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お花見をした〜日曜日記(2024.4.7)

日曜に友人と出かけた。
いま、桜が満開だ。
日頃はほかの木々に隠れて目立たない桜が、春になると一斉にピンク色になって存在感をあらわす。
通勤途中や散歩中に、「あ、ここにも桜があったのか」と気づくのは、宝探しをしているようで面白い。この時期の楽しみの一つ。

ランチのお店から駐車場まで歩く間に見つけたのは、不思議な木。
1本の木から色の違う花が咲いている。
遠目には桜か梅かの区別がつかないけど、いずれにせよ、一度で二度おいしいみたいな木。

調べたところ、こういう咲き方を「源平咲き」というそうな。
源平合戦で源氏が白旗、平家が赤旗を用いたことになぞらえた呼び方だとか。平安ファンとしてはとてもエモい。


午後、友人とドライブしていたら、偶然「さくら祭り」の幟を発見。

誘導にしたがって、駐車場に車を駐め、降りたら途端、目の前には満開の桜。川沿いに桜並木が遠くまで延びていた。

消失点ができるくらい遠くまで桜

遊歩道の左手に川が流れ、護岸には長い桜並木が続く。右手には、空き地が広がっていて、遊歩道を進むと、カラオケ大会にあめご釣り、フリーマーケット、屋台などが次から次へと現れた。
ここでは、コスプレ大会も開かれ、満開の桜の下、思い思いの衣装とメイクで、写真撮影をする人たち。
老若男女が集い、自由に思い思いのスタイルで桜を楽しんでいて、とても幸せな空間だった。

川では船下りができ、船着き場は長蛇の列。
橋の上から川を見下ろすと、桜の花びらで埋め尽くされた川を、オレンジ色の救命胴衣を来た人を乗せた船がゆっくり進んでいる。ざっと風がふくと、乗客に桜吹雪が降る。
まるで江戸時代の浮世絵の風景を見ているみたい。

川下りのためにせき止めたところは、桜の花びらが溜まって、ピンク色の絨毯。

花びらでピンクに染まった川面
橋から見た桜並木(加工しました)

細い枝に、たわわに咲いた桜の花。花の重みで枝がしなっている。
所々、小さな葉が出て緑になっているのも美しい。

落ちた花びらが水玉のよう
あじさいの葉に桜の花びら。
すずらんの花みたいに並んだ桜の花びら

桜の満開の季節の曇り空を花曇りというそうだけど、さくら祭りの会場は、本当に桜で埋め尽くされて桜の雲に覆われていた。

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