ロッシー

とらわれないこと、自然であること、自由であること

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  • お金・株式投資・不動産関係の記事

    お金、株式投資、不動産などについての記事をまとめたものです

  • 或る男の話

    或る男の話シリーズをまとめたものです。 普通の記事にするよりも、物語形式にしたほうが伝えやすい場合に書いています。

  • 本の要約、感想、書評

    読んだ本の要約、感想、書評です。

  • ロッシーのつぶやき

    「つぶやき」をまとめました。 記事に書こうとした内容をそぎ落としていくと、「つぶやき」になってしまうことがよくあります。ちなみに、画像は釧路名物の「つぶ焼」です(笑)。

  • 【書評まとめ】コンラッド『闇の奥』

    全部で10記事あるので、ひとつのマガジンにまとめました。

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自分のための言葉集 as of 2024/04/17

ロッシーです。 これまでの人生で、自分が「いいな」と思った様々な言葉をまとめました。 備忘録のようなものですね。 事あるたびに読み返すためnoteに残すことにしました。 自分自身も変化していきますので、それに伴い内容は改定していきます。 継続は力なり 感謝する 良い気分でいる(自分の機嫌は自分でとる) 怒りも喜びも自分の心のあり様次第(反応は自分で選択できる) 自分の感情を観察し見守る。感情は飛んできては去っていく鳥のようなもの。 現状をまず受け「とめる」

    • 【100年後の君へ】インデックス積立投資に改めて腹落ちした理由

      ロッシーです。 私の現在の投資スタイルはインデックスファンドへの積み立て投資です。投資対象は、いわゆる「オルカン」です。 この投資手法は非常に退屈で静かです。指数ですから、個別株のように倒産して無くなることはありません。淡々と毎月積み立てをするだけです。 さて、この前『Think Clearly』についての書評を書きましたが、本書17章「静かな生活を大事にしよう」は、投資をする人にとって非常に示唆的な内容となっています。ぜひ一読してほしいと思います。 そこに書かれてい

      • FIREした男の話

        今日、男はFIREすることにした。 男の銀行口座には、500万円ほどの残高があり、証券口座には評価額1億5000万円ほどの投資信託があった。 男は一人暮らしの42歳。 残りの寿命を仮に多めに50年間と考えると、家賃や生活費で必要なのは多めに見積もって月額30万円で、年間360万円が必要になる。これにさらに余裕を見て400万円と仮定する。 400万円×50年間だと2億円が必要になるので、あと5000万円ほどあれば望ましい。本来は現在価値に割り引くのでそこまでなくても良い

        • 【書評】ロルフ・ドベリ『Think Clearly』で思考の道具箱を手に入れる

          ロッシーです。 『Think Clearly』を読みました。 この本は評判どおり素晴らしい内容でした! こういった類の本はこれまでに色々と読んできましたが「もうこの本で充分だな」と私は思いました。 それくらい私にとっては良書でしたので、一冊買って家に置いています。 本書は様々な『思考の道具箱』を記載したものです。つまり、あくまでも道具を記載したものだということです。 そして、それらの道具は最新の心理学研究、ストア主義、バリュー投資家の思考という素材から成り立ってい

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        自分のための言葉集 as of 2024/04/17

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          【為替介入裏物語】 「神田財務官、ちょっといいかね?」 「はっ!」 「ワシはGWに海外旅行でハワイに行くんだが、こう円安だとなぁ…そこんとこよろしく頼む。」 「承知いたしました!」 ➜円相場、1時間で4円急騰

          【為替介入裏物語】 「神田財務官、ちょっといいかね?」 「はっ!」 「ワシはGWに海外旅行でハワイに行くんだが、こう円安だとなぁ…そこんとこよろしく頼む。」 「承知いたしました!」 ➜円相場、1時間で4円急騰

          見つめる男の話

          「おい!なんだこの資料は!」 静かなオフィスに不機嫌な声がこだまする。 課長は眉間に皺を寄せながら男に言った。 「この資料、ページ番号が抜けているだろ!中途入社だろうがなんだろうが、きちんと仕事してくれよ!」 「承知いたしました。」と静かに男は言った。 数分後、課長は男からのメールを受信した。 「課長、さきほどの資料の修正版をお送りいたしましたのでご確認をお願いいたします。」 課長は添付ファイルをチェックすると、再び男のほうを向いて言った。 「おい!数字は千円

          見つめる男の話

          【書評】スタインベックの短編『朝めし』に人生で大事なことが書かれている

          ロッシーです。 スタインベック短編集の中の『朝めし』という短編を読みました。 この『朝めし』は、文庫でたった5ページの短編です。 ですので、読むのは本当に朝飯前です(笑)。 『朝めし』はスタインベックの短編の中でも非常に評価が高いようで、アマゾンレビューでも「朝めし」に好意的なコメントが多かったです。 そんなに評価が高いのなら・・・ということで早速読みましたが・・・ いや~いい話でした! 読むと朝めしが食べたくなる、そんなお話でした。原題はBreakfastです

          【書評】スタインベックの短編『朝めし』に人生で大事なことが書かれている

          基本たいていのことはどうでもいい

          ロッシーです。 たいていのことはどうでもいいことです。 「どうでもいい」という投げやりな表現が嫌な方は、「取るに足らない」と読み替えてください。 この前知人から聞いた話ですが、同僚が仕事のことで悩んで出社できなくなってしまったとのこと。メンタルをやられてしまったようです。 私はそういう話を聞いても、気の毒だ、可哀そう、という感情をあまり抱くことはないんですよね。 「なんでそこまで仕事のことで悩めるんだろう?」と逆に興味が湧いてきてしまうのです。 そりゃ、私だって仕

