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【R.O.T. People】笑顔の裏に秘める想い。2022年MVP店長の「これまで」と「これから」

【R.O.T. People】
株式会社ロットには、どんな人がいて、どのような想いを持って働いているのか。一緒に働くメンバーすら知らない情報盛り沢山で、R.O.T.の「人」を紹介します。

【プロフィール】
戸田公園「こばとん屋」「イザカヤ」兼任店長
小野 尚。呼び名「尚」
1988年生まれの35歳。22歳の時にアルバイトとして株式会社ロットへ。社員・店長と合わせ、約10年を魚業態で勤務。その後、2021年10月より「イザカヤ」店長に。2023年春からは「居酒屋 こばとん屋」店長も兼任。

ーー最初に、生まれてからロットに入社するまでの生い立ちを教えてください。

宮城県で生まれて、記憶がないんですけど、2歳ぐらいからもう戸田に。
多分、父親の仕事の関係でこっちに引っ越してきたと思います。
それからずっと戸田にいますね。

小中学校と、落ち着きがない人間でした。
ほんと小学生まで落ち着きがないですね。
授業中もうるさいですし。結構怒られていました。
授業聞かないとか、普通に追い出されたり、廊下に立たされたり。下の学年の授業を受けるとか。先生に机持っていかれたり。
今は絶対ないと思いますが、時代を感じます。笑

友達は多かったと思います。あんまいい表現じゃないですけど、やんちゃが多かったです。
よく言っているんですが、「僕はヤンキーじゃないけど、周りにヤンキーいっぱい」
やんちゃ系・スポーツ系。結構いろんなグループに属していました。
今はだいぶ縮小したけど、繋がりはあります。

小中学校へ行き、高校を中退し、
16歳の時に2,3ヶ月ほどニート生活。
そんな日々を送っていたので、
「そろそろ働かにゃいかん」と思い、
友達の紹介で朝6時から昼まで運送会社の仕分けのバイトをしていました。その後から暇なんで、昼からまた倉庫で弁当の容器を仕分け。多い時は、それから夕方にスーパーでバイトをしていました。

18歳の時に、「ちょっと朝きついな」と思ったんです。
なので、朝をやめ昼も減らしながら、続けたのが居酒屋のバイト。
それが、「僕の飲食のスタート」です。

飲食の道に入った動機は単純

なんか1個バイトを探しててタウンワークを見てたら、チェーン店の居酒屋がオープニングスタッフを募集していたんです。
オープンは1ヶ月後ぐらいだったんですけど、募集してて。
そして、その時の宣材写真が、めっちゃ女の子いっぱいいたんですよ。
もうめっちゃ女の子いっぱいで、「ええやん!!」って。笑

それまで本当におじさん・おじいちゃんとしか働いていてなかったので、若い子と働きたい。
そんな理由で、居酒屋に入ったのが飲食の始まりです。

最初は夕方にスーパーやって、夜10時ぐらいから3時ぐらいまで働いていましたね。居酒屋が楽しかったんで、スーパーをやめて、一本化。
3年ぐらいやって、僕が22とかで、周りの就職っていう時、「正社員にならないか」とお話をいただきました。

偶然の再開が、大きなご縁だった。

そこで、話は一年遡ります。
1年前ぐらいに、北戸田の「じゅうじゅう」にお客さんとして行っていたんですよ。それこそ社長が店長の時です。
それで、その時に出会ったのが「Tさん」。

めちゃめちゃ軽快なトークをしながらお好み焼きを焼く人がいたんです。
「なんか僕見たことあるな」って。
それで、ちょっと話かけてみたんです。
「すいません。○○さんですか?」
そしたら、「そうです」って。

僕と地元が一緒で、Tさんの1個下に少年野球をやっていた兄貴がいて。
僕は、そのとき保育園。
そんな昔から知ってる人なんですけど、
「じゅうじゅう」で十何年ぶりの再会。
そこから行くようになったけど、Tさんが異動。
そのお店には中々行けなかったので、しばらく会わなかった。

次に会ったのが、戸田駅「磯野くん(閉店)」のオープン前日。
そしたら、「俺、明日からここの店長なんだけど、来いよ」って言われて。
「わかりました!ぜひ飲みに行きます」って次の日に行ったら、
「バイトがいねえ、ちょっと手伝えよ」とお話を受け。
ちょっと悩んで。バイト先の先輩に相談してみたり。

数日経って、すでにロットでアルバイトをしていた同級生の栗山(現「串焼き58とん」店長)と飲んだ後、「磯野くん」の上にあったカラオケに行ったんです。
帰りにお店を覗いてみたら、Tさんがいたので挨拶をしに行きました。

その時にも「やっぱ人がいないから、本当やんない?」みたいに言われて。
「週1でいいなら、やります」と答えると、
ピチピチのSサイズの赤Tシャツを着させられました。笑

パツパツでお腹出て。それで爆笑で
「お前、それだったら生3杯取れちゃう。最高だよ」
「マジやろ」みたいな感じで採用。

最初は「マイナスのとこだけ入ります」っていう感じだったですが、どんどんメインの方になっていって。
もう一方の居酒屋に正社員として入社する話もいただいていたので、ちょっとどうしようかなと。

