開巻有得〜「影の投影」を知る〜
「読書はためになるなあ」というお話です。
今回、考え始めるきっかけになった本はこちら。
私の頭の中では、時たま「敵」が現れて、
私の闘争心に火をつけてくれます。
彼とは結構長い付き合いでした(今は鳴りを潜めていますが)。
敵は思慮が浅く、
彼自身が一時的優越感の得るためだけに
他者を批判するキャラクターをしていて、
私に「お前に何がわかる」と思わせるのが得意でした。
ゆえに、私には
「浅慮で、自分の善性に酔うために
他者に“悪”を押し付けて攻撃しようとする」(ように見える)輩を
悪役にして殴ろうとする習性があるんだと思います。
この延長からか、「悪」に反応することがあります。
大学生くらいの時に中島義道氏の『悪について』を読んで、
まえがきに強い共感を覚えました。
他者を批判することで安心していないで、
日々「自分がどうか」を真剣に顧みていないと
いつだって自分が加害者になりうる。
加害者=「悪」は、「気を抜いているやつ」だ。
私にはこういう頭があるんだと思います。
これまでにも、ちょくちょくこういうことを書いていました。
毎日投稿することを目指して、
断片的な「思うところ」を言語化しているうちに
連続投稿66日目を迎えました。
いまの私にとって
物を書くということが何になっているかを考えると、
「自分の意見を醸成させる」こと
というのがしっくりきています。
2024年2月5日 拝
知る・学ぶ・会いにいく・対話する・実際を観る・体感する すべての経験を買うためのお金がほしい。 私のフィルターを通した世界を表現することで還元します。