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【オーストラリア・パース生活】キングス・パークからの夜景とマリファナの匂い

先日、P氏とシティに行く用事があったので、帰りに夜景を見に Kings Park(キングス・パーク) に立ち寄ってきました!

Kings Park and Botanic Garden

Kings Park and Botanic Garden(キングス・パーク・アンド・ボタニック・ガーデン)は、パース市街地から約1.5kmほどの距離に位置する、総面積約400ヘクタールの広大な公園です。公園は小高い丘の上にあることから、パースの市街地やスワン川を一望することができます。

また、その400ヘクタールある敷地の3分の2が Bushland(低木林地)として保護されており、公園内には3000種類以上ものユニークな植物が生息しています。特に、ワイルドフラワーのシーズンである9月には Kings Park Festival(キングス・パーク・フェスティバル)が開催され、色鮮やかに咲き乱れるワイルドフラワーを楽しむことが出来ます。 

公園内には他にも、遊歩道、Tree Top Walk(ツリー・トップ・ウォーク)、ピクニックエリア、プレイグラウンド、コンサート会場、カフェ、レストランなど様々な施設が充実しており、地元民にはもちろんのこと、旅行者にも大人気のスポットです。
(キングス・パークのホームページ → こちら

キングスパークと戦没者慰霊碑(2020年撮影)
この慰霊碑の後ろ側からシティやスワン川の景色が臨めます
Fraser Avenue の並木道(2020年撮影)
9月に咲き誇るワイルドフラワー(2020年撮影)
バオバブの木(2020年撮影)
Lotterywest Federation Walkway(2020年撮影)
全長620mのキャノピーウォーク(ツリートップウォーク)が楽しめます
Pioneer Women's Memorial と噴水(2020年撮影)

Kings Park の夜景

こちらのキングス・パーク、楽しめるのは昼間だけではありません。夜は絶好の夜景スポットとしても知られていて、広場では沢山の人々が夜のピクニックなどを楽しんでいます。パースは決して大都市ではないのですが、"City of Light(光の街)" という名を持つだけあり、初めてここからの夜景を見た時は感動したものです。

キングスパークから眺めるパース市街地の夜景

さて、そんな夜のキングス・パークを久しぶりに訪れたわけですが、そこでちょっと面白い出来事がありました。

駐車場に車を止めて、夜景を見るため慰霊碑の横を通った瞬間、急にある種の強い匂いが漂ってきまして…。直ぐに気づきました。マリファナの匂いだと!その匂いの出所が気になった私たちは、キョロキョロと辺りを見回しましたが、それらしいものを吸っている人間は見当たらず。匂いが消えたタイミングで一度探索を止めたのですが、数分後には再び同じ匂いが!

とにかく匂いの出所が気になって仕方がないP氏は、隣に立っていた中年女性に「さっきからマリファナの匂いがしませんか?」と話しかけたところ、逆に「あら、私はあなた達が犯人かと思っていたけど違うのね!」と返されて、私たちは大爆笑(笑)。結局、その匂いがどこから来ていたのかは分からずじまいだったのですが、おかげで他の訪問者たちとの会話が盛り上がり、楽しい夜となりました。

慰霊碑と夜景
この慰霊碑の横を通った際に強い匂いが…


実のところ、マリファナ喫煙者との遭遇は、パース(というかオーストラリア全土?)では珍しいことではありません。道を歩いていると、ごくたまにこの匂いに遭遇することがあります。独特な匂いなので直ぐに分かります。

一応、ここ西オーストラリア州を含むオーストラリアのほとんどの州で、娯楽目的の大麻(マリファナ)の所持は違法です(医療用大麻は合法)。ただ、この国の人々によるマリファナやその影響(中毒性や効能など)に対する認識は日本のそれとは異なり、それ故か、規制は日本ほど厳しくありません。実際の所、35%以上の国民が生涯で大麻の使用経験があるという統計報告があるくらいです。(統計報告はこちら

そういう背景から、日常生活の中で意図せずマリファナに遭遇してしまうことが有り得ます。今回のように何処からか匂いがしてきたという程度なら『日本ではなかなか出来ない経験』で済みますが、先述した通り大麻の所持は違法ですので、特にワーホリさんや留学生の方は、その場の空気に流されないよう気を付ける必要がありますね。

キングスパークへの行き方

さて、話を本題に戻しまして、夜のキングス・パークもなかなかお勧めなので、最後に行き方と注意点を書いて終わりたいと思います。

キングス・パークへは、St Georges Terrace から935番のバス1本で行くことが出来ます。シティからだと所要時間は15分程度で、料金は Free Zone 内のため無料です。ただ、夜は本数が少なくなるので注意が必要です。また、無料バスの Blue Cat(ブルーキャット)でアクセスすることも可能ですが、こちらは金曜と土曜以外は最終が早いです。
(時刻表は Transperth のホームページで確認できます → こちら

無料の駐車場も公園内のあちらこちらにあるので、レンタカーなどで行くことも可能です。一点、以前は Fraser Avenue の道路脇に駐車することも可能だったのですが、今回公園を訪れた際には駐車禁止になっていたので、一応ここでもお知らせしておきますね。
(キングスパークの駐車場マップ → こちら

尚、夜のキングス・パークを訪れるにあたり、いくつか気にかけて欲しいことがあります。キングス・パークは夜でも人は多いですが、それでも女性の一人歩きは避けることをお勧めします。また、レストランや慰霊碑などがあるメインのエリア以外は人気(ひとけ)が無く真っ暗なので、夜景を楽しむ目的でいくなら、Fraser Avenue から慰霊碑のあるエリア辺りの散策に留めておくのが良いでしょう。

以上、夜のキングス・パークの紹介でした!

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