マガジンのカバー画像

ひとり寺子屋

11
私は人間である。 人間に関わることで自分に無縁なものは何もないと思う。 Homo sum. Humani nil a me alienum puto.
運営しているクリエイター

記事一覧

朝活素読会に参加したときの私の頭の中 2024.2.15(2)

朝活素読会に参加したときの私の頭の中 2024.2.15(2)

今回の話題(2)日本の神様の印象
世の中には神職の人材募集もあるという話

必要な課程を履修すれば
神職への道を選ぶこともできる、という話になって
直近であった
産土神様に淡々と送り出された話を思い出したので
ちょっと浮世離れした話をしました。

これは
神様が神職に受け入れてくれるか自信がない
…というお話になるんですが

もともと
生まれた場所の産土神様(と想定している)神社が
事務職時代、職

もっとみる
朝活素読会に参加したときの私の頭の中 2024.2.15(1)

朝活素読会に参加したときの私の頭の中 2024.2.15(1)

※頭の中を吐き出しているので、まとまっておりません。

素読会にて今回輪唱(?)した一節は、

一月にも一度、
我流訳文に当時の散乱した頭の中を添えて投稿していました。
読み返すとどうにも思うところが跳ね回っています。
ちょっと自由が過ぎました。

また近々、
「『大学』を考え」たことで広がった思考をまとめて
ちゃんと調理したものを記事にしたいです。

今回の話題(1) 「一」至善に止まる

もっとみる
開巻有得〜世界へのかかわり方〜

開巻有得〜世界へのかかわり方〜

私が「自分に責任をもてている」という自負心をもって
ポジティブにアクティブをやっていた頃の頭の中を
代弁するような本と出会いました。
その内容に、「わかる!!!」と興奮状態になった
思い入れのある本がこちらです。

橋本治著『「わからない」という方法』

「わかる」ために、
自分が「わかっていない」ことを素直に認める。
それが、実務家であるためのスタート地点だと
私も思います。

この膠着状態が、

もっとみる
開巻有得〜自分を取り戻すための研究〜

開巻有得〜自分を取り戻すための研究〜

いつのまにか
自分の主導権が他に渡っていたことに気づき、

ずっと抱えていた欠乏感が膨らんで
「自分の人生を生きているという自負心」を
取り戻すことの必要性を感じていたときに、
私はこの本と出会いました。

熊谷晋一郎著
『当事者研究 等身大の〈わたし〉の発見と回復』だれにでも「苦労」はある
という言葉に、
励まされるような感覚になりました。
それがこの本を読んでの感想です。

苦労をしたいと切望

もっとみる
開巻有得〜“絶対悪”の正義と信念③〜

開巻有得〜“絶対悪”の正義と信念③〜

彼の心情を惻隠する彼の残した悔いが何だったのかを模索するにあたって
尼僧さんからいただいたヒントは、

「辻氏には理想があったはず
 でも理想に近づいていくとき
 自分自身に無意識についてしまう嘘があった」

というものでした。

彼がなぜ東南アジアに向かったのか
本書に書かれていることを簡単に要約すると、

ホー・チ・ミンと会談して
「ベトナム戦争を止めさせる」という目的があり、
まもなく訪米予

もっとみる
開巻有得〜“絶対悪”の正義と信念②〜

開巻有得〜“絶対悪”の正義と信念②〜

戦場に棲む山椒魚今回お話しするのは、
前田啓介氏著『辻政信の真実』を読んで感じた
辻さんの人物像についてです。

彼の人生を貫いていたテーゼは「戦場常在」。

私が本書を読んで辻さんに抱いている印象は、

家族からの命をかけた期待を背負い、
その責任を果たすために決死の努力をしてきたひと

です。

私はまっすぐなひとが好きなので、
彼が潔癖になるくらい真剣に大真面目に生きてきた時点で
すっかりフ

もっとみる
開巻有得〜ひとに尽くしたくなる心理〜

開巻有得〜ひとに尽くしたくなる心理〜

今回、ものを考えるきっかけになったのはこの本です。
個人的に、オオカミ(のイメージ)が好きなんです。

エリ・H・ラディンガー著 / シドラ房子訳
『狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか』三十年故郷と呼べる場所で暮らしながら
起こった出来事への嫌悪感を処理しきれずに
拒絶反応を起こした身としては、
耳の痛い先人の諫言ということになるでしょうか。
私は「これから、故郷を出てちがうものを見にいく」段階
にいる

もっとみる
開巻有得〜「影の投影」を知る〜

開巻有得〜「影の投影」を知る〜

「読書はためになるなあ」というお話です。

今回、考え始めるきっかけになった本はこちら。

私の頭の中では、時たま「敵」が現れて、
私の闘争心に火をつけてくれます。
彼とは結構長い付き合いでした(今は鳴りを潜めていますが)。

敵は思慮が浅く、
彼自身が一時的優越感の得るためだけに
他者を批判するキャラクターをしていて、
私に「お前に何がわかる」と思わせるのが得意でした。

ゆえに、私には
「浅慮

もっとみる

心照古教〜『大学』を考える〜【一】

「明徳を明らかにする」四書五経にある『大学』の出だしの一節は、こうです。

『大学』の教えの一番根幹にあるのは、
「明徳を明らかにすること」。

余談ですが、個人的にこの一文を読んだとき、
西洋占星術の地球占星術、太陽占星術を想起しました。
占星術の大家、松村潔先生が著していた『三次元占星術』は、
このジオセントリックとヘリオセントリックを掛け合わせたものでした。
本質的なものは、
いろんな分野に

もっとみる
おら東京さ行って「論語を楽し」んできただ

おら東京さ行って「論語を楽し」んできただ

7月29日、池上實相寺さんで行われている
安田登先生の「論語を楽しむ」連続講座にお伺いしてきました。
気づいた頃には2回目で、とりあえず飛びついた感じです。

安田先生曰く、
孔子が「知」を定義してから幾星霜、
いま、この「知」はchatGTPなどのAIに取って代わられようとしている。
しかし、人間には、AIにはない、
「疲弊と忘却」という機能がある。

こうして講座で聴いた内容も、
1時間半ぶっ

もっとみる
宣誓!ひとり寺子屋をやってみたいです!

宣誓!ひとり寺子屋をやってみたいです!

おはようございます。
今回は、ずっとやりたいと思っていたことにチャレンジしようという宣言になります。

具体的に何をするのかいまのところ、以下のような記事の投稿を考えています。

一、四書五経を読む

幕末から明治維新にかけての偉人たちの人格形成には、
土台に四書五経の素読があったのだ、と聞いたんです。どこかで。

私、小我を超越して組織や社会に貢献した人に憧れてて…

山岡鉄舟という方に傾注して

もっとみる