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【読書ノート】『雨上がりの花』(『ギフト』より)

『雨上がりの花』(『ギフト』より)
原田マハ著


「私」の先輩藤田さんは、仕事ができる。自分にも厳しいが、後輩にも厳しい。ところが、藤田さんは、離職することになった。仕事ができる彼女は、ヘッドハントされたのだろうと噂されていた。

彼女の離職で、「私」は内心ほっとしていた。そして、藤田さんの後任としての地位を引き継いだのだった。出て行く藤田さんには、最早何も感じなかったのだけど、実は、彼女の離職は、ヘッドハントではなく、母親の介護だったことを知る。

大きなプロジェクトのプレゼンは、彼女の最後の仕事となった。
その姿は強く美しく、改めて、彼女の存在の大きさに気付かされる。

むらさきのアジサイ
「神秘的」や「知的」といった意味を象徴することがあります。

物語の主題は何か?

事実を知ることで見方が変わる。
情報が明らかになることで人々の見方や感じ方が変わるということ。

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