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自分軸を取り戻すために

以前、「お金に振り回されていたくない」という記事を書いて、私はすぐに自分の軸を忘れて世間の価値観に流されてしまう、と反省をしました。


そんな自分軸がブレブレな私が、しかし今までなんとか自分軸を忘れずにいたのにはコツがあります。


それは自分軸を補強してくれるような本を繰り返し読むことです。


世の中にはあらゆる本があります。
だから、いかに少数派の価値観だとしても、それを肯定してくれるような本は必ずあると思っています。


現に、私は中学生の頃から「隠居したい」と本気で思っていましたし、今でも隠居するためにはどうしたらいいのか考えています。

極力家から出たくないし、お金より時間が欲しいし…
もういっそのこと猫になって一生ゴロゴロしてたーーい!

などなど、こんな価値観でも肯定し、それを補強してくれるような本は結構たくさんあります。

世の中いろんな人がいるから、たまたま自分の周りにいなかったというだけで、自分のことを変わり者だと思わなくてもいいかもしれません。

だって、私の周りには中学生で「隠居したい」なんていっている人は一人もいなかったし、わかってもらえないと思っていたから誰にも言えなかったです。

将来の夢は「隠居して猫みたいに暮らす」なんて、あまりにも向上心がなくて、こんなこと考えたらダメなんだ、何者かにならなくちゃいけないんだ、と思って本心を押し込めていました。

でもそれって自分の価値観を否定していますよね。
この頃から私は自分軸を疎かにしていました。

「こうしたい」ではなくて「こうあるべき」ということを重視すべきだと思っていたのです。
「こうしたい」と「こうすべき」が全く違っていたので、常に葛藤していて学生時代は本当に苦しかった。

今思えば、自分軸がわかっていなかったんですよね。


だから、大原扁理さんの『20代で隠居』を読んだ時の衝撃はすごかった。


まず、こんなこと言ってもいいんだ!って思いました。
こんな、向上心もなくて、ただ楽に楽しく生きていきたい。みたいな、そんなこと思っていてもいいんだ!って感動しました。

まるで中学生の時から抑圧していた自分の本当の価値観を肯定してくれたみたいでした。
嬉しかったです。とても。

それから私は自分軸というものを探し始めました。
自分の中に埋もれていた自分だけの価値観を発掘することは難しく、時間もかかります。
しかし、信じられないほどのやりがいと開放感がありました。

自分軸を探すにあたって、私は色々な本を読みました。
自分一人で探すには限界があったからです。

いわゆる自分探しをするにあたって、外向型や行動力のある人はここで旅に出るのかもしれませんが(偏見ですか?)、私には年代や国境を超えてたくさんの人の意見に触れることができる本というものが最適でした。

お金もそんなにかからないし。


たくさん読んで、自分の価値観に合う本を探しました。
そしたら、意外とあるんですね。

中でも、特に自分軸を考える時に参考になった本をいくつか紹介します。


まず、前述した大原扁理さんの『20代で隠居』という本です。
これは私の人生を明るく照らす希望の本です。
私の今までのnoteを読んで少しでも共感してくださったなら、みなまで言わずに読んでみてください。おすすめです。


そして、同じく大原扁理さんの『年収90万でハッピーライフ』という本もおすすめです。
これは内容としては『20代で隠居』とさほど変わらないのですが、お金のことや暮らしのことについてより詳しく書かていて、実践的(?)な本です。


ステファン・ガルニエさんの『猫はためらわずにノンと言う』
これは猫に癒される、猫のような生き方に憧れるという人のための教科書です。
何を隠そう私のことです。
猫的な視点から人生を見つめ直してください。きっと新しい発見があります。



榎本博明さんの『99%の人が知らない「内向型な自分」の磨き方』
タイトルが胡散臭いですよね。
私、個人的にはタイトルに「⚪︎%の人が〜」とか「誰も知らない!」とかついてるのは信用ならないなと思ってしますんですが、これはいい本でした。

1990年に発行された本を加筆修正したものだそうですが、内容は全然古くありません。むしろ、現代の内向型さんにこそ読んでほしい本です。
HSPについての本は多くありますが、内向型のためも本って意外と少なくありませんか?
HSPと内向型は共通点がありますが、同じではありません。内向型であることを自覚している人はぜひ読んでみてほしいです。



ひろゆきさんの『ラクしてうまくいく生き方』
これはタイトルまんまです。
成功者になりたいわけじゃない。向上心も高くない。もっと気楽に生きていきたい。
そのためにはどうしたらいいのか、という本です。
心配症、不安症の肩の力を抜いてくれる良書です。


これらの本は一部ですが、私の軸の主幹となる大切な本です。

私はこれらの本を自分軸を見失いそうになった時、世間の価値観に押し流されそうになった時に繰り返し読みます。

そして、自分の軸を思い出して、価値観をチューニングするのです。

私はそうして自分軸を取り戻しています。

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