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不気味の谷ってあるじゃないですか

 昨日、布団の中で考えてたことなのですが。
 あの、皆さんは不気味の谷ってご存じですか?あんまり知らないな~って方はちょっと調べていただいて。
 やっぱりいいや。検索すると見たくない画像が出てくるかもなので。

 不気味の谷。ロボットだったり絵画だったりを徐々に現実の人間に近づけていく過程で、不気味に感じられる瞬間があるというものですよね。よく「強烈な違和感」とか「生理的嫌悪感」などと説明されるのですが、私はこれが何よりも怖くてですね。
 厳密には「不気味な谷現象」とはまた別物なのかもしれないけど、私は
人間に似ているけどちょっと違うナニカ、というのがめちゃくちゃ怖いのです。実際、クトゥルフみたいな、醜悪だったり、理解の追いつかないようだったりする完全に異形のクリーチャーなんかは、ビジュアルの恐怖はあんまり感じなくて(ラヴクラフトは海産物恐怖症だったらしいのでアレはアレで怖い人もいるんだろうけど)。実は口裂け女ってリアルにいたらすごい怖いのでは?とか。

 中学の時、美術の教科書をパラパラめくっていたらめちゃくちゃ怖い絵がが載ってて。女の子を描いた絵ではあるんですけど、普通の人ではないような。本当に怖くて。確か後ろの方のページの、絵が小さくたくさん載っているコーナーだったので、二度とその付近は開かないようにしていました。
 絵そのものはすごい記憶に残ってるのに、私は美術の素養がないのでタイトルが分からず。今、「教科書に載っている絵 日本人」で画像検索してみました。画家が日本人名だったのは覚えてたんです。そしたら、すぐ見つかりました。奈良美智という人の『Day dreamer』という絵でした。やっぱり画面に出てきた瞬間はびっくりしましたが、今はもう怖くて見てられない、ということはないです。
 いや、さっきから怖いこわいって失礼だろうが。著名な画家の作品に対してよ。と思い、「Day dreamer 奈良美智 怖い」とかでちょっと検索してみました。多少、怖さ不気味さを感じた人もいるようですが、特別「怖い絵」という認識が世間でなされているわけではなさそうに感じました(ね~、みんなはどう思うか一回見てみて!)。怖がられるどころか、美術の教科書の表紙になっていることもあるみたいです。マジか……私の時の教科書がそうだったらちょっと無理だったかもしらん。
 ということは、あの絵を怖いと感じるのは私含む少数だけ、という可能性が高いわけ。昔の私はどうしてあの女の子の絵が「怖い」のか自分でもよくわからなくて、だって絵には別に怖い要素なんてなかったから、やっぱり「不気味の谷現象」によって違和感を感じていたのかな、と思う。不気味の谷を提唱した先生の論文を読んだわけではないから、現象について詳しいことは知らないけど、不気味だと感じる範囲には個人差がある、ということかもしれない。
 猫が苦手な人ってたまにいるじゃないですか。たしか私の父親もそうだったのです。私自身は猫、全生物で一番好きなくらいなのですが、猫の顔に気持ち悪さを感じる人もいる、というのはちょっと理解できる気がするんですよね。猫、特に成猫の顔ってよく見ると人間に結構似てると思うんです。ほかの獣に比べて口が突き出していなくて、割と平らな顔で。それだけなら猿の方が人には近いんだけど、なにより猫が人らしいのって目で。なんか知性を感じると言うか、人間と変わらないくらいの自我を持ってそうな目じゃないですか?
 だから、猫が怖いっていう人には、人間に似ているものに対する恐怖があって、その範囲に猫が入っているということ、なのかなぁ、みたいな。私が『Day dreamer』を怖がってたのと種類は一緒で。

 うん。
 そんな感じです。
 昨日の夜眠れなくて2時間くらい考えてたので、ほかにもなんかあったような気がしますが、内容を思い出せるのはこれくらい。

 サムネに丁度いい画像持ってなかったからnoteについてるAIで出力したけど、全然良さげなのができない。コツを教えてほしい。

 乱文駄文失礼。
 さいなら。

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