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”やりたいこと” で もがいて

大学時代に2つのキッカケを得た僕は途中で片方を手放した。それでももう片方はいつも心の中にあった。もう片方を突き詰めると手放したものを実現できる自分になっていた。実現できる自分になったとき、それを求める自分はいなかった。



高校まではテキトーにサッカーをして生きていた

高校まで勉強に全く興味がなかったが順位がテスト後に知らされるようになり勉強のモチベーションが上がった

高校卒業後は就職するつもりだったが

勉強が好きになったことで大学への道が開いた



大学1, 2年生はとにかく単位を取ることに必死だった

通学時間に往復4時間かかった

始めはスマホゲームに浪費していたが、

いつしかKindleを楽しむ時間になっていた



大学3年時は色々と経験した

就活時に希望しない会社で「竹を割ったような性格」と言われた
そのときは意味がわからなかったが
第一希望の一次面接で内定がもらえたので"竹を割ったような性格"が伝わったのかもしれない


アンテロープキャニオンの中

特にグランドキャニオンに行った経験が大きかった
アメリカで2つのことを考えるキッカケを得た

①世界遺産に全部行きたい
②生き生きした世の中にしたい


大学4年時は世界遺産に全部行くために、
英語の勉強、
プログラミングの勉強、
お金の勉強を始めた


タイミングよくFPとして活動を始めた

金融商品を売ることはあまり好きではなかった

それよりも夢ややりたいことを聞くことが好きだった

やりたいことがなければ一緒に考えた


とある経営者に"世界遺産に全部行きたい"ことを伝えた
「本当に行きたいやつは既に行っている」と言われた
そのとき僕は東京にいた

僕は"本当に行きたいヤツ"ではないのだと思った


いろいろ考えた


世界遺産に全部行ったあとの自分になりきってみた


そこにいたのは"ただ世界遺産に全部行ったヤツ"だった

誰の役にもたっていないただの自己満野郎だった


その時僕は誰かの役にたちたいことに気がついた


幼少期を思い出すと自分よりも年下の子の世話をすることが好きだった

たまたま誘われたバイトで小学生の自然教室のお手伝いを島ですることになった

そのときの思い出は今でも忘れない
(今のアイコンはそのときに子供に撮ってもらったもの)

充実感に溢れた日々だった



僕は目の前の人の役に立ちたいと気がついた


それでも就職辞退はできなかった




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入社式で植松努さんの講演を聞き、
この会社に自分の未来はないと悟る

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配属先から近いということで連れて行ってもらった
長岡花火のスーパーフェニックスは今でも目に焼き付いている



雨風雪太陽にさらされる日々が始まった

天気の悪い日の仕事は最悪だ

残業になったらダブルパンチだ

朝早く来ているからそもそも残業だ



リュック一つでシドニーを歩きまくった


なんとか休日を寄せ集め、外の世界を求めてオーストラリアに行った

海外に行けば何か現実が変わることを期待していたのかもしれない


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コーチングを知り、
コーチングを受け始める

転職を決意する

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終わりを告げるときがきた


目の前の人の役に立つために決意した





東京の街並み

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東京も東京、

渋谷二駅の大都会にド田舎から引っ越してきた

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新しいチャレンジだ


プログラミングを教えることになった

実はプログラミングは挫折済みだ


転職してモチベーションは高かったがプログラミング学習はそこまで好きではなかった


半年で社内1の成績を残せた


"一番活躍しているメンターはプログラミングが一番できる人ではない"
知ったからだ


プログラミングはできないけれど、
"一番プログラミングを教えることが上手い人"にはなれた


このときに環境の大切さを知った


すべてが上向きに進んでいた


それでも終わりは来る


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この会社では着実にステップを前に進めている感覚を得られた

  • 輪読会主催(6, 7名集まった)

  • コーチトレ実施(20名に)

  • 一日一冊読書

  • コーチング提供(30名以上に)

  • ビジコンに参加(ビジネスにあまり興味がないことを知れた)

  • メンターとして表彰(苦手意識があることでもやり方次第で変わる体験)

