【天皇賞・秋】最終結論

【印】
◎イクイノックス
〇ドウデュース
△ダノンベルーガ

【見解】
夜も眠れないぐらい楽しみな今回の一戦。予想する側、競馬ファン側、2側面から今回の対決は、歴史に名を刻むようなレースになると思いますし、天覧競馬ということもあり、盛り上がりはウナギノボリですね。
今回、現状ではこの2強の能力比較はしづらく、そもそも、イクイノックスが完成された昨年の秋は、ドウデュースは海外という全く別な路線へ歩んでいましたし、今年の春も互いに別の道から今回参戦なので、約1年半ぶりの対決ですが、「この馬の方が強い」という予想はできないが私の結論です。

印は、本命◎イクイノックス、対抗〇ドウデュースにしましたが、どっちが勝ってもおかしくないレースになると思います。つまらない予想ですが、普通に予想をした時に、この2頭よりも推せる馬がいなかったのが本音ですし、東京2000mという力を存分に発揮できる舞台で狙うのは、やはり力がある馬や末脚を持っている馬となった際、必然とこの2頭で決まるのではないかなと思います。

「この馬の方が強い」という予想は、できませんでしたが、印は優劣つける義務があるので、◎〇の評価理由について述べます。まず、イクイノックスを本命にした理由は、後半の加速力です。やはり、歴代最高レベルのダービーで、相反する2頭の脚の使い方は、非常に面白く、イクイノックスは後半5F目からじわっと加速していき、ドウデュースよりも後半5Fの末脚値というのは勝ります。対して、ドウデュースは映像からも分かるように非常に速いピッチで一気に切り裂くような末脚を披露して、早めに抜け出しイクイノックスの追撃を防ぐような走りでした。天皇賞・秋は、前半から11秒台がズラっと並ぶ持続力合戦になるので、東京=瞬発力勝負には、なりづらい側面があります。となると、ダービーで披露したこの2頭の脚の使い方は、イクイノックスのような持続的に速い脚を繰り出せる方が強く、昨年連覇した走りからも納得です。まぁ、ドウデュースも一気に加速したピッチの印象が見た目以上にありますが、数値を測ってみると、イクイノックスとは後半5F約0.3秒ぐらいしか変わらないんですよね。ダービーで来るべくして来た2頭の走りでしたし、強さが際立ちます。

また、仕上がり具合の観点から、イクイノックスは、今回自己ベストを大幅更新するタイムを記録しており、動きも宝塚記念より迫力の動きでした。対して、ドウデュースは、友道流の1週前強め、当週軽めのパターンですが、久々である点、春レースを使えなかった点、ほぼ併せ馬に遅れない本馬が、2週前に遅れてしまっているのがどうしても気になります。しかも、動き自体は、パワフルさあって、非常に好感が持てますが、いつもの前肢の上げ方と下ろし方に微小な重さを感じたぐらい…状態は100%ではないのでは?と感じた次第です。
それでも、ベストはジャパンCよりも天皇賞・秋の2000mですし、どんどん筋肉質な体型になってきている点からも舞台適性はイクイノックスよりも上です。その中で、ダービー時の脚の使い方だったり、春使えなかった間隔不安、調整過程を加味して、今回2強対決の印は、◎イクイノックス、〇ドウデュースで行きます。

3番手が、△ダノンベルーガ。正直、ジャックドールと悩みましたが、昨年のパフォーマンスが、秀逸なのでこの馬を上に取りました。昨年の天皇賞・秋は、ジャックドールに不向きな瞬発力勝負になったはいえ、0.4秒ぐらい後ろにいたダノンベルーガに0.2秒着差をつけられたというのが、1年経った今でも東京2000mの舞台ならダノンベルーガ>ジャックドールなのではないかなと思います。しかも、ダノンベルーガは、イクイノックスとほぼ同じ位置で競馬をして、上がりは、0.1秒劣るだけ。それでも、ラスト200mはほんの僅かダノンベルーガの方が速く走っていますし、持続的な末脚が武器なあのイクイノックスにラスト200m速い脚を使えたっていうのは東京2000mの適性間違いないのかなと。陣営は、2400mにシフトしてきているという見立てですが、個人的には、2400mだと末脚が甘くなる過去走ですし、本質的に2000mまでが現状ベストだと思っているので、その点は心配しておりません。あとは、状態面で、昨年とは真反対の仕上げ方で、陣営が口にする状態が上がってこない、は事実だと思います。その中で、今回内枠に入り、左回りで走れる点、休み明け、モレイラJの継続騎乗、前走より断然良い動きである点、ドバイターフのラスト2Fの末脚値、諸々3番目に買いたい馬がダノンベルーガでした。モレイラJに期待します。


以上が、天皇賞・秋の最終結論です。
本命◎イクイノックス、対抗〇ドウデュース、△ダノンベルーガの最強世代から勝負させていただきます。今回で、「どちらが強いのか」というのを判断できると思いますし、これだけ最高の舞台でまた2頭が再戦するのは本当に楽しみで仕方ありません。

少し話は先になりますが、これにリバティアイランドやタイトルホルダーらも出走予定しているジャパンCは、ヤバいですね。"楽しみ" の3文字しか浮かび上がりません。

今回も、最後までご覧いただき、ありがとうございました。しっかり結果を出せるように頑張りますので、また来週以降も宜しくお願いします☺️

ruis

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