save it for sunnyday service

臨床心理士、公認心理師としてカウンセリングをしています。

save it for sunnyday service

臨床心理士、公認心理師としてカウンセリングをしています。

最近の記事

LAコンフィデンシャルに見る女性像

若いときに観たときはそんなに面白いかな、と思っていたのですが、 インスタのazushi.317さんのレビュー(本作品に限らず、紹介されている映画がエンタメと作品性と絶妙なバランスでセレクトされたラインナップです)を見て、とても魅力的に紹介されていたので、見返してみました。 作品紹介はそちらに譲るとして、まずは感想です。 セットや服など、どれも古き良きアメリカの粋が詰まっていて、見ているだけで楽しいです。登場人物たちのスースもお洒落です。ファッションのお手本です。話の筋も

    • 異邦人 カミュの描く不条理とは?

      カミュの異邦人といえば不条理。でも読んでいくと不条理ってどこが?と初めて大学生のときに読んだときには思いました。太陽のせい、とは何だかよくわからないけどゴダール映画みたいにお洒落な意味かしらん?とか。  しかし幾つか評論を読むと、面白さ100倍です。太陽のせい、までには幾つかの段階があります。 1  お母さん問題 母性神話にも通じますが、主人公は別にお母さんを大切に思っていない訳ではないけれど、マザコン的なところがありません。それじゃダメ、お母さん大事でしょ、もっとベタベタし

      • 失われた時を求めてとキャバクラ

        同窓会で、酒が入ってくると、男子たちがキャバクラがどうのこうのと盛り上がっていた。お酒が飲めない自分はキャバクラに行ったことがない。だから何がいいのかわからず、すっかり大人になった女子たちと、あっちのほうでキャバ嬢にベンツ一台分貢いだだの何だのと言ってるね、と冷静に会話していた。そういえばキャバクラを舞台にしたドラマや映画が沢山あって、石原さとみや広瀬アリスをはじめ、なんだか夢のような美女が演じていることも多い。日本人ってどうしてこんなにキャバクラ好きなんだろうと改めて思った

      LAコンフィデンシャルに見る女性像