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薬師寺 と 311鎮魂

法相宗大本山薬師寺です。天武天皇が妻である持統天皇の病気治癒のために建立されたとされるお寺です。

近鉄の駅からすぐですが、すぐのところの門は北門。北門も拝観受付はありますが、正門は南側ですね。


この日は金堂で14:00より法話もいただきました。
金堂には薬師如来(東方浄瑠璃浄土薬師瑠璃光如来)様と月光(がっこう)菩薩、日光(にっこう)菩薩がいらっしゃいますが、撮影禁止。ま、いただいたしおりにはきれいに薬師三尊が載ってらっしゃるからいいんです。

講堂から西塔。

講堂があるということは、学びの場であるということ。薬師寺は檀家制度がなく、葬式をしない寺の一つ。これは東大寺、興福寺、唐招提寺、法隆寺も同じ。と法話で伺いました。

金堂から東塔(とうとう)。

東塔六重の屋根があるが、三階建てなので、三重の塔と称するそうです。塔がふたつあるお寺は、薬師寺が初めてだそうです。

水煙。美事。みごと。
北門と食堂(じきどう)の間

薬師寺では焚き上げをしないので、お写経勧進は納経蔵で永代供養されるということです。写経もなぞるだけという仕組みは薬師寺が初考案だそう。写経は筆か鉛筆でするように、化学物質の入ったボールペンは、何十年かで見えなくなってしまうから、ということです。法話と写経によって、まずは現世をより良く、現世利益を大事にしましょうねと。
あー、良い法話やったわ。

この日は311でしたので、法話の後は14:46から読経がなされていました。しばし黙祷。その日は私は東京にいました。交通機関が全て停まって、店からモノがなくなった。もう12年になりますね。

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