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美しさは努力からなる

私は靴が好きだ。

洗練されたピンヒールのパンプスは、見ているだけでうっとりする。

美しい靴は女性を輝かせる。

だけど私は知っている…。


ピンヒールで5分も歩けば、足が痛い。

とてもじゃないけど、長時間歩き回ることはできないし、

走るともなればとても危険だ。

全力疾走なんて無理。

美しさはいつだって、たいてい非合理だと思う。


高畑勲監督の「かぐや姫」のあるシーンで、

かぐや姫の教育係が、

かぐや姫に眉毛を剃るように言うシーンがある。

あの時代の貴族女性は眉毛を全剃りして、

描くのが習わしで、美しいとされていたのだろう。

かぐや姫は、

眉毛は汗から目を守るためにあるのだからと、

それを拒む。

さらに、その後かぐや姫は、貴族の暮らしが耐えられなくなり

重い鎧のような十二単(貴族女性の衣装、豪華で美しい)

を脱ぎ散らして

宮から逃げる。

そう。美しさはいつの時代もたいてい非合理なのだ。

先日、振袖を着る機会があった。

やはり振袖は華やかで、女性の美しさを際立たせるが、

あの美しい振袖の下で、何本の紐に締め付けられ、タオルやら帯やら

いろんな布に巻かれている。

歩きにくくてご飯を食べればかなり苦しい。食物がなかなか腸まで届かないような感じ…

十二単は、おそらくそれを超えてるんだろうな。

機能性…的な評価をすれば、それは0。


昔のヨーロッパの貴族女性が来ていたドレスだって、

おもいっきり走ったりできないし、

ドレスの下に着るコルセットの締め付けは半端ない。

かの有名なエリザベス女王の肖像画なんて、

ありえない腰の細さだから、

多分、細ければ細いほど美しかったんだろう。

どこの国でも、昔の女性は美しさのため、

衣装の下で締め付け圧迫と戦っていたことになる。

あと、走る、なんてことは美しさを追求する上で臨んではいけないのかも笑


要するに、

女性の美しさは、努力なしには成立しないということ。

昔も今も。

女性は美しさのために、並々ならぬ努力している。

だから、

綺麗だねとか、素敵だねって、

褒め言葉をたくさん言うのがいいと思う。

男性から女性はもちろん、女性どうしでも。



そう。。。


褒め合いましょう。。。笑





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