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academist で「研究支援証明書」を発行できるようになりました - web2からweb2.xへ

研究支援証明書とは

本日、academist から「研究支援証明書」を発行できる機能を公開しました。

これは「academist」に掲載されたプロジェクトにご支援いただいた全サポーターに配布されるもので、支援したプロジェクト名や支援を受けた研究者名、支援日時、支援者名などが記録されており、「academist」のマイページから確認することができます。2018年3月29日以降に行われた全ての支援が対象です。支援金額に応じて背景色が変わりますので、複数のプロジェクトを支援した経験のある方は、ぜひ比較してみてください!

なぜ研究支援証明書?

academist は2014年より、「研究者が研究活動を継続的に発信し、支援を通じて研究者とサポーターがつながる場所をつくること」をサービスのミッションとして、運営してきました。全国の大学・研究機関と連携しながら、現在はスポット支援型(購入型・寄付型)と月額支援型の両輪で運営しています。

研究者とサポーターがつながる場所が整備されてきた一方で、研究者が研究活動を継続的に発信する&サポーターが研究者の研究活動に継続的に注目する仕組みはまだ発展途上です。研究者が論文を公開したときやメディアに掲載されたとき、受賞したときなどのタイミングで、研究者はサポーターに報告したい、サポーターはそれを周りに知らせたいという仕組みを作っていきたいと考えています。

その第一歩として、今回「研究支援証明書」の発行機能を追加しました。この機能により、サポーターは支援記録を対外的に示せるようになります。たとえば、研究者の研究が進展した際に、「3年前に支援した研究が論文に!」「5年前から応援している若手研究者が助教に。おめでとうございます!」「30年前に支援した研究がノーベル賞を…!」などのコメントを研究支援証明書とともにSNSで共有し、研究者とサポーターが一緒になって研究の進展を喜びあえると良いなと考えています。

ご意見募集中!

この機能は、今年3月に実施した「分散型科学で新しいアカデミアを - 「DeSci.Tokyo」始動プロジェクト!」で、チャレンジャーの濱田太陽さんと高木志郎さんが「研究支援証明書」のリターンを導入したことを機に、実装することを決めました。

とはいえ「研究支援証明書」はまだβ版です。皆さんから研究支援証明書の活用方法のコメントをいただきながら、順次アップデートしていく予定です。最終的には、研究者の実績や知名度向上に伴い初期サポーターの支援が社会的価値として認められるようにしていきたいと考えており、それはweb3の思想を体現する仕組みになると想定しています。

ぜひこちらよりご意見いただけると嬉しいです!

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