そう悩んでいた時に、「お話しようよ」と人事の方に誘っていただきました。
その時、ちょうど人事の方に電話がかかってきたんですが、話していた内容に衝撃を受けてしまいました。
「地元じゃなくて、地方に飛ばされるかも。。。」
ビビってしまった。怖かったです。
それで、地方は無理だなと思い、お断りをさせていただきました。

その後、Tさんにお話をし、当時社長だった田子さんと3人でお食事をした時に「1週間考えろ。考えて、もしやりたいなら俺に電話してこい」と言われたので、1週間後に電話したら「そうかぁ、じゃあ飯いくぞ」と。
ご飯を食べ、ロットの社員になりました。

つらく長い道を歩いてきたからこそ、伝えられること。

ーー次に、R.O.T.に入社してからのことを教えてください。

最初はアルバイトとして入社し、
社員になる時に研修社員として武蔵浦和の「田子商店(閉店)」へ。
山﨑社長が店長だった全盛期の頃で月1000万売っていた時です。
3ヶ月研修をやって、年末までいましたね。

それから3回異動を経験して、思い出の「磯野くん」で店長にならせていただきました。「磯野くん」で3年半~4年ぐらい店長をやって、北戸田「魚十郎」へ。
そこで降格を経験して、社員として1年間を戸田公園「魚吉鳥吉」で過ごしました。

そして、戸田公園「磯野くん」の店長をやらせていただいた後、「魚吉鳥吉」。今は「イザカヤ」と「こばとん屋」の店長です。

今までで10店舗ぐらい経験しましたね。
毎年人事異動でした。
結構、専門業態やってるんですよ。魚魚魚。
なので、「イザカヤ」に来る時が一番変化が大きかったです。
「ずっと、魚業態多かったんで、チャレンジしてみたいです」と社長にはお話させていただきました。

ーー人事異動を多く経験した中で、「自分自身がここで明らかに変わったな」と印象に残っている店舗はありますか?

2回目の「魚吉鳥吉」の時ですね。
店長を降格して店舗責任者で行った「魚吉鳥吉」。
降格した理由は、自分の行いとチーム崩壊。
チームが作れない。自分の遅刻とかスタッフとの関係性とか。社長の評価で落ちたんです。
1年間、ベテラン店長のもとで「リハビリ」。
ネガティブにならず「うん、やろう」という気持ちがあったので、そこが結構僕の中で大きい。色々経験させてもらいましたし。そこで働き方が変わりました。

ーーどういう風に変わったと感じていますか?
なんかそんな責任を負わされることなかったんですよ、僕。
日々営業してるだけの店長だった。
会社は想いがあって作っても、こういうお店にしたいとかはなかった。
でも、「そういったお店を作り上げるために、やんなきゃ。行動しなきゃいけない」
と、今までなんとなくだったものが、明確になりました。
それこそ、会社から出て外部の方に研修に行かせてもらったりもしましたね。

ーー仕事をしている時にガッツポーズしたくなる瞬間ってありますか?
日々の売り上げ目標を達成した時。
僕の中では「victory」って言葉にしているんですけど。
「売り上げ達成が100%超えた!victory!!」って感じです。笑
今は、そこですかね。
その日入った子たちと一緒に「達成」っていうものを分かち合える瞬間が、一番ガッツポーズをしたくなります。

ーー長い社歴の中で一番悔しかったことはなんですか?
降格したことは「悔しかった」ももちろんありますし、恥ずかしいもあります。
でも、降格してすぐ辞めていった方々いっぱい見てきたんで、
なんか変にそこで「腐りたくないな」って思いはあって。
なんか「すぐ戻るわ」ぐらいの気持ちでした。
「いい経験」を僕はさせていただいたと思ってます。

悔しかったと言えば、僕は戸田公園の「磯野くん」が閉店する時。
ちょうどコロナが流行する前ですけど、結果や業績的になかなか落ちたところにいて。
頑張って上がってたところですけど、経営判断で閉店となったので、そこは結構大きいですね。スタッフも泣いていたり。申し訳ない気持ちでいます。

ーー反対に、今までで一番嬉しかったことは?
「イザカヤ」ですね。
僕自身、新たに新店っていうものをチャレンジさせていただいた。
それこそ、そこで色んな人と出会って、いろんな経験ができたおかげで、僕は昨年の店長MVPという賞をいただけて。

特に、売り上げ目標を大幅に上げたプロジェクトとか。
それを達成できたってことは、やっぱり自分にとってもいい経験だった。「やるぞ」ってなって、実際に達成したっていうのが、やっぱその結果としてはでかいですね。もちろん周りのスタッフがいたからこそですが。

そこまでは、実りある道のりだったと思うかっていうと、
自分の中では「辛く長かった」。

でも、「イザカヤ」を経験したことによって、変化を起こす事に自力がついた。
今までは考えつかなかったことも「こういう風にしよう」って出るようになった。形にする方法を学びました。
「イザカヤ」に入ったおかげで得られた。
それは、ここまで完全に活きています。

