【オーストラリア英語】エビってprawnじゃないの?
今さらですが、私が精通しているのはオーストラリア英語です。オーストラリアに住んでいたので当然と言えば当然なのですが、つい最近、オーストラリア特有の表現だとは知らずに長年使っていた単語があることに気が付きました。
その単語とは… "prawn"!!!
prawn を日本語に訳すと『エビ』ですね。その prawn という英単語自体はオーストラリア特有でも何でもなく、英語圏の国では普通に使われている単語だと思います。
問題はその単語の使い方です。
英語を勉強している人ならご存知かと思いますが、『エビ』を意味する英単語にはもう一つ、"shrimp"があります。私もその単語自体は知っているのですが、良く考えたら、オーストラリアで shrimp という言葉を見たり聞いたりしたことが全く無いのです。
そう、オーストラリアでは shrimp という単語はほとんど使わないのです!
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さて、事の発端は日本の勤務先での出来事です。
先月まで某大型リゾートホテルのレストランに勤務していたのですが、私が英語に精通しているという理由から、メニューの翻訳をお手伝いすることになりました。そこにいくつかエビを使用した料理があったのですが、以前誰かが翻訳した形跡が残っていて、そこに shrimp と書かれていたのです。その単語を見た瞬間、大きな違和感を感じました。
「あれ?エビって prawn じゃないの?」
もちろん shrimp という単語が存在するのは知っていましたし、ハワイでは garlic shrimp がローカルグルメとして大人気ですよね。ですので、shrimp という単語が間違っているとは全く思いませんでした。自分の持っているイメージとしても、shrimp は小さなエビで、prawn はそれより少し大きめのエビを指す印象でしたし…。
しかしながらその一方で、私のオーストラリア生活の中でエビは常に prawn と呼ばれていて、shrimp という言葉は見たことも聞いたこともありませんでした。この大きな違和感の正体を突き止めるため、私はグーグル先生の力を借りることに!
まずは shrimp と prawn の違いについてですが、調べたところ、私の既存のイメージ通り大きさが違うそうです。桜海老や甘海老のように小さいものは shrimp、車海老など中型の海老だと prawn となるようですね。厳密に言うと、足の数や殻の重なり方(?)にも違いがあるらしく、生物学的には shrimp と prawn は別の生き物といった感じのようです。
※詳細が気になる方は、「shrimp prawn 違い」でググってみて下さい。
次に、何故私が shrimp という言葉を使用することに違和感を感じたかについてですが、理由は至ってシンプル。先述した通り、オーストラリアではそのサイズに関わらず、エビは全て prawn と呼ばれているからでした!
今回パースに帰って来て、早速パートナーに尋ねてみたところ、やはり shrimp と言う言葉はまず使わないそうです。先日ピザをオーダーした際も、小さなエビだったにも関わらず、材料の欄には prawn と書いてありました。
何だか面白いものですね。自分の使う英語がオーストラリア英語の影響を受けていることはもちろん知っていましたが、具体的にどのような表現がオーストラリア特有のものなのか全て把握しているわけではないのだという事は新しい発見でした!
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