くるみ

小学生から歴史好きの主婦|史学科卒|ペーパー栄養士|田舎で5人子育て中|ブロガー&am…

くるみ

小学生から歴史好きの主婦|史学科卒|ペーパー栄養士|田舎で5人子育て中|ブロガー&webライター|noteではエッセイのようにつらつらと書きたいと思っています。

最近の記事

【私の偏愛】歴史は生き方につながる

偏愛。 私が偏愛するものは「歴史」だ。 そして、偏愛によって生き方が変わった人間である。 歴史を知るには、寿命がいくらあっても足りない 私が歴史好きになったのは小学生の頃。平安貴族と大政奉還が好きだった。 中学高校でもクラスメイトが居眠りしていた歴史の授業で、ひとり夢中でノートをとるほど。その流れで、大学・大学院でも歴史を専攻した。 その後メンタル不調や子育てのため、10年弱離れていた時期を経て、2020年にライターを始めた頃から再び勉強をはじめた、そんな長い付き合いで

    • 話題の本『DIE WITH ZERO』が私に刺さらなかった理由

      話題の本『DIE WITH ZERO』が図書館にあったので、借りてみた。 「人生で一番大切なのは、思い出を作ることだ。」と表紙の裏にあった。 ふんふん、その通りだよな。 さくっと読めた。 ・・読了。なぜだ?もやっとする。 しばし考えると、 「あぁ、おそらく、私はこの本のペルソナではなかったからだ。」と気づいた。 あとがきにこのようなことが書いてある。 私は、何も考えずに働いてないし、貯蓄もない。(おい!笑) 本のなかにあった「いまの年齢の子どもと過ごす時間は今しかな

      • なぜ、歴史が好きか(暫定解を出してみる)

        先日ライター仲間のおーつーさんに「なぜ歴史が好きなの?」と聞かれて答えられなかった。 どこにもフックがかからない感覚。 でも、ちょっとずつ何かが出てきたので、書いてみます。 歴史の「何」が好きなのか まずは「なぜ?」の前に「何?」が好きなのかを考えてみることにした。 私が歴史で好きなのは「つながり」だ。 繋がっている感覚。 学ぶほどに点と点が繋がっていく感覚がおもしろい。 そして、全てつながって自分が今ここにいる。ことに気づく。 自分たちは現代に突如現れたわけではな

        • 下流に見える、煌めく6年間(卒業式前の母の葛藤)

          いよいよ明日は卒業式。 どうして人は、時に引きずられるんだろう…ちょっと待って、と心が叫ぶ。 でも、まてよ。卒業式は向こうからやって来ただけなのかもしれない。 私たちは川の中流にいて、目の前にある魚を必死にとりつつ、上流にある何かが流れてくるのを待っている存在なのかもしれない。 卒業式が流れてくる。 もうそこまできている。 卒業式とすれ違う瞬間、それは、感謝や感動、喜び、悲しみに溢れる瞬間。ほんのひととき。でも一生胸に刻まれる瞬間。 いつのまにか、息子と私の6年間は

        【私の偏愛】歴史は生き方につながる

          こころに春の息吹

          先日、いただいたうれしいイラスト。 ひと妻DAOのガラシャちゃんプロジェクトで知り合った、はなみ子さんからのお祝い。 このイラストに加えて、クループチャットのみなさんからのあたたかい言葉で、心がぽかぽかになった。 固くぎゅっと閉じていた蕾みたいだった心が、ほどけていくようなそんなあたたかい感覚に。 変化が怖いこの春、我が家は、変化の春だ。 長男は小学校→中学校。次男はこども園→小学校。3男はこども園入園。 3人が一気に変化をむかえる。 あれしなきゃ、これしなきゃ。準備

          こころに春の息吹

          【書くことは救い】迷いで脳が疲弊→書いたら解決!

          迷っている。 何をまよっているかというと、「どのタスクから片付けるか」迷っている。 時間は限られているので、片っ端からというわけにはいかない。 締め切りにもよる。 そのせいで脳が疲れている。 胃のあたりがずんと重い。 迷っている時間が無駄。 わかる。この時間があれば、タスクの1つくらい進むだろう。 しかし、どれをやるか決めないと、また心の声がささやいてくるのだ。 や・か・ま・し・い… こういうとき、価値観や軸にそったひとこと、自分に問いかける言葉を持っている人は強

          【書くことは救い】迷いで脳が疲弊→書いたら解決!

          気づくことで、世界は変わる

          自分の中で、血みどろの攻防が繰り広げられていたなんて…。 極めて個人的な、心の中の話なので、興味のない方はスルーしていただきたい。 まずは、状況説明から。 朝、こども園へ次男(年長)を送る。 3男(1歳)は、いつもその帰り道で園の前で遊んでしまう。 今日は次男たちは遠足で近所の大きい公園へ行くので、園の前には黄色い園バスが待機していた。 しばらく園の前で遊んでいると、次男たちがバスに乗り込み出発。 お見送りできた〜!という、なんてことない光景。 こうした光景のあと、帰宅

          気づくことで、世界は変わる

          落とし穴はときどき透明になる(労働者マインドを抜け出したい話)

          昨日の鳥井弘文さんのvoicyをきいて、長年のモヤモヤに形が与えられた気がしたので書きます。(思考メモ) 鳥井さんvoicyの内容を簡単に鳥井さんのこちらのvoicy内容で、私に刺さったところを簡単にまとめると・・・ ・ユーザー行動、消費行動をしている間にも僕らは労働している。 ・NFTやFiNANCiEを盛り上げている人たちは、労働をしているのか?消費をしているのか?を考えてみると、盛り上げているうちに、価値が上がっていく、つまり結果として労働や消費をしているうちに生

          落とし穴はときどき透明になる(労働者マインドを抜け出したい話)

