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君たちがいれば都

引っ越し準備も大詰め。断捨離を乗り越え、ゴールデンウィークならぬ荷造りウィークであった。


連休最終日、ラストスパート!と思ったら夫、まさかの休日出勤。

私だけでは人手が足りない。そして車も運転できない。
業者には大型家具家電しか頼んでいないから、それ以外は自力で運ばないといけないのに!!

じっとしてはいられない。
こどもの日に買ってもらったおもちゃで夢中になって遊ぶ子供達に声をかけ、徒歩で荷物を運ぶことにした。

お互い、ギリギリ持てるものを担いで。
私はこたつテーブルとこたつ布団、長男は食器が入った小さめの段ボール(よりによって割れ物)、次男はこたつテーブルの脚。

途中、重くて持てない〜と次男が脱落。それも私が担ぎ、風にあおられて段ボールから手を滑らせそうな長男にヒヤヒヤしながら、なんとか引っ越し先に着いた(徒歩10分、体感30分)。

めっっっちゃくちゃ疲れた。
腕はプルプルして、今湯呑みを持ち上げるのも辛いくらいだ。
長男、重かった〜!と、それまでなんとかしっかり持っていた段ボールをガチャン!と音を立てて置くから大焦り(何も割れてなかった)。

いつもは荷物を運んだらすぐ家を出ていたけど、ちょっと休憩しながら荷解きをした。
子供がはしゃぎながらかくれんぼをしたり、運び込んだおもちゃで早速遊んだりしているのを横目に、新しく買ったガスコンロを開けて設置してみたり。


社宅に住める期限が切れ、仕方なく引っ越すことにした。
転校・転園を避けて、同じ学区内で探したら、そんなに物件はなく、夫がほぼ一方的に決めた、古くて汚くて狭い部屋だ。
契約した〜と聞いたとき、嫌で嫌で、ひどい剣幕で夫に抗議した。

今でも部屋自体は全然好きじゃない。洗面所はお湯が出ないし、1階だから虫は多いし、上の階は子供がいて足音がすごいし、お風呂なんて、入る気になれないぐらい古い。

でも、もうここで住むことを今更やめられないし、家族がいるならそれでいいや。と、楽しそうな子供達を見て思う。
住めば都とはよく言ったものだ。
夫はいつ転勤になるかわからない。
と言いつつ今の家に10年住んだわけだが。
何年住むことになるかわからないけど、次の家がいつか住み良い家になることを願って。

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