それこそ、これも今年新たな僕のチャレンジの年だったなと。
「兼任」っていうことで一歩引いて、今まで先頭きってやってたものを降りて。
下りながら、一緒に働いてくれる部下を統括して。
「行きたいけど、今はやめよう」って任せてみたり。
現場は入らないですけど、何かどれだけ一緒に考えて、作っていくかっていうことを今はしたいですね。
大変だからこそ、楽しいみたいと思います。

ーーそんなあなたの「一番の強み」ってなんだと思いますか?
「サービス力」とか、みんなから見たときに結構思われがちというか。
みんなが思ってることかなと思うけど、
多分「スタッフと関わる力」は僕の強みかもしれないです。チーム作り。

今は2店舗兼任だから、結構大変ですけど。
歳が離れすぎて18,19歳とは話が合わないことがほとんど。
全然、話が合わない!!
ちょっと怒っただけでムッとされるし。(悲しい)
もう嫌われたなって毎回思ってます。笑

でも、なんだかんだ、今までいっぱいそうやって言ってきましたし、スタッフにガンガン言うんですけど、結果最終的についてきてくれた。振り返ってみると意外とついてきてくれて。
卒業しても、お店に来てくれるスタッフもいます。
めちゃくちゃ嬉しいですね。

私の裏テーマ

ーー将来的に「どうなりたい」とかってありますか?
結構、漠然としています。
元々、僕この会社入ったのは「栗山と一緒に店作ろうぜ」なんですよ。
そのために、何かいろいろと勉強できる会社だし。
それで入った結果、すごい現実を見させられたというか。
能力のなさを痛感し。「無理だ、無理だ」と。
一度無理だと諦め、でもそれから「もう一回チャレンジしたいな」って話していたのが、コロナ前です。

もちろん山﨑社長・田子さんにお話させていただいていたんですが、コロナになって、そもそもそんなことを考えられないってなって。
そして、今迷ってます。
お互いの生活環境が変わり、独立っていう選択はないので、このまま飲食をやっていくなら、この会社。
っていうところで、どれだけ自分のキャリアアップが出来るか。
常に、上のポストを視界にいれていきたいです。

でも、どっかに「独立したい」はあるんですよね。
ほんと、どっかにあります。100%中の2%くらいです。笑

ーーでは、あなたにとって「仕事」「笑顔」とは何ですか?

(プロフェッショナル。。。笑)
生きることに必要なこと。
僕は「地域貢献」だとか、そんな大それたことを実は思えていないので、日々仕事していることによって、その結果そうなっていればいいなぐらい。

マジで「生きること」です。
でも、「お前、仕事しなくていいよ」って言われたら、僕は無理。
多分、人と関わっているのが好きなんだと思います。

一人でやるって、きつい。
正直、一人だと仕事できないです。何もしたくなくなる。
だから、一緒に働いてくれる人がいることに感謝しています。

そして、笑顔は「人を気持ちよくさせるもの」
幸せにするもの。
笑顔があるところは、やっぱりハッピーですよね。
なんか自分も幸せだし、それを見た相手も幸せ。
笑顔でい続ける努力はしています。常に笑顔でいたいですからね。

ーー入社してから14年を迎える「R.O.T.」とは、あなたにとって何ですか?

僕にとって、
ロットは「恩返ししなきゃいけない会社」
田子さんに雇っていただいて、お世話になったっていうのもありますけど、やっぱり山﨑社長。

僕は、社長にすごくチャンスをいただいた人間だと思っています。
何かあった時のタイミングで、何かそういうチャンスを与えてくださったりするので、そういう時に選んでくれて上げてくれた人に、ちゃんと返さなきゃっていうのが実はあります。
僕の「裏テーマ」です。

社長に「行け!」と言われれば、どこにでも行きます。
一回「ちょっと待ってください」って言いますけど、絶対に行きます。笑

田子さんは、お父さんというか。「絶対」みたいな。相談するのを、おこがましく感じてしまう存在で、
社長は「すげえ良い兄貴」みたいな存在です。

僕は、どこまでいっても、ロットでは古株。
だから、ロットがこれから頑張るために、
その文化をどんどんどんどん継承していく、継承させていく立場。
「こんな会社なんだぜ、うちの会社は」っていうのをどんどん言っていかなきゃいけない立場なのかなと思います。

文化を知っている・移り変わりを知っている人たちが、どれだけ誰かに伝えていけるかっていうのは、これから重要かなと思うんです。

ーー最後に、もしかしたら一緒に働くかもしれない仲間へメッセージをお願いします。

そうですね。ちゃんと僕が経験しているからこそ言えるのは、
マジでロットは「見捨てない会社」だと思います。
絶対うちの人達は見捨てないし、そんな人がいても必ずチャンスをくれますし。
やりたいこととか、叶えられる瞬間が来る会社だなと思います。
やっぱり、「人」を大事にする会社。

嫌な思いをすることももちろんあると思うんですが、
いっぱいあったんですが、
絶対に見捨てない。

働きやすくて楽しくて、
どっかで気にかけてくれるような人が多いですよ。
もし、人の事で心配しているなら、
心配しなくて大丈夫です。

だから、待ってます。

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