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2024/5/8 ハローワーク行ったり、コインランドリー行ったりしたMVのワンシーンみたいな日

 今日は午前中に起き、仕事に行く恋人と一緒に家を出る。今日はハローワークに行く日なのだけど、9:00〜だったか10:00〜だったか定かではないため、なるべく近くにいることにした。ハローワークは8:30に開く。そこから家で電話しても間に合うかどうかわからないからだ。
 仕事の恋人とは栄で別れる。いつもギリギリで急いでばかりなのに、早く来すぎてもなぁと文句を言う恋人。遅れるのが怖いから早くきすぎてしまう僕とは大違いだなと思いながら、ハローワークのある伏見まで歩く。近くで公園があったので、そこでゆっくりする。そしたらおじいちゃんに声をかけられた。
 つけていたイヤホンを外して話を聞くと、刀剣美術館に行きたいというので、暇だし案内をすることにした。
 不動産で部屋案内のバイトをしていたときの血が騒ぐ。いや、いろいろな話をふり、相手を楽しませようとするのは自分の癖といった方がいいかもしれない。
 GWにどこにも行けなかったから、せっかくだし遠出することにしたというおじいちゃん。なんと犬山から、スマホも携帯もなし。刀剣ミュージアムのチラシだけを手にここまでやってきたのだという。しかも別に刀や剣が好きなわけではないらしい。少し前に流行った刀剣乱舞も知らなかった。
 建物の前まで案内し、じゃあと言って別れた。何かお礼でもあるかなと少し待ってしまった自分が恥ずかしい。
 もう一度公園に戻り、同じベンチで時間を潰す。とても綺麗な公園なのに、タバコを吸ったりゴミを捨てたりする綺麗じゃない人たちがいて、いちいち注意したくなる気持ちが溢れる。
 9:00過ぎたので、電話で時間を確認し、公園を離れる。綺麗で美しいものが汚されていく感覚をこれ以上味わいたくなかった。人間の素晴らしさを信じたくなくなる光景なんて見たくなかったのもある。
 しかしハローワークは10:30からで、割と時間があったので、近くのコンビニで朝ごはんを食べて時間を潰してから向かった。
 新しい仕事が決まりそうなこと、それに付随して現れる疑問や質問を、どこか笑い話をするようなポップさでする。
 すっかりハローワークに通い始めの頃にあった緊張は無くなっていた。
 終わった後はブックオフにゲームを売りに行った。査定を待っている間、珍しく文庫本のコーナーをあからやまで順に見ていく。普段は文庫本は買わない主義なのだけど、先日本屋に行ったら確認したい作者リストを作ったのもあって、せっかくだしやってみることにした。
 結果として買うものはなかったけど、まぁ楽しめたのでよしとする。
 家に帰ってからはドラクエをした。といってもやることはもうほとんど残ってない。搾りかすのようなものを楽しんだ。
 恋人は帰ってくるなりコインランドリーに布団を洗濯しに行きたいというので、一緒に行くことに。待つ間にサイゼリアで夕飯を食べ、コインランドリーで残り時間を待った。折り紙を折ったり、レシピを見たりする時間も、布団を取り込んで一緒に帰るのも僕が思い描いていた都会で恋人とする暮らしの風景だったので嬉しかった。
 帰ると頼んでいたスマホケースが届いた。それをつけてテンションが上がっている僕を見て微笑む恋人。まるでMVのワンシーンみたいな時間を恋人とたくさん過ごせるのがうれしい。
 それを一つ一つ大切に覚えていられるのも、たくさんこれから増えていくこともうれしい。

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