ことばたらず

高校生くらいの時から、言葉がすぐに出てこないようになった。
完全に自覚したのは、高2が高3のお昼休み。ご飯を食べながら友達と会話をしていると、「えーと」「なんか」を繰り返してる自分に気がついた。友達にも聞いてみたところ、やっぱり意味のない三文字をたくさん言っていたらしい。
そこから自分が話す言葉が異常に気になるようになった。おかげさまで、余計に日本語が出てこない。どうせなら気づきたくなかった。
イントネーションも気になるようになった。自分のも人のも。標準語で話をしているが、私の話す標準語は広島で育った人の標準語だ。ずっと関東圏で育った人とは全然違う。

午前中、研修があった。私が教えるターンになるが、どうもすぐに言葉が出てこない。話が下手な人間と上手な人間なら、上手な人の方が圧倒的に信頼を得ることができる。不安を与える話し方だよな…と思いつつ、自分の話し方が嫌いなわけでもないので、一旦このまま受け入れてくれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?