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ミートボールスパゲティ


ミートボールスパゲティですが、昨日娘が作ったビーフシチューのジャン・アレンジだそうです。



〜 カッピー家の本棚 14冊目 〜



このコーナーは万人にはあまりオススメ出来ませんが、私の大好きな本を紹介していきます。

最近の本はあまりありません、今では年に1冊くらいしか本を買わないので例外もありますが、せいぜい20年前までです。

本なので小説だけとは限りません、画集や漫画などもあるでしょう。


さて第14回目の本はこちら。



前回に引き続きまして、今回も秋谷りんこさん「ナースの卯月に視えるもの」の宣伝です、コマーシャルです。

ようやくですよ、ようやく我が家の本棚にも卯月が来ましたよ。

もう発売当日に有給取って全裸待機したじゃないですか。


そんでアマゾンさんから本が届くじゃないですか、袋から出すじゃないですか、表紙を眺めるじゃないですか。

ここで祝杯を上げちゃったんです、5合も飲んじゃったんです、発売日は酔っ払って読めなかったんです。


そんでやっと土日で読み終えたんですよ、やっと私も感想が書けるんです。

で、皆さんの感想を読んでいると5話が良かったとか最終話が良かったとか書かれているじゃないですか。


私は3話推しなんです、後半の描写が大好きなんです、失った事の痛みというものが私のメンタルに突き刺さるんです。


この卯月は看護師のお仕事小説でもある訳ですが、私も3回入院しているんで看護師さんには頭が上がらないんですよ。

そんで、物語の舞台になっているのが横浜の病院じゃないですか。

私が入院していたのも横浜の総合病院だったりするので色々と感慨深い訳です、自分の入院経験を思い出す訳です。


まず最初の入院は今から20年近く前ですよ。

息子が2歳の頃、家で昼寝してたんです。

そしたら息子のキョエエーッ!という奇声で目が覚めたんです。


何かと思って目を開けるじゃないですか。

そしたら息子が私の頭上で宙を舞ってるんです。

その現象が何を意味するか理解するより先に息子の身体は私の腹へと見事に落下、これにより肝臓がアバラ骨と接触、結果肝臓に亀裂が入ったのです。


夜には40度の熱が出て病院に駆け込みました。

しばらくは薬を飲みながら自宅療養していましたがある日突然、息をすると肺に物凄い痛みが走ったんです。

急いで病院に行くと胸水が溜まっているという事で、大きな総合病院へ半月ほど入院する事態となりました。


息子も2歳にして実の親父を病院送り!みたいな。

これは将来が楽しみ!みたいな。


次が4年ぶり2回目の入院です。

またある日の事、朝起きたら悪寒が走っている事に気付きます。

これは風邪かという事で町医者に行って診てもらい、軽い肺炎という診断なので薬を飲んで自宅療養していました。


しかし2週間経っても全然熱が下がりません、何の薬も効きません。

そしたら町医者から緊急連絡が入ったんです、大至急病院まで来いと言うんです。

行くじゃないですか、処置室に隔離されて痰を吐かされ1時間ほど放置されるじゃないですか。


結果が出たんです、結果は結核ですよ結核。

これで丸1ヶ月の隔離入院でした。


次は7年ぶり3度目の入院になるのですが、人間ドック受けたら肺に影があるっていうんです。

肺の影なんてヤバそうじゃないですか、デンジャラスじゃないですか、生命保険とか再確認するじゃないですか。

なので最初に入院していた総合病院へ行ったんです。


そしたら肺がカビてるとか言うじゃないですか。


は?ですよ、は?

普通、肺にカビなんて生えます?

それが生えちゃったみたいなんですよ。


これで手術して肺の一部を切り取るという事態になったのですが、普通は肋骨の間に穴を開けて肺を取り出すので、1時間くらいの手術で終わるらしいんです。

しかし私の場合、最初の入院騒ぎで肺と胸膜が癒着していて、一度引っぺがしてから肺を取る必要があったんです、肋骨も1本丸ごと取り出して再接続するんで手術は半日かかるみたいなんです。

更にですよ、なんで肺がカビたのかというと、肺結核で開いた穴ってカビに対する抵抗力が弱いらしいんですよ。


つまり3度目の入院は今までの集大成だったんです。

ウケる。


そんでこの卯月は完治の望めない患者が集う長期療養型病棟がメイン舞台じゃないですか。

私がカビで入院していた呼吸器科も似たようなもんだったんです。


大体ですね、呼吸器科に入院するなんてのは大概が爺さん婆さんなんですよ。

私が入っていたのは6人部屋なんですが50の私が1番若いんです、皆さん年齢が1周り以上違うんです、病室は見渡す限り爺さんだらけの爺さん畑だったんです。


しかも私のベッドはド真ん中ですよ、寝たきり爺さんに囲まれちゃってますよ。

周囲を飛車角金銀に囲まれて詰み!みたいな。

背後は壁で逃げ場がねえっ!みたいな。


更に病気の爺さんなもんだから一人じゃ何も出来ないんです、ナースコールが24時間鳴りっぱなしなんです、どこかへ行くにも車椅子どころかベッドごとなんです。

一度、隣の爺さんなんか心臓止まって病室が騒然となったんですから。

もう騒々しくて全く眠れませんでしたが、看護師の皆様には感謝しかありません。


そんな私の入院遍歴は以下を参照して下さい。



ほら、もう2000字を超えちゃって感想なんか全然書けなかったじゃないですか。




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