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【R.O.T. People】口下手でも一生懸命な気持ちは相手に届く。青森から上京し8年たった今おもうこと

【R.O.T. People】
株式会社ロットには、どんな人がいて、どのような想いを持って働いているのか。一緒に働くメンバーすら知らない情報盛り沢山で、R.O.T.の「人」を紹介します。

【プロフィール】
北戸田「新鮮魚貝の居酒屋 魚十郎」「やきとん葵」兼任店長
盛 恵。呼び名「めぐ」
1997年生まれの26歳。18歳の時に青森県黒石市から上京し株式会社ロットへ新卒入社。ダイニング、居酒屋業態で勤務。2019年「新鮮魚貝の居酒屋 魚十郎」の店長に。2023年7月からは「やきとん葵」店長も兼任。
趣味は、ビジュアル系バンドのライブに行くこと(直接聞いてくれたら、めちゃめちゃ話します!!)

ーー最初に、生い立ちを教えてください。

青森県黒石市出身です。黒石の中でも、人が歩いていたり交通量があるようなところと、めちゃめちゃ山の中ってところがある。その山の中の方に住んでいました。最寄り駅まで車30分くらい。一回歩いたことあるんですが、2時間かかりましたね。バスとかで通学する時はするんですけど、バスも1時間に1本とか。なんなら、時間帯によって2時間空くとかもある。なんで、「待ってらんねぇな」っていう時に1回だけ雪の中を歩いて後悔しました。
市内には普通科・看護科の高校と商業高校があって、そこじゃない人は隣の弘前市とか違うとこ行くんですけど、その選択は自分にはなかった。商業はちょっと違うなって普通科の高校に進みました。通っていた小学校は閉校してしまいましたね。

小学校の時は、だいたい学校行って戻って、荷物バーン置いて、みんなで遊びに行くぞ!みたいな。海外からの旅行者とかも来るような有名な温泉施設があったり。あと、こけしが有名なんです。こけし館。テレビにも出たりするんですよ!この前は出川哲朗さんが充電旅に来てました!
旅行の人たちが観光するような場所が、うちらの遊び場みたいな感じでしたね。近くの駄菓子屋でお菓子買って、そこに持っていって食べながら話してゲームしたり。謎に駄菓子に貢いでました。
友達は多かったです。みんな小さい頃から一緒だから、必然的に仲良くなりますね。今も繋がりはあるんですが、ほぼみんな地元にいるんですよ。私が地元に帰った時、みんなで集まったりしています。

18歳で青森から埼玉へ

ーーなぜ、青森から埼玉に来ようと思ったかを教えてください。
まず第1にあったのは、「青森を出ないといけない」と思ったんです。
何かっていうと、幼なじみもそうですけど、もう「青森にいる」って決めたからには、30歳を超えてから上京しようとか無理だなという感覚がありました。生活もできあがっちゃっているので。
そこに対する勢いがあるのって、まだ17,18ぐらい時かなと思ったんです。地元にずっといたら「なんか腐っちゃうな」っていうのが自分の中にあって、青森から出ないとってずっと思っていた。田舎ってすごく世界が小さいので、本当にみんな他人の興味ないようなことも知ろうとするんです。「誰が今日どこにいた」とか。結構パーソナルな部分を自分も知らないのに相手は知ってることが多くて、それがすごく嫌ってのが自分の中でありました。青森を出ないとこのまま続くだろうなって。
このタイミングで出なかったら自分は一生出れないんだろうなと思った時に「出る」っていう選択をして、その中から就職先を探しました。関東圏全般で調べてましたね。

普通科の高校で、進学校だったので就職に対しては本当に協力的ではなかった。えげつない勉強量でしたし、友達はほとんどが大学に行きました。でも、高校の時からライブとかで遠征していたので、友達には「行きそうだと思ってた」と言われたんですよ。青森を出る時は夜行バスだったんですが、みんなが待ち伏せしていて見送ってくれました。嬉しかったですね。バスに乗ってから、ちょっと泣きました。

