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きびしさとはどういうことだろうか ?

根本に相手への想いがあること
根本に相手を信じていること
根本にその陰にはやさしさがあること
根本に相手を見捨てるものではないこと
根本にその思いが無償であること
しかるとは、感情から怒ることではなく、心から怒ることじゃ。
これから怒ろうとするとき、相手に向けられた愛情があるかないかを想いなさい。
なにを想って怒っているのかも相手にはちゃんと伝わっているのじゃ。
どんなに理屈を並べてみても、なにを想っているのかは伝わるものなんじゃ。
気をつけなければいけんぞ。
見えないからと言って油断してはいかん。
伝わっていないと思っているのは、怒っている本人だけなんじゃ。
受け手の感じ方が大切なんじゃよ。

極端な話をするようじゃが、自分の息子が殺人を犯したとしたとする。
感情から怒る親は世間体を気にして、世間一般の公平性を理由に本人を遠ざけようとすらするじゃろう。
心から怒る親はしっかりと罪を償わせますが、むしろ世間を敵に回しても本人を誹謗中傷から守るじゃろう。
しかるとは見放すことではないんじゃ。
そなたが出した体温は、相手にしっかりと伝わっているのじゃ。
そなたが出したきびしさを相手はやさしさといずれ理解するときがくるじゃろう。
見えないものはすべて、すぐには結果がでないことになっているのじゃ。
やさしい覚悟をもって、しかってあげなさい。それが本当のきびしさじゃ。
やさしい覚悟をもって、相手をみちびいてあげなさい。
キロロという好きなアーチストさんの歌に「未来へ」という曲がある。
母のむすめを思う曲じゃが、いい曲じゃのう。