油淋鶏
油淋鶏ですが実はコレ、油淋鶏などではないのです。
油淋鶏が油淋鶏ではないとは面妖でしょうが、元来油淋鶏の油淋とは油が滴るという意味です。
油が滴っちゃう作り方な訳です。
油がシトシトピッチャンの使徒がピッチャンなのです、私はシン・エヴァなど観てはいないのです、時代に取り残されているのです、ジェネレーションのサバイバーなのです。
すなわち油淋鶏とは油で揚げるのではなく、熱した油を回しかけて火を通す料理な訳です。
燃えつきるほどヒートに熱した油をかける事によって皮がサックサクのメリケンサックとなり、鶏肉の皮が北京ダックと似たような食感になる食べ物なのです。
決して単なる揚げた鶏肉に何かの液体をかけただけの食べ物などではありません。
リアルな現実社会であれば漬け汁と共に一晩寝かせた後に1日乾燥させ、熱した油を回しかけ手間暇かけて鍵かけてホームのドアーをロックのロッケンローで完成させます。
これは普通に作ると丸2日はかかる料理なのです。
ソースなどは使わずフライドチキンのように骨付き肉をそのまま手掴みで食べる料理なのです。
翻って、出てきたこの料理は何なのでしょう。
これは単なる鶏の唐揚げネギソースではないですか、竜田揚げに毛が生えたようなもんではないですか、チキンのヘアーもお手入れがルーズではないですか。
そんな事を嫁様に説明すると確実かつ的確にブッ殺されるので油淋鶏は美味しく頂きました。
押すなよ!絶対に押すなよ!!