ーー次に、R.O.T.に入社してからのことを教えてください。
2016年の4月に入社して、1年目は戸田公園「RISA!RISA!」。
山﨑社長が店長で、新卒女3人組が配属されました。
リニューアル前のRISA!RISA!は、ずらーっとカウンターがあったんですが、目の前にお客様がいるので話しながらドリンクを作ったりしていた。
人見知りだったので、最初は全然話せなくて、どうすればいいかわかんないところを先輩スタッフにずっと助けてもらってましたね。
お客様とコミュニケーション取るっていう土台を作ったのは間違いなくRISA!RISA!です。

2年目が北戸田「居炉居炉(閉店)」。良くも悪くも初めて自分が「社員」だという自覚が芽生えました。
1年目は、他に社員の方もいましたし、当たり前にスキルも負けるし、アルバイトスタッフもベテランが多かったので、自分はまだまだだと甘えてた1年。2年目になって、自分がしっかりしないといけないんだなって思い始めました。

3年目は武蔵浦和の「串焼き58とん」。その時は営業が忙しい状態を思い出すのに必死でしたね。2年目の1年間でめちゃめちゃ忙しいってなったことが、本当に数少なくて。暇慣れしてしまっていて、最初は大変でした。
そこのギャップにやられましたね。忙しい営業って「自分どうしてたんだっけ?」みたいな。声も通らないんです。なので、まず発声の仕方からやり直しました。

入社4年目からは、ずっと魚十郎。なので、今年で4年になりましたね。

ーー18歳の時から戸田に来て、右も左もわからない状態から今に至りますが、その中で一番きつかったことは?
一番は決められないんですけど、大きく2つあります。
1つは、同期が誰もいなくなったこと・先輩女性社員が辞めてしまったこと。
数少ない女性社員がいなくなっちゃった。自分が相談できる人がいなくなっちゃって「どうしよう」ってなってた時期です。

もう1つは、コロナの時期。
「何をすればいいんだろう?」って。自分たちがやってることを否定されてる感がすごかった。やっちゃいけないみたいな感じで「飲食やらないでください」って。「必要ないのかな?」って思っちゃいました。
自分がやってることと世界が反しているみたいな。「あれ、このままでいいのかな?」って考えてましたね。

ーーそれをどういう風に自分の中で乗り越えてきましたか?
消化方法が変わった気がします。
最初の頃は、もう何もわからないから、とりあえず弱音・愚痴を吐いて消化する感じ。「聞いてくださいよ!」みたいな感じで相談してました。
それは、最初だったからこそ必要な存在だったし必要な期間だったかなと。
今は弱音とか愚痴とか思っても、自分の中で消化する。
「これはこういうことも、こういう一面もあるからしょうがないよね」って。諦めじゃないんですけど、自分の中で消化してストンって終わることが多くなりました。
それが良しかどうかは置いといてですけど、自己解決ができるようになったというよりは、そうするしかなかった。いなくなっちゃったから、そうするしかなくなってしまって。それが癖づいちゃって、そのまま今に至りますね。消化するまでに時間はかかってしまいますけど、それはそれで自分に合っているのかなとも思っています。

ーーどういう時に仕事していて楽しい?やっていて良かったと思いますか?
一番は、営業中です。
お客様が通い続けてくれるっていうことは、満足してくれたから来てくれているんだと思っています。
なので、「また来ちゃったよ」とか、帰る時も「また来るね」って言ってくれたら、自分の中で「やったわ!」って思う。
お客様ありきの自分の仕事でありたいです。

私の仕事は楽しい!!

