線を弾くほうが楽であるから、初心者はそっちを選ぶことが多い。
だが、それだと小指を使うことがほとんどなく、