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塗る亜鉛 ローバルのさび止め性能を証明するものはありませんか?

質問:「ローバルのさび止め効果を証明する資料はありませんか?」

よく頂戴する上の質問にお答えいたします。
回答:「ローバルは国土交通大臣の「特別評価方法認定」を取得しています。国土交通大臣に3世代(おおむね 75~90 年)に渡り大規模な改修工事を必要としない防錆措置として認めていただいております。」

品確法の住宅性能表示制度とは?

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」という法律があります。「品確法」「住宅品質確保法」と言われたりします。

その法律の基づいた『住宅性能表示制度』があります。『住宅性能表示制度』とは、第三者機関が製品を評価して、その性能が比較できる制度のことです。

例えば、ローバルも認定いただいている “3-1 劣化対策等級(構造躯体等)”  という項目では、等級が以下のように分けられています。

・等級1
建築基準法に定める対策が講じられている。
・等級2
2世代(おおむね50~60年)まで、大規模な改修工事を伸ばせる対策が講じられている。
・等級3
3世代(おおむね75~90年)まで、大規模な改修工事を伸ばせる対策が講じられている。

等級3が最も良いということがわかると思います。なお、通常想定される自然条件及び維持管理の条件の下という前提がありますので、ほったらかしで良いわけではありません。

一番良い“等級3”って、どんな防錆処置(さび止め措置)?

住宅性能表示制度の評価方法基準に鉄骨構造の防錆処置には、区分1~5までの塗装系が記載されています。鋼材の厚さによって、等級3が認められる塗装系が変わってくるのですが、区分5の塗装系は、鋼材の厚さによらず等級3が認められています。この区分5の塗装系がこの基準の中では最も良いさび止め効果を発揮するということです。
そして、区分5の塗装系とは以下のものです。

この区分5の塗装系が、等級3(3世代(おおむね75~90年)まで、大規模な改修工事を伸ばせる対策が講じられている)を認められています。
ここで指定されている塗料はローバルではありません。ローバルは区分5の塗装系ではありません。

特別評価方法認定ってどんなもの?

特別評価方法認定という制度があります。評価方法基準に書かれた方法とは違う方法でも、第三者機関が同じ効果があるか、性能を評価して、国土交通大臣がその性能を認めてくれる制度です。
ローバルはこの特別評価方法認定(特認)を取得して、区分5の塗装系の防錆措置と同等の防錆措置効果がありますと認めていただいています。
等級3の区分5の塗装系と同等の防錆効果なので、ローバルも3世代(おおむね75~90年)まで、大規模な改修工事を伸ばせる対策が講じられていると認めていただいたことになります。

その認定書及び説明の資料が以下になります。

資料は更新されている場合がありますので、最新のものが必要な場合は以下の公式HPよりダウンロードしてください。

特別評価方法認定を取得するにあたり、日本建築総合試験所に耐中性塩水噴霧試験や人工酸性雨サイクル試験等の各種試験を行ってもらい、ご評価いただいています。

まとめ

ローバルは国土交通大臣が認めた3世代(おおむね75~90年)まで大規模改修を伸ばせるさび止め性能を有しております。ただし、ローバルの耐用年数は環境により大きく変化します。

ローバルがJIS規格に該当するかをお尋ねいただいたユーザー様に、「JIS規格には該当しないけど、国土交通大臣認定があります。」とのお話をさせていただくと、安心して選定いただける場合がよくあります。

JIS規格に関する記事はこちら。

なお、ローバルの性能を十分発揮いただくために、以下の注意点をお守りください。

本記事はわかりやすいように法律文面を解釈した表現となっております。正しい内容を知りたい方は、法律文面をご確認いただきますようお願いいたします。

(記事担当:MTMTH)

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ローバル、ローバルアルファを用いた物件です。

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