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【メタバース】目に見えない次世代を想像する

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明らかに現実世界の延長線上にありつつ、でも、行き着く先は現実世界とは全く異なる世界観。頭の中を一度からっぽにしないと想像すら難しい。そんなメタバースの行く末をゆっくり丁寧にご案内… もっと読む
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生成AI活用のキモは◯◯◯◯◯ないこと

若干の手前味噌になりますが、弊グループ(メタリアルグループ)のロゼッタ社(私の古巣)が開催したビジネスセミナーが、生成AIに少なからず興味関心があるビジネスパーソンにとって非常に有益だろうと思ったので、(たぶん後日、見逃し配信されるだろうから)紹介させてもらいます。 実際、生成AIどう思いますか? 私の古巣ということもありますし、弊社はメタバース・デジタルツインの受託開発をメインにしていると言っても生成AIは(動画生成や3D生成に)フル活用しているので、ビジネスでもプライ

なぜ今、内見をVRで行なうのか

当社(株式会社MATRIX)が、【どこでもドア】に続いてサービス化したのが【ガウシアンVR】という「内見をVRで済ませちゃう」サービスです。【どこでもドア】はリアリティメタバースという『360度実写映像そのものという空間に入ってしまう体験』を提供しています。これによって、「物理的な移動」が不要になり、多くの方々に、今よりも快適で楽しい生活シーンを届けることができると確信しています。(副次的な効果として、実際に足を運ぶハードルも下がる効果があるのですが、それは過去の noteで

進化したはずが・・・

昨今のテクノロジーの進化がとんでもない速度であることは、ここでも何度かお伝えしてきた。当然、各所でそれを取り入れないとね、という声は出ているのですが、よく考えないと本末転倒になっちゃいますよ、な例をご紹介したい。 観光経済新聞さんに載っていた、和歌山新城下町DMCとユタカ交通さんが制作したという360度VR動画がYOUTUBEで公開されたそうです。 私も拝見しましたが、そもそも360度動画自体がブレブレで、おそらくこれまで作ってきたプロモーション動画と360度動画がごっち

【速報】VRゴーグルはウォシュレット

VRゴーグルの普及によって、メタバースが新しい生活シーンを提供すると願っている私は、2年ほど前から全国各地へ足を運び、VRゴーグルを被ってもらい、被った瞬間に「テレポートしてしまう」「違う場所に瞬間移動」という体験( #VR旅行 )を数え切れないほど、行なってきた。 どこに行っても、皆さん驚いて、感動して、楽しんでもらった。私は端末を売るのが仕事ではなく、この端末(meta Quest)を通じて、体験を提供している。アメリカでは今や、10代の3人に1人はVRゴーグルを持って

chatGPTがプロの素人を増産

下記の記事の通り、ネットにありとあらゆる情報が提供されている昨今は、「プロの丸ごとお任せ」ってニーズが減ってきているようだ。 更に言うと、これまではネット検索して、それを想定する多数のキーワード広告の中をくぐり抜けて(人によっては更にアフィリエイトのまとめサイトをくぐり抜けて)、ようやく欲しい情報に辿り着いていたが、今や、対話することで欲しい情報をピンポイントに提供してくれるchatGPTのようなサービスも登場した。 普段からやってる人は、上記の「くぐり抜ける」作業が本当に

目先の価値(気持ちはわかるっちゃけどね…)

今日もメタバースネタを一つ。 シリーズで毎回、楽しく読ませていただいている下記の記事について、コメントもしたのだけれど、文字数や仕様の都合があるので、ここでじっくりと違う意見も書いておきたい。 この3年ほど、私も全く同じように「普段使いになる日」を目指しているので、この方の一連の記事は楽しく読んでいる。3年間で2000名以上の方にVRゴーグルを被ってもらって、リアリティメタバース(CGではない実写ベースのメタバース空間)を体験してもらってきた経験上、「メタバース」という言葉

井上尚弥選手を目の前で観よう

先日の圧倒的な強さを我々に魅せつけてくれた井上尚弥選手。文字通りのモンスターですね。まぁ、おまけとしてこんなニュースがありました。 今や井上選手や大橋ジムは多額のファイトマネーを得ることができていると思いますが、ご存知の通り、ボクシングは非常に選手寿命が短いですし、特に日本人は金融リテラシー教育が皆無なので、一時的に莫大な資産が入ったとしても上手に運用している人などあまり聞いたことがありません(逆に有象無象にたかられて一文無しになった話は数え切れない…)。 そこで、人気絶頂