          基本たいていのことはどうでもいい

          【厳選】何度もスロー・リーディングしたい10冊 as of 2024.04.16

          ロッシーです。 平野啓一郎『本の読み方』では、速読ではなく遅読、つまり「スロー・リーディング」の大切さを述べています。 私も本は沢山読みますが、じっくり読むことは大事だと思います。ただし全ての本がスロー・リーディングの対象になるのか?というとそうではないと思います。 その作品自体に深みがあり、再読すると違った面白さがある!と思えるものでないとスロー・リーディングに値しないと思うからです。 というわけで、個人的にスロー・リーディングしたい本を10冊ピックアップしてみまし

          【厳選】何度もスロー・リーディングしたい10冊 as of 2024.04.16

          汝決して言い返すことなかれ

          ロッシーです。 仕事をしていると、色々と不愉快なことを言われることがありますよね。 そういうときに私自身が心がけていることは、 「絶対に言い返さないこと!」です。 もちろん私も人間ですから瞬間的に「ムカっ!」となりますよ。 でも、言い返すことだけはしないようにしています。 仮にこちらの言い分が100%正しかったとしても、相手は決してそれを認めませんからね。 人間というものはそういう生き物なのだ、というのがこれまで生きてきた私の認識です(間違ってたらすみません)。

          汝決して言い返すことなかれ

          【書評】最強の消極的主人公降臨!メルヴィルの短編『書記バートルビー』

          ロッシーです。 メルヴィルの『書記バートルビー』を読みました。 日本のサラリーマンのやる気は低いいきなりですが、従業員のエンゲージメント調査で、日本企業は145か国中でなんと「最下位」です。つまり、それだけやる気がないということです。 そんな状況でも仕事は続けないと生活できませんよね。ではどうするか? ヤフーニュースに「静かな退職」を選ぶ若者が増えているという記事がありました。やりがいやキャリアアップは求めずに、決められた仕事を淡々とこなすという働き方です。 それも

          【書評】最強の消極的主人公降臨!メルヴィルの短編『書記バートルビー』

          【書評】小室直樹『三島由紀夫が復活する』を読んだら『豊饒の海』がより理解できた

          ロッシーです。 最近、小室直樹氏がマイブームです。 どの著作も面白いんですよね。 宗教、思想、日本人、資本主義、憲法、社会学、天皇、経済、官僚制・・・などなど、ここまて多種多様なテーマを縦横無尽に語ることのできる人はいないと思います。 そんな小室直樹氏の著作に『三島由紀夫が復活する』というものがあったので読んでみました。 以前、三島由紀夫の『豊饒の海』について記事にしましたが、それ以来この作品の意味が理解できないもどかしさがありました(特にラスト部分)。 小室直樹

          【書評】小室直樹『三島由紀夫が復活する』を読んだら『豊饒の海』がより理解できた

          【書評】ゾラ『居酒屋』はしんどかった

          ロッシーです。 ゾラの『居酒屋』に挑戦するも、2度目の撤退となりました。 先日のゾラの短編の書評で「今度こそ読みます!」宣言したのですが、やっぱり駄目でした(笑)。 やっぱりしんどい『居酒屋』は文庫1冊なので、分量的には強敵ではありません。プルーストの『失われた時を求めて』のようなモンスター小説に比べたらほぼザコキャラです。 ということで再度挑戦したのですが、やはり前回と同様に読み進めるのがしんどい・・・。ページに文字びっしりで空白が全然ないのも滅入る・・・なんなんだ

          【書評】ゾラ『居酒屋』はしんどかった

          【書評】『小室直樹の中国原論』は中国の解像度を爆上げしてくれる本

          ロッシーです。 『小室直樹の中国原論』を読みました。 という文言につられて読みました(笑)。 中国の解像度を上げる本いや~これは面白い! 読めば中国についての解像度が間違いなく上がります。 特に、仕事で中国ビジネスに関わっている方は必読ではないでしょうか。 本書は1996年4月に初版が刊行されました。今から約30年前の本ですが、あなどるなかれ。中国「原論」というだけあり、時代に関係なく活用が可能な知見がてんこ盛りです。 巷にある「なんちゃって中国論」的な本を読む

          【書評】『小室直樹の中国原論』は中国の解像度を爆上げしてくれる本

          【書評】ゾラ『オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家』ゾラは短編が面白い!

          ロッシーです。 今回の書評は、エミール・ゾラの『ナンタス』という短編です。 この短編は、光文社古典新訳文庫の『オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家』というゾラの短編集に収められています。 全部で5つの短編がありますが、その中でも私が一番面白かったのは『ナンタス』でした。 『ナンタス』はバルザックの『ゴリオ爺さん』を意識して書かれおり、その続編的作品として読むこともできる思います。おそらくゾラもそれを念頭に書いたのではないかと勝手に想像します。 『ゴリオ爺さん』では、

          【書評】ゾラ『オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家』ゾラは短編が面白い!

          【書評】三島由紀夫『豊饒の海』を読んだら阿頼耶識について知りたくなった

          ロッシーです。 以前、三島由紀夫の『豊饒の海』の書評を記事にしました。 第3巻『暁の寺』では、唯識思想に関する記載が出てきます。 「ん?阿頼耶識(あらやしき)?なんじゃそりゃ?」 というレベルの知識しかなかったので、ワケが分かりませんでした(それでも面白く読めたのは、さすが三島由紀夫の筆力!と思います)。 ただ、もっとこの唯識思想、阿頼耶識について理解できていれば、より深く『豊饒の海』を味わうことができたのだろうなぁという思いはありました。 ということで、まずは新

          【書評】三島由紀夫『豊饒の海』を読んだら阿頼耶識について知りたくなった