見出し画像

Spotify雑考2

 先日、一年間Spotifyを利用してみてという記事を書いて見たが、肝心な点が抜け落ちていたかと思う。それは「サブスクは所有でなくて利用である」という点である。

 そもそもの音楽サブスクの時系列的な整理は下記記事に詳しく纏められているのでこちらを参照して頂きたい。

前回音楽サブスクのメリットとして以下のようなものを挙げさせて頂いた。

・CDを入れ替える手間が無く、CDを触ることが無くなった。
・プレイリストの利用が促進され、アルバム単位から曲単位でのリスニング  
 に変化した。
・気になった曲、教えて貰った曲がすぐに検索して聴くことが出来る。
・ヒットチャートのプレイリストにより多少流行の曲も知れた
・あなたへのオススメが優秀。また似たアーティストの表示も良い。
・再生機器がCDコンポからタブレット、スマートフォンへと変化した。
・CD、音楽データを買う必要が無くなった。

 この点に関しては変わること無くメリットとして享受している部分であることは間違い無い。CDというものへのライトユーザーであればこのメリットは十分に既存のメディアに取って代わるものであろう。

●CDにあってサブスクにないものとは

 懐古主義との批判もあるかもしれないが、CDにあってサブスクに無いものを考えてみたい。

①所有欲を満たす
②アートワーク、ライナーノーツ
③音質

 となる。

 まず①「所有欲を満たす」について、サブスクは月額料金を支払い利用するものであるが、あくまで利用であり所有ではない。つまるところ曲の提供をサービス側が止めてしまえば聴く事が出来なくなるデメリットを含む。あくまでサービス側の都合により左右される、また提供されていない曲も現段階ではあるということもある。ちなみにサービスがいつ終わってもおかしくはないという不確定な部分にも目を向けたい。
 ②「ライナーノーツ、アートワーク」については過去の洋楽ファンにとっては大きなものだと思うが、現代的な重要度としてはそれほど高くも無い。
 ③「音質」についてはTidalとAmazon musicを除くサービスでは320kbpsが最高音質だったと思うのでFLACやWAVEなどのファイル保存より劣る。まあその違いを気にするかどうか、というところもあるが。

●音楽データを積んで音楽サブスクも再生出来る事が現実的か

 PCないしmicroSDに大量の音楽データを積み、音楽サブスクと併用する形が現在の最適解と思われる。良いとこ取りをしようというものである。既存のCDを活かすにはそうするしかない部分もある。

 現在ではmicroSDの512GBが9000円を切って購入出来る。あととてもレアな使い方かもしれないがSpotifyで聴いたアルバムをAmazonで注文するということもあったのでそれを記録しておきたい。

とりあえず現在サブスクとCD所有の狭間にいるので今回はこのあたりで。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?