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【100年後の君へ】インデックス積立投資に改めて腹落ちした理由

ロッシーです。

私の現在の投資スタイルはインデックスファンドへの積み立て投資です。投資対象は、いわゆる「オルカン」です。

この投資手法は非常に退屈で静かです。指数ですから、個別株のように倒産して無くなることはありません。淡々と毎月積み立てをするだけです。

さて、この前『Think Clearly』についての書評を書きましたが、本書17章「静かな生活を大事にしよう」は、投資をする人にとって非常に示唆的な内容となっています。ぜひ一読してほしいと思います。

そこに書かれていることは以下のような内容です。

  • あわただしく働いている証券トレーダーと、ネブラスカ州オマハの何もない静かな環境で働くウォーレン・バフェットとの違いは何か?

  • 両者の違いは、投機家投資家の違いである

  • どちらにも勝者と敗者がいるが、大きな成功をおさめている勝者は投資家にしかいない。なぜか?

  • それは費やす時間の長さが異なるからである。

  • そもそも、私達の脳は短期間に一気に状況が変わるような展開を好むようにできている。

  • そのため、何もしないよりは、しているほうを、思案するよりはせっせと働くほうを、ただ待つよりは積極的に動くほうを高く評価してしまう。

  • しかし、長い時間をかけて一貫して何かに取り組んだほうが大きな成功が得られる。複利の力はまさにそれである。

  • つまり、緩慢で退屈そうに見えて時間のかかるプロセスが、もっとも大きな成果を生み出すのである。

  • それは人生も同様であり、人生は静かなほうが生産性が高い

  • バートランド・ラッセル曰く、「偉人達の人生はとても刺激的といえるようなものではない。」つまり、偉人達は得てして静かな生活を送っている。

  • あなたの人生を向上させるには、せわしなく動き回るのを控え、何事にも落ち着いて、長期的に取り組むことだ。

  • チャーリー・マンガーはこう言っている。「何も優秀である必要はない。他の人間よりもほんの少し賢くあればいい。ただし、長い長い期間にわたってね。

いかがでしょうか。

他にも『Think Clearly』には投資家にとって有益な内容が記載されていますが、特にこの17章はそれに該当すると思います。

私はバフェットのような才能はありません。彼ほどの能力があれば、少数の優れた企業の株を大量に保有し、鷹のようにじっと見守ることで、指数よりも大きなリターンをあげることができるでしょう。

しかし、自分にそういった能力がないのであれば、市場の平均的リターンで充分です。だから私はオルカンでいいのです。

もちろん、これからはやはり米国一択だ!とか、日本株のほうが割安だ!、〇〇コインだ!とか、色々な「雑音」が聞こえてくるでしょう。

でも、そんなものは無視です。

今後も世界中の人々は成長し続けたいと努力するでしょうから、必然的にオルカンも上昇するのは間違いありません。だから、長い時間をかけて投資し続ければいいのです。

暴落だって何度もやってくるでしょう。でも、それはそれでしかたありません。暴落したら、安く買える良い機会だと考えればいいのです。

「人生の後半で大暴落が来たらどうする?」

という懸念を持つ人もいるでしょう。

でも、それも気にはなりません。なぜなら、私のオルカンへの投資は、私の代で終わらす予定は全くないからです。私の後は、子供が引き継いで積み立て投資を継続してもらいます。そしてその孫も…

今の積み立ては、私だけではなく、次の世代への積み立てでもあるわけです。だから、時間軸が20年とか30年ではなく、100年単位で考えています

100年間投資しようと思った場合、私はアップルやマイクロソフトなど特定の企業に大量の資金を投じることはできません。その企業が100年後に残っているかどうかなんて分からないからです。

でも、指数であれば100年後は今よりも上昇していることはほぼ間違いないでしょう。だから安心して投資できるのです。

その間、浮き沈みはあるでしょう。でも100年という長い時間軸で考えれば、FRBが利上げ姿勢を継続しそうだ!とか、為替介入で円高になった!とか、直近の出来事なんてどうでもいいことなのです

ゆっくりと時間をかけて、静かに、退屈な投資を継続する。

そのためには、オルカンへの積み立てでいいのだと腹落ちしているわけです。

私の今の積み立てが、いつか子孫への恩恵になってくれればいいなと思います。

「大昔に、投資をして大きな財産を作ってくれたご先祖がいたんだよ。ありがたいね。」

そう思ってくれたら嬉しいですね。

自分のためだけに投資をするよりは、自分のいない未来のために投資をするほうが気分は良いです。

本来、投資というものはそういうものなのではないでしょうか。

自分のためだけに、人はそこまで頑張れないような気がします。

最後までお読みいただきありがとうございます。

Thank you for reading!

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