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伊勢志摩スカイラインで撮ったお気に入りの一枚


新しい冒険の始まり


次なる冒険が始まった


PCとの対話には飽き飽きしていた

僕には刺激が足りなかった

いわゆるリモート病的なやつだ


いつも何かが欠けている気分だった

キャンプを始めてみたが埋まらなかった


バイクが自分には必要なのかもしれないと思った

バイクに乗って北海道を一周したことや

色々な場所にツーリングに行った記憶が蘇ってきた


横浜のバイクをオンラインで即決するのにそこまでの時間は必要なかった

自分にとって希望だったから


それでも、それだけではまだ欠けていた


僕は刺激を求めて日本一周をはじめた

バイクで日本中を走り回った

冬は沖縄で越すときめていた


そんな沖縄の冬(サンダル)でいつも通り散歩していると、

"生き生きした世の中にしたい"って抽象的だよな〜

と我ながら思った


"生き生きした世の中にしたい"って

"生きたいように生きる人を増やす"ってことなのかな〜と考えた


てことは自分がすることは、

"キッカケをつくる"ことなんだな〜と決めた



***



大学時代に2つのキッカケを得た僕は途中で片方を手放した。それでももう片方はいつも心の中にあった。もう片方を突き詰めると手放したものを実現できる自分になっていた。実現できる自分になったとき、それを求める自分はいなかった。


解説:僕はアメリカで①世界遺産に全部行きたい②生き生きした世の中にしたいという目標を手にした。①は経営者に「本当に行きたいやつは既に行っている」と言われたことや日々話したり考えたりする中で自己満で終わると思い手放した。②はいつも心にあった。2回転職をするときも、海外に旅に行くときも常に大切にしていた。②は4年の年月をかけて、イキイキした世の中にする生きたいように生きる人を増やすキッカケを作る へと形を変えた。その時僕は日本中で仕事をしていた。自分が望めば①も達成できるはずだ。それも今の僕に①は必要なかった。なぜなら僕には今があるから。

このストーリーの中で大切なことは2つ。やりたいことを見つけたことやりたくないことを体験したこと。やりたいことは①世界遺産に全部行きたい②生き生きした世の中にしたいの2つで一読すればば誰もがわかったはず。やりたくないことは建設業で経験した①悪天候でも外で仕事をすること②長時間労働③付き合い*、一回目転職後の④満員電車*⑤大都会*、二回目転職後の⑥刺激のない生活⑦同じ日々の繰り返しである。やりたいことだけをしていたら今の自分はいない。過程でやりたくないことを経験してやりたくないと心から思えたから今の自分がある。
(*このストーリーには出てきていない)



人生は天職を見つける旅である


そう考えるとすべてのことに意味があり、
"今"していることにヒントが隠されている



やりたいことを見つけるためにやってよかったこと

本当の自己分析をする

就職のときにしていた自己分析は建設業界に就職するためのものだった。もっと正確に言うと第一志望に合格するために必要な材料集めに過ぎなかった。
いつ始めても遅くない、自分の自己分析を真正面からすると良い。

迷ったらとりあえずやってみると決めておく

やりたいくないことで迷うことはない。裏を返すと迷っていることは少しやりたいけど、不安があることなのである。
本心はやりたい、でも。と言いたくなっているのである。
じゃあ迷ったらやると決めておけば不安などに惑わさることはない。
不安があってもどのようにやるかを次に考えれば良いのだから。

小さなやりたいことをやってみる・人を巻き込んで見る

迷ったらやると要領は同じであるが、個人だけではどうしても難しいこともあるかもしれない。そんなときは周りを巻き込めば良い。
本を読むことを習慣化したければ、輪読会を設定すればその日までに本を読んでおく必要がある。
〇〇をすると仲間に宣言しておけばやる理由ができる。
こんな風に周りの人と一緒にできないか考えて見て少しずつできることを増やしていく。