ーーあなたにとって「笑顔」とは何ですか?
お客様に満足してもらう過程に必要なもの。
スタッフにも言うんですけど、笑顔とか自分がやってることって、お客様に投影されるというか。
お店の店内環境が悪かったら、環境が悪いお客様が来る。
「お店はお客様の鏡」だから、こちらがちゃんとしっかりしたサービスしてれば、それに準じたお客様が来てくれる。というのが、笑顔と一緒かなと思っています。

居酒屋に来て、暗い気持ちになって帰りたい人なんて誰もいなくて。
それぞれ仕事で嫌なことがあったとかもそうですし、逆に今日仕事で成功したから、ちょっと飲み行こうぜっていう人もだろうし、いろんな経緯があると思いますけど、楽しみたいから、お店に来ているはず。
だから、「楽しかったね」で終わらせてあげたい。
それをしたら、また来てもらえると思うから。

「楽しかった」って思ってもらえるためには、お客様が笑顔でいないといけない。「今日めっちゃ楽しいわ」って悲しい気持ちして怒った表情では言わない。ニコニコしながら飲むと思うんです。
なので、そうお客様に笑顔になってもらいたいのであれば、まず自分が笑顔であるべきだと思っています。

ーーでは、あなたにとって「仕事」って何ですか?
んーーー。
むずいっすね。。。
原点に戻りますけど、就活する時に一番の決め手になったことって「自分がそこで働いて楽しいかどうか」だったんですよ。楽しめる自分を想像できるかどうかで就活していました。結局、楽しみながらできてなかったら、今ロットにいない。楽しめているから、ここにいます。
なので、「仕事」って何って言ったら、楽しいこと。楽しいから、やっている。
自分が楽しみながら、お客様に楽しんでもらうものに対価をいただいている。そして、それが自分の生活費になっているぐらいの感覚です。

ーーそんなあなたにとって、R.O.T.とは?
今は長年住んでて愛着湧いてきましたけど、正直それまでは戸田っていう地域に対して「どこだよ」みたいな感じだったんです。
戸田かどうかっていうよりは会社の方針である「食を通じて町を元気に」っていうことは自分の中で、すごくしっくりきています。
結局、やってるだけじゃ自己満じゃないですか。それが、どれだけ影響を与えるかって考えたらちょっとわくわくしますよね。会社のビジョンに対して自分の期待感があります。実際そうできたら、めっちゃいいなと。今は戸田ですけど、こういうのが全国各地にあったらいいなって思います。

ーーちなみに将来どうしたいとかあるの?
一つの選択肢として地元で飲食店をやるっていうのがあったんです。
でも、実家が引っ越したので地元という選択はなくなりました。
戸田に永住するのか分からないですけど、こっちで細々と小さい小料理屋の女将にでもなろうかと今は考えています。

ーー最後です。これから一緒に働いてくれるかもしれない仲間に向けてどんなことを伝えたいですか?
女性に来てほしい!!
でも、何か厳しい言い方になっちゃうけど、女性で「ちょっと飲食やろう」ってぐらいの気持ちだったら多分すぐ辞めてしまうと思うんです。
それなりの覚悟じゃないですけど、飲食に対する想いがある人じゃないと続かない。けど、そこがある人は長く続けていきやすい会社だと思う。

私、正直プライベートほぼ無口なので、人と話すことが好きな人じゃなくても、人見知りな人でも、なんだかんだ割り切っちゃえばいけると思います。

大手チェーン店さんみたいに少し離れた接客じゃなくて、距離感が近い接客だからこその不安ってあるかもしれないけど、意外といけるよっていう。そっちの方がむしろ割り切ってて、オンオフ分けられていいって思ってます。私は、微妙な距離感の方がスイッチ切り替えできなくて公私混同しそう。全然違う自分ってわけじゃないですけど、ちょっとスイッチ切り替えるぐらい。

あんまり話すの得意じゃないから「接客とか難しそう」って思ってても、
人を喜ばせることが好きとか、「喜んでもらいたい」って思う気持ちがあるんだったら、それは絶対お客様に届く。

今もそうなんですけど、言葉をうまく発することが最初の頃は特にできなくて。お客様に単語を並べる海外の方みたいな、すごい拙い感じでコミュニケーション取ってました。
でも、そこで出会った常連様って今でも続いてるんですよ。
わかってくれる人がいる。自分がこういう思いを持って接してるよっていうことが伝わる人には、どんなにコミュニケーションを取るのが苦手でも、想いは通じる。
お客様はわかってくれるから、何とかなると思っています。

気持ちさえあれば、どんな人でも入ってこい!いけるって!

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