【序論】戦後70年間の東大卒女性の人生【卒論】
※本論文は2018年度東京大学文学部社会学研究室でクローネ賞を受賞した学部論文です。研究室ならびに指導教官からの許可を得て公開しています。
※加筆修正したい点もありますが、敢えて執筆〜提出当時(2018年1月5日)のまま掲載します。私人についてはイニシャル表記のままとします。
序論
0-1 問題関心 日本で無償労働を全面的に担い、市場経済や政治から排除されていた女性は長い時間をかけてその参入障壁を乗り越えつつある。しかしながら未だ日本の社会体制は一家の大黒柱としての男性働