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グラフィックデザイナー藤田泰子さん!「デザインは問題解決」とは?

クラウドカレッジの『WEBライターコース』を受講し、なんとかWEBライター検定2級に合格はしたものの、その後の案件受注がままならず、頭を抱えている人はいませんか?

「2級に合格すれば、バンバン仕事の依頼が入ると思っていたのに、応募しても返事すらこない」
「そもそも私は、そんなに本を読んできたわけではないし、書くこともあまり好きではなかった。ただ絵本を見るのだけは好きだった!」

そんなあなたに、WEBライター検定2級に合格しても、別の働き方【グラフィックデザイナー】としてご活躍の藤田泰子さんを、インタビュー形式でご紹介します。

WEBライターとしての働き方で、悩んでいる人は必見です!


グラフィックデザイナーとは?

まず、藤田泰子さんの情報が詰まっているこちらのサイトをご覧ください。


続いて、インタビューに入ります。

グラフィックデザイナーとは、どういうお仕事ですか?

グラフィックデザイナーの具体的な制作物は、ロゴマーク、名刺、DM、チラシ、パンフレット、ポスター、看板、サイト、バナーなど。お店や企業全体のブランディングなども手がけることもあります。

私は「問題解決」がしっくりきています。例えば、新しく飲食店のお店を開きたいというクライアントに対して、ただかっこいいロゴマークを作り、可愛いショップカードを作り、情報満載のメニューを作るだけでは問題解決にはなりません。

どんな思いで、この店を始めるのか?
どんな思いで、名前を決めたのか?
どんな料理をどんな人に、食べて欲しいのか?
そして、どんなアイテムがあればお客さんが集まるのか?

これらがお客様に伝わるものでなければいけないので、
「問題解決」が重要だと思っています。

グラフィックデザイナーとしての、活動は?

1、グラフィックデザイナーとして、現在の主な活動をお聞かせください。

旅行会社の、子ども向けのキャンプに関するポスターデザイン等の依頼に、10年以上ずっと携わってきました。しかし、コロナでお仕事はほぼなくなったので、他のロゴや名刺の依頼、ポスター、チラシ、バナーいろんなご依頼をいただいています。

「デザイナーで稼がなきゃ」と思った時期もあるのですが、ただ数をこなしたいとはどうしても思えず。ある方に相談したら、「この人のためにつくりたい、と思えるような知り合いを増やせばいいよ」と言われ、基本的に紹介や知り合った方々からいただいたお仕事を、丁寧に手を抜かず制作しています。

クライアントに、デザインに解説を付ける場合など、アドバイスしています。実際のお仕事の中で依頼されていなくても、文章をいじりたい時とかきちんと理由づけできるので、先方の気持ちを逆撫せずに済む感じですね。

※なるほど、文章力はいろいろなところで役立ちますね。クライアント対応にも、活かされているということがわかりました。

それから、オリジナルグッズ販売もしていますね。かわいくて、面白くて、楽しいグッズがいっぱいですね!まとめ買いをしてしまいそうです!



2、グラフィックデザイナーとして、ライターゼミのロゴは何を意識して作られましたか?

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基本的にはみなさんからいただいたアンケートがベースです。マンダラートシートを作ったのですが、「つながり」を求める意見が多かったように思います。

ライターゼミはただそこに集まりたい人が集まっている、実は不安定な場です。いつでも辞められるわけなので。そこにそれぞれが価値を見いだして留まっているのには、どこか「つながり」を感じていたいから。

そこが私にも響いたところでもあるので、ロゴマークもロゴタイプも「つながり」を意識して制作しました。

※見れば見るほど、よく考えられているデザインだと思います。色使いに奥深さが感じられ、右肩上りの「W」が「つながり」に無限大の可能性を秘めているような。「ライターゼミ」の文字も繊細。ゾクゾクしますね!早くマグカップやTシャツが欲しいです!

グラフィックデザイナーとしての、きっかけや流れは?

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1、グラフィックデザイナーに、なろうと思ったきっかけは?

具体的に意識したのは大学3年の時で、提出用のファイルを作って楽しかったということです。本大学では、3年でA2サイズに作品の意図や方法、実際出来上がったものなどをレポートではなく、ファイルにまとめて提出します。

当時はまだワープロを使用していた頃で、ワープロで出力した文字を色画用紙に貼ったり切り抜いたり、ほぼ図工でした。

しかしそこで、フォント、カラー、レイアウトなどを考えるのが楽しく「私がしたいのはこういうことかな」と思ったのを覚えています。

2、グラフィックデザイナーへの流れ、幼少期~大学生までは?

小さいときから絵を描くこと、図工や美術が好きでした。中学生の時は、幾何学模様の構成や、対照色の構成の時間が楽しかったですね。

しかし、最初から断固たる決意でグラフィックデザイナーを目指したわけでもなく、美大や芸大も考えましたが、当時仙台から出ることはかなわず。

だったら、建築の図面とか少しでも自分の好きなことに近い学科と思い、探しました。そこで、当時はグラフィックデザインがなかったため、工業デザインの学科を選び、たまたまグラフィックを教えてくれる先生に出会えたのが全てです。

グラフィックデザイナーとして、今までの仕事は?

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1、グラフィックデザイナーとして、今まで「大きな仕事」は何ですか?

年間駅ビルのポスターと、年4回のフリーペーパーを担当したときは楽しかったです。お客さまのインタビューや撮影から立ち会って、トータルで携われたのが嬉しかったですね。

東京のデザイン事務所で働いていた時、製薬会社のお仕事で『たかの友梨』さんのパッケージデザインをしたことがありました。一度オフィスに連れて行ってもらったのですが、社長のオーラがすごかったです! 

※駅ビルのポスターや、あの有名な『たかの友梨』さんのパッケージデザインを手掛けたとは、素晴らしいです!ポートフォリオに書けますね!

また下記の入選も凄いです

2、グラフィックデザイナーとして、逆に失敗談はありますか?

まだ東京の事務所で働いて2年目くらいのときに、どうしてもクライアントさんのOKが出ず、夜中に罵声を浴びて泣きながら仕事をしたことがありました。

担当の方は普段厳しめの方だったのですが、そのときは上司の罵声に私を一生懸命フォローしてくれていたのが救いでした。

しかし、商業デザイナーである以上、クライアントのOKが出なければどんなに自分でいいと思っていてもダメなので、あの経験は大事でしたね。基本的にクライアントさんには恵まれていると思っているので貴重な体験でした。

※本当に価値のある体験をされましたね。「自信が持てる作品でもクライアント次第」これは、他の仕事でもあり得ること。それを謙虚に受け止め次につなげる姿勢には、藤田さん自身の性格が伺えます。

グラフィックデザイナーとして、今後の目標は?

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1、グラフィックデザイナーとして、今後の目標をお聞きかせください。

やってみたいのが「ブックデザイン」
自分の書いた文章が載っている本を、自分でデザインできたら最高です!!あと妹がフォトグラファーなので、写真集とか出してくれないかなって密かに思っています。

『Webライターコース PRO』1級の受験
2級のときは、あの課題にも出てこなかった難しい問題ができたので、1級にも挑戦しようと思います。

※藤田さんには、公務員だったお父様とお医者様の叔父様がいて、優秀なDNAも流れていると感じました。あの非常に難しい1級の試験も、理数系の大学を出られている藤田さんには、簡単に解けるような気がします。

「あの超難関WEBライター1級合格者は、グラフィックデザイナーだった!」
こんなキャッチコピーが浮かぶほどです!

2、グラフィックデザイナーとして、目標とする方はいますか?

目標とするには遠すぎるのですが、大好きなクリエイターで『原研哉』さんがいます。無印良品のアートディレクションを担当されていて、モノトーンの作品が多く、シンプルで洗練されたデザインが大好きです。

文章も素敵で、旅行記も書かれ書籍も多く出されていますが「Re:Design」という本が秀逸です。今すでに確立されているようなものも「再デザイン」してみようというコンセプトで、『隈研吾』さんには「ハウスつながり」で、ゴキブリホイホイの「ReDesign」を依頼されています。

原研哉 Kenya Hara グラフィックデザイナー
1958年生まれ。日本デザインセンター代表取締役社長。武蔵野美術大学教授。2002年より無印良品のアートディレクター。松屋銀座、森ビル、蔦屋書店、GINZA SIX、MIKIMOTO、ヤマト運輸のVIデザイン。「JAPAN HOUSE」では総合プロデューサー。著書『デザインのデザイン』『DESIGNING DESIGN』『白』『日本のデザイン』『白百』など著書多数。
<日本デザインコミニィーより引用>

※藤田さんが目標とされるグラフィックデザイナー『原研哉』氏は、本も出版されるなど、まさに文才も開花させています。専門性に文章力が加わると、まさに「鬼に金棒」ですね!藤田さんが、憧れるのはよくわかります

取材を終えて

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グラフィックデザイナー藤田泰子さん!「デザインは問題解決」とは?
ということで、

・グラフィックデザイナーとは?
・グラフィックデザイナーとしての、活動は?
・グラフィックデザイナーとしての、きっかけや流れは?
・グラフィックデザイナーとして、今までの仕事は?
・グラフィックデザイナーとして、今後の目標は?

お聞きしました。

グラフィックデザイナーとして、文章力を磨き仕事に役立てようとする姿勢には納得がいきました。目標とされる方が、専門性を究めるために文章表現も駆使しているからですね。

その文章力磨きが際立つ作品が、noteで【#スポーツ記事まとめ】に選ばれています。グラフィックデザイナーに文章力が加われば、もう怖いものがないですね!

藤田泰子さんのように、WEBライターは本業を究める手段と考えることもできます。絵が好きだったり工作が得意だったりする人は、WEBライターの腕を持ちながら、デザイン関係の仕事も良いということです。

藤田泰子さんのデザインを詳しく知りたい方や、ご依頼の方はこちらから⇩


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