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あめふるふるさとははだしで

(タイトル画像は「みんなのフォトギャラリー」より写真を使わせていただきました。美しい作品をありがとうございます)


「あめふるふるさとははだしであるく」

種田山頭火のこの句が、私にはなんとも胸に迫るのです。旅に生きる自由律俳句の人。いわゆる普通のことを普通にすることができす、自己否定感もおそらく強いし、共同体でうまくやっていけなかったのだったのだろうし、なんだか型通りにうまくできない人だったのだろうなと。自分にも、ものすごくそういうところがあるからか、強く共感してしまいます。この句にかぎらず、山頭火はとても好き。

さて、陸上競技は雨天決行なので、私はラン系イベントは雨でも怯むことはなく足元ぐちゃぐちゃでも構わんので走ります。(普通の練習の時は雨だと自粛したりもします。やたらやると風邪ひくし、周囲から奇異の目で見られるし。)そしてもう何年もベアフット派。Vibram fivefingersが基本。(ビブラム公式サイトから購入してます。)いわゆる足裏の感覚を大事にする薄底派。ランナーさんには薄底と厚底で好みがかなりはっきり分かれる気がする。最近はスポーツ用品店でもどっち派か聞かれますね。裸足で履いたら靴擦れしたので五本指靴下を使ってます。裸足の感覚をそのままに、走るんですよ。(もちろん歩いてもいいんですけど)

↑ビブラム。もう何足目かわからない。

夏場はワラチーです。裸足で履きます。素足でないぎりぎりの感じなので、足は汚れます。作り方は、YouTubeとかで動画があれこれあがってます。
私は工作能力が低いので、友人がビブラムソールで作ってくれます。Vibramで似たようなのを買おうとすると1万円以上する。友人は実費1500円くらいでやってくれる。いつもありがとう。

ワラチーってこんなの。
未舗装地帯でひもがちぎれて途中からほんとに裸足になってしまったことも(汗)。


大会でも街中でも「その靴・・・?」と話しかけられることも、無言の視線を集めることもしばしば(笑)。ビブラムもけっこう知名度上がってきてるかと思ったんですけどね?そうでもなかったですか。そうですか。

しかし、リアル裸足で走っている人もいますね?あざいお市(滋賀県長浜市)とか飛鳥(奈良県明日香村)の大会でお見掛けしました。行き交う人から裸足かっこいい!!すごい!!と声が上がってますね。私も思わず声掛けしてしまった・・・ビブラム同士も声を掛け合う。

まあ、クッション性に優れた靴だけではない、真逆の方法や考え方として、そんなのもあるのか、と思ってください。選択肢はいろいろある、うまくいかなければ、全く別のもの(考え)を試す方法もあります。そもそも長い間、人はクッション性の優れた靴なんて履いてなかったから、裸足でも生きられる。(長い間、舗装路もありませんでしたが・・・)

あめふるふるさとははだしで。降ってなくても裸足。

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