やっぱり、餃子がすき〜
私の好きなエピソードに
「味の素冷凍餃子手抜き手間抜き論争」があります。
ご存知でしょうか?
2020年にX(旧Twitter)でトレンドワードになりました。
ことの発端は疲れて帰宅した主婦が夕食に冷凍餃子を解凍して出したところ、子供は喜んだが、夫に「冷凍食品は手抜きだ」と言われたということから始まります。
これに対して同情の声が上がります。
そこへ味の素の公式アカウントが
「冷凍餃子を使うことは、手抜きではなく、“手間抜き”です」
「冷凍食品を使うことで生まれた時間を、子どもに向き合うなど有意義なことに使ってほしい」
と反応し一気に話題となりました。
「家庭料理は妻が愛情を込めて手作りするべきだ」
こんな感覚がまだ残っているからそんな発言がでてくるのでしょうね。
この「〜べき」の呪縛は他にもあります。
「幼稚園のバッグはお母さんが手作りするべきだ」
「専業主婦なら家のことを全部やるべきだ」
「仕事で疲れていても、子供をかまってあげるべきだ」
そんなネガティブな呪縛が見え隠れする中、味の素の公式アカウントの「中の人」は「味の素の冷凍餃子は家庭で食事を作る人に代わって、従業員が手間と愛情を込めて作っている」と発信し、冷凍食品は便利だけど味はそれなり…というような既存のイメージまでも覆すことに成功しました。
このエピソードが私の印象に強く残ったのはこの「中の人」の素早い対応です。「中の人」はお子さんを持つお母さんだったみたいなのですが、X(旧Twitter)のようにどんどん流れていってしまうSNSでとっさにコメントができるということがすごいと思いました。日頃から会社でこうした意識が従業員一人一人に共有されていなければなかなかできないことです。
さて、そんなエピソードを持つ冷凍餃子ですが、
あなたはフライパン派ですか?それとも電子レンジ派?
油なし、水なしでも作れる商品も増えて本当に便利ですよね。
おっと、その前に、あなたは「焼き餃子派」?それとも「水餃子派」?
焼く、蒸す、茹でる、おでんに入れる…調理法もいろいろですし、ネットでご当地餃子を取り寄せれば本格的なお店の味を気軽に楽しめるのもいいですよね。
ところで、焼き餃子はフライパンではくっついて焦げてしまったり、皮が破れてしまったり、焼くときにちょっとコツがいります。パリッと美味しく焼くにはポイントをご紹介しておきます。
①具材から水分が出てしまうので焼く前に解凍しない。
②水ではなく、お湯を使って温度を下げずに蒸し焼きにする
③生の餃子より長めに蒸し焼きにする
④餃子がくっつかないように蒸し焼きにするお湯に少し酢を混ぜておく
チーズを足してお酒のおつまみにもいいですよね。
餃子探訪
さて、餃子の思い出といえば、ペルセウス座流星群の撮影にモンゴルまで行った時のこと。
遊牧民のゲルへお邪魔して餃子作りに参加させていただきました。
モンゴルの餃子の「あん」は日本のものよりお肉がゴロっとしています。
写真ように巾着型に「あん」を包み、最後に空気抜きに中心を少し開けておきます。
モンゴルではお正月にこの餃子を食べるとのことで、親戚一同が長老の家へ挨拶に訪れるため、そこの家のお嫁さんは1000個もこの餃子を包むのだそう…。
餃子の皮も自分たちで丸く伸ばして作ります。
いやぁ、どこの世界もお嫁さんは大変だなぁと思ったひとときでした。
この時、目分量で餃子を包んでいたら最後に「あん」のお肉が足りなくなってしまいました。その時このゲルの奥さんは、チーズの塊を出してきて、残った皮は、チーズ餃子になりました。
チーズ餃子だけでなく、餃子の具材のアレンジも楽しいです。
カレー味。
チーズとジャガイモ
キムチと豚肉
キムチとチーズ
トマトとモッツァレラ
チョコレート
などなど…
そして、餃子の皮だけでもアレンジに使えます。
ピザ生地としてトッピングをしてオーブンで焼く
マフィン型に敷き込んで具材を入れて焼く
フルーツとクリームを包んでパイ生地の変わり
細かく切って揚げておつまみスナック
などなど…
そして、タレのアレンジもまた無限。
定番の醤油だけでなく、酢醤油、おろしポン酢、マヨネーズ、トマト酢、などなど…
あなたのすきな餃子の食べ方はどんなものですか?
これだけ色々なバリエーションを作り出せる餃子だから、ホームパーティでも楽しめます。
いろいろな具材やタレを揃えてみんなでワイワイ楽しめる餃子パーティもいいかもしれません。
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