気付けば、地上波放送でメタバース撮影のメイキングムービー

ニュースでご覧になった方もいるかも知れませんが、GWに全国数カ所で闘牛が行なわれたのをご存知でしょうか?たまたまご縁があって、下記の山古志での「牛の角突き」を【どこでもドア】で公開すべく、撮影からご支援しています。 山古志という地名をお聞きになったことはありますか?20年前の中越地震で被害を受けて、それがきっかけとなってしまったかどうかわかりませんが、いわゆる限界集落となって、自治体としては消滅してしまった地域です。言い方は良くないかもしれませんが、日本全国の地方が抱える問

体験に勝るものなし(続・KPOP市場のVR活用)

昨年、KPOPが更に突き抜けていってるよというニュースは下記で紹介した。エンターテイメントにVRを活用した事例として。 私も実際に東京でのBTSのVRコンサート(B☆VERSE)に参加してみて、『やっぱり、VRの驚きや感動をわかりやすく伝えるには体験に勝るものなし』と改めて実感した。下記で魔法使いになりたいと思ってみたものの、やはり体験でしか伝わらないのだ。 そんな流れを振り返りつつ、『VR体験の驚き・感動を平面画面で伝える』なら、このような方法が最適だな、という回答があ

教育の場が営業に侵されてしまうとこうなる

(私は専門外だけれど)学校教育はルールが非常に厳しいので、現場の先生方が生徒のためにと思っても、そう簡単に新しいことができない環境下にある。3年前から【どこでもドア®】という実写メタバース空間を提供してきて、何度も先生からの問合せがあり、お話を聞いてきて、ムダな法律の壁を感じてきた。そんな中で下記のニュースは、失望感しか無かった。 NTTと並んで、国内の(自称)メタバース大手のDNPさんが東京都の教育現場にメタバースを導入したニュース。おそらくは、弊社に相談していた先生方(

GVRは不動産内見以外にも

世間ではGWの真っ最中で、知り合いを見ても3~4割の方が11連休中です。弊社はスタートアップなのでお休みなんか知りません(歪んだ考え@昭和猛烈的)が、今日も残念なニュースを取り上げて、より良い未来に向けた提案をしておきたいと思います。 千葉県君津市の市立保育園がメタバース技術を活用したニュースです。保育や介護の業界は、なにしろ現場が命を預かっている職場ですし、国や自治体のルールがガチガチで余裕のある就労環境とは程遠いため、入園希望者や住職希望者の見学に対応することすらままな

DXしないのは死んだも同然

今さらかもしれないことの一つ、「DX」。皆さんの会社は順調に進みましたか?2020年頃には盛んに聞かれていた言葉の一つがDX。デジタルトランスフォーメーションの略です。 DXとは具体的にどんなことを指すのか、いまだにフワッとしたままの方も結構いるのではないかと(実際にとある会社で)思って、記事を書こうと思った次第です。DXについては、私の中ではこの方の意見が日本で一番わかりやすいし、正しいだろうと思ってます。 デジタルトランスフォーメーション研究所の荒瀬さんです。この記事に

伝える力~求む・魔法使い

先日(も)、とある事業会社様からこのような回答(見送り)をいただいた。 これはいわゆる公募形式で、プレゼンしたのが2月でそれ以降の後追いが不可だったので、プレゼン当日の最大限に築いた「期待感」は忘れられてしまう可能性が大、だとは思っていた。何しろ、当社のサービスは体験しないと記憶に残らない。後で紙を見返しても紙からは何も彷彿させることができず、それはダメなのだ。わかってるが世間のルールは基本は紙と口頭。。 上の記事でも書いた通り、当社もこのサービスのスゴさを一人でも多くの

長年の悩みが深くなる日2~だから「空間」って

仕事外では「何も悩んでない、脳天気な人」と見えてますが、仕事ではいつも何か考えて悩んで手を動かしてみて、の繰り返しです。下記でも書きました、ここ1~2年(通称:長年)の悩み事シリーズ第2弾です。 わかりやすく例をあげます。あなたがとある駅前にいたとします。そこではいろいろな人が行き交います。どこの誰だかわかりませんが、その時、その場所にいたことは誰にでも共有されています。なぜなら「空間」は誰のものでも無いからです。たまたま、その空間に知り合いがいることもあるでしょう。それは