          「卒業式は、自分の言葉で感動したい」という強がり

          この時期になると、聞こえてくるのは、卒業の歌。 それを聞くと、なんだか身構えてしまう。 「私を、泣かせにきてる?」 と思ってしまうからだ。 そして、「泣くまい」と思う。 ”校舎、笑い声、運動会、桜、旅立つ、ありがとう・・・” 「ありきたりなワードで、泣かせにくるな。」と思う。 「この子と私の日々の何が、あなたにわかるんですか?」という苛立ちなのか? 母としての矜持なのか、ただの強がりなのか、天邪鬼なだけか? それは、わからない。 私は、自分の言葉で、感動したいのだ

          「卒業式は、自分の言葉で感動したい」という強がり

          大晦日、ふるさとの思い出

          子どもの頃の大晦日の思い出といえば、近所にあった祖父母の家へ行き、ご馳走を食べながら、歳取りの神様をお迎えしたことだ。 仏壇のある和室に、お膳をひとりひとり並べ、歳取りの神様が入ってこれるように、障子と窓を少し開けておく。 雪国なので、マイナスの冷気が入ってくる。だけど子どもの頃の私は、そのスッとした空気が入ってくると、歳取りの神様が入ってきたような気持ちになっていた。 お膳の内容は、なまこ酢、氷頭なます、煮物、蒸し鶏、ピンクの蛸の甘酢づけ…あとは、なんだっけ?あとで母

          大晦日、ふるさとの思い出

          GIVEに関する、現時点での考察

          ギブアンドテイクがずっと分からなかった。そんな私の現時点までの道のりである。 すっからかんに鎧をまとった存在はじめて『嫌われる勇気』を読んだのは、2019年の初頭だった。 その頃の私は、他人の意見や目ばかり気にして、目の前の幸せに目をつぶりつつ、子育てのおかげで(母親というアイデンティティのおかげで)かろうじてそこに立っているような状態だった。 『嫌われる勇気』を読んで雷にうたれた私は、他人の人生ではなく、自分の人生を歩こうと決めた。 それまでは本当に自分がすっからかん

          GIVEに関する、現時点での考察

          「片付け」の本当の意味とは?

          わたしは片付けが苦手。 断捨離もときめく片付けも試したけど、挫折。 片付けできるようにはなりたくても、どうでもいいやって思ってた。 だけど、今日しめ縄とかしめ飾りの片付けについて記事を書いていたら、すごい発見してしまった。 お正月のしめ飾りは、松の内を過ぎたら、どんど焼きでお焚き上げしてもらう。 お正月飾りは、神様の宿る依代だから、丁寧に、片付ける。 片付けという言葉は、文字通り「片をつける」区切りをつけて、次に進む。 お札やお守りも、一年経ってお役目が終わったら、感謝

          「片付け」の本当の意味とは?

          【懺悔】フリ校クローズドを3日でやめた嘘と後悔のにゃらティブ

          フリーランスの学校(通称フリ校)は、インフルエンサーのしゅうへいさんが始めたコミュニティ。 無料の動画講義で学べる初級コースを終了すると、審査ののちに、クローズドコミュニティ(有料)へステップアップできる。 そんなフリ校クローズドコミュニティの扉を叩き、まるでピンポンダッシュのように去ってしまったわたしの嘘と後悔のにゃらティブを語らせてもらいます。 ※なにかをディスる内容ではありません。ただの主婦の自分語りですのでご容赦ください。 フリ校に申し込む2022年5月の終わ

          【懺悔】フリ校クローズドを3日でやめた嘘と後悔のにゃらティブ

          LLACと煩悩

          NFTは煩悩の世界。 未来への希望や、文化、つながりなど素敵な側面もたくさんある一方で、 人間、自分自身の欲深さが分かりやすい形で見せつけられる世界だ。 私はLLACは「お守り」であり、「未来へのチケット」であると捉えているし、どう考えても猫ちゃんをガチホする方が、LLACにとっても自分にとっても良いので、もともと売る気はなかった。 だから自然に無理なく座禅はできている感覚。 また、幸いなのか何なのか、数字に弱いので、自分の猫ちゃんが日本円でいくらなのかはあまりピンと来な

          LLACと煩悩

          世界の見え方が変わる一冊!『動物と人間の世界認識ーイリュージョンなしに世界は見えないー』

          「人間だって動物だ!」 これは「動物戦隊ジュウオウジャー」の第1話で、風切ヤマトがはじめて”ジュウオウイーグル”に変身する前に発した言葉だ。 我が家の長男がハマっていたので覚えていたが、 この「人間だって動物だ」ということが、まさに!と感じられて非常におもしろく、 なにより世界の見え方が変わる衝撃を受けた本を、私の気づきも絡めながら紹介したい。 日高敏隆・著『動物と人間の世界認識ーイリュージョンなしに世界は見えないー』 動物たちは世界をどう認識しているか 本書は、ま

          世界の見え方が変わる一冊!『動物と人間の世界認識ーイリュージョンなしに世界は見えないー』

          赤ちゃんは「時間」を教えてくれる

          限りある時間オリバー・バークマンの『限りある時間の使い方』という本が話題をよんでいる。 実際に、わたしも今年読んだ本のなかで個人的にNO.1だと思っている一冊だ。 わたしは臨月に入ってから、この本を読んだ。 そして、赤ちゃんや子どもたちとのかけがえのない日々を楽しもう、と強く思ったのだ。 それでも、日々のさまざまなことで決意を忘れてしまうことがある。 その度に、教えてくれるのが 赤ちゃんだ。 赤ちゃんは尊いへその緒がとれた。 目を開けている時間が増えた。 笑ってくれるよ

          赤ちゃんは「時間」を教えてくれる