自分の声に耳を傾けること

自己分析をしてやりたいと思うことをやっているつもりでもできていないことはたくさんあるはずだ。まだまだできると自分にムチを打つかもしれない。
どんなときでも自分の心の声に耳を傾ける姿勢を持って置くこと。
一度好きなこと、やりたいことが決まれば終わりではない、見つかってからがスタートだし、年を取れば変わっていって当たり前なのである。
そのときに柔軟に対応していくために、いつも自分の声には敏感になっておく必要がある。


このストーリーで学んだこと

すべての点に意味がある

大学時代に学んだプログラミング、英語、お金のことは未来で活かされている。お金の知識はすぐにFPとして経験に変換でき、夢と向き合うキッカケになり、コーチングを初めて実践した経験になった。プログラミングは挫折したが今では仕事になっている。
今、なんのためにやっているかわからないかもしれないが、この点は将来線を引くために必要だと考えることもできる。

嫌だと思ったことを忘れない

一度嫌だと思っても良いことで上書きされる。
そしてまた嫌なことが起きる。こんな経験ないだろうか?
だから僕は一度心から嫌だと思ったことはやらないことと決めた。

これが僕の嫌なこと=やらないことリスト
今では一つもやっていない

①悪天候でも外で仕事をすること
②長時間労働
③付き合い
④満員電車
⑤大都会
⑥刺激のない生活
⑦同じ日々の繰り返し

自分が何者であるかを決める

自分が思う人生に概ね比例する。
孫さんのこんなニュアンスの言葉を聞いたときに自分は納得した。

コーチになるときに”生き方コーチ”を心に決めた。

これはコーチングをするときだけコーチとして振る舞うのではなく、いついかなるときもコーチとしての自覚を持って生きるということだ。

簡単なことではないかもしれないが、多くの人から信頼してもらえていると思うことができるのでやって良かったと思っている。

自分が何者になり、周りからどういう存在だと思われたいか考えてみると良い。

時間をかけて変えていく

短時間で得たものはすぐに失う。
時間をかけて得たものは失わない。

筋肉も同じだし、習慣も、知識も同じ。

いきなり2時間早起きしようとするのは無謀だし、それは続かくて当たり前なのである。
何かを変えるには時間が必要ですぐに変わることには疑いの目を持っておく。
そうすると自分にも周りにも過度な期待をしなくて良くなる。

現状の外側にゴール設定をする

自分でKPIを2倍に設定してみるとこれまでにやってきたやり方では全て通用せず、全く違った視点から考え直す必要が出てきた。

これまでの延長線上のゴールは変わらない前提で考えてします。
でも、今の状態に満足していないのであれば、現状の外にゴールを設定して、今ある固定観念から考え直す必要がある。

同じ本を7回読む

散々本を読んで来て気づいたことがある。
多くの本で伝えられているメッセージは共通している。
それを著者ごとのメッセージや言葉に書き換えられているだけなのである(もちろんそうじゃない本もたくさんある)
そうならば自分と波長の合う本を会得するほど読み倒してみてはどうだろうか?
何回も読んでいると前は気づかなかったポイントで新しい学びが得られることがたくさんある。自分の成長と共に理解できる範囲が広がっていくのだと思う。

旅に出たくなるときは今に満足できていないとき

これまでは世界にとても関心があった。
でもあるときから海外に行きたい欲がなくなっていることに気がついた。

海外に行きたいと思っていたことは現状に不満があった(一社目のとき)
海外に行けば何か経験して、帰ってきたら何かが変わっていることに期待していたのかもしれない。でもそんなことは起きない。でもそれには気がつけない。

今に満足できてないと外側に刺激を求めてしまうのだ。

この日本一周を始めたときもそう。

今は旅の途中だからか、全く海外に行きたいという欲が出てこなくなった。
何か旅をしたくなったら今に満足できていないんだなと思ったら良いかもしれない。
今を大切にすればその問題は解決するかもしれない。

今は思っている以上に大切である。


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話してみたいと思っていただけた方へ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

もし、今やりたいことが見つからなかったり、
モヤモヤでもがいていたら力になれます。



今回使ったマインドマップ

noteに表現できていない細部まで見れます


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