患者さんを捉える -片麻痺座位保持困難な症例-
以下に記す症例について、見方、知識の使い方、考え方の流れが参考になれば幸いです。
情報)
高齢で、右片麻痺になって何年も経っている方である。
移乗動作の獲得は考えていない。
現在、座位が保持できずに左に傾いてしまう。
また、身体の傾きにより食事が上手く行えず、誤嚥の危険性もある。
車いす上で身体が傾かない安定した座位の獲得を目標としている。
そこで、筋の活動状況を見るために端座位を行った。
頸部と体幹は左側屈・左傾斜している。
時間が経つと左へ転倒